プロに教わるデッドニング講習⑫-3

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スペアタイヤハウスのデッドニング方法（制振と防音対策）╱後編

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スペアタイヤハウスの制振と防音対策をプロに教わるデッドニング講習・後編。スペアタイヤハウスの底面は、円形で凹凸あり。この面に対しての、制振材および吸音材の貼り方のコツとは？

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  「スペアタイヤハウスのデッドニング方法」の続き。

  ●レポーター：イルミちゃん

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  今回は、スペアタイヤハウスの底面に制振材を貼ります。

  ●アドバイザー：カーデン 佐伯研究員

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  円形の大きい制振材をバーンっと貼れればいいけど、そんな都合のいいものはないし。

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  モデル車のスペアタイヤハウス底面は半円形状（カマボコ形状）なので、まずはアールの一番キツいところにこのような細長く切った制振材を当てて……


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  底面に対してローラーで圧着させてしまいます。


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  あれ？ 型も取らずに制振材を貼り出したぞ…？

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  そのあとで、折り目をガイドにして、不要な部分を切り取ればいいですね。

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  ナルホド。これを繰り返していくんだ。

2本目


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  でもずっと細く貼っていく必要はなさそうです。

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  それはなぜ？

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  車の後端に近づくほど直線っぽい形状になっているので、後部は大きめの幅で切り出して、まとめて貼ります。


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  一気に埋まりました。残るは中央付近のみ！

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  このあたりもカーブが比較的ゆるやかなので、カンタンですね。ほぼ四角い制振材をそのまま貼れます。


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  反対側も同じです。


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  フロアから続いてきての、ラゲッジデッドニングの終わりが見えた…！

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  あ。まだ余った端材があるので、出っ張り周囲も貼っておこう。


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  ……。ほんと全面貼りじゃないと気が済まないのね。

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  前回の貼り方と今回の貼り方の組み合わせで、スペアタイヤハウス周辺もこのように全面貼りできました。

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  これは効きそう。

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  あと、ラゲッジルームデッドニングをするときは、バックドア側の鉄板にも制振材を貼りましょう。


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  ここでまた、パズルを始める佐伯研究員……。


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  ここでも制振材を細かく切り出して、配線などをよけながら、貼っていきます。


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  ということで、リアシート下からラゲッジルームにかけて、制振材をほぼほぼ全面貼りしました～。


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  これで終わり？

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  いいえ。まだ終わりではありませんよ。

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  ……？

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  フロアデッドニングでやったのと同じように、吸音・断熱効果のある素材を、制振材の上から重ねて貼ります。


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  あ～！
  ノイズレスラグを忘れていた。

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  といっても、貼り方はフロアデッドニングのときと同じです。


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  ノイズレスラグは、制振材ほど細かく貼らなくてもいいでしょう。鉄板のビビリ防止ではないので。

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  今回の貼り方例でいうと、吸音・断熱材の重ね方はこんな感じ。


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  これでラゲッジルームのデッドニングが完成しました。

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  ちなみに今回のラゲッジルームデッドニングを、カーデンに頼んだら費用はいくら位かかるのでしょうか？

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  リアフロア～ラゲッジルームまでの施工だとして、今回のようなコンパクトカーサイズで、4万4000円位～（※部材や車種にもよって変動する）の設定ですね。

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  フロアからラゲッジルームまでフルで施工すれば10万円を超えてくるよ～ぐらいのイメージですね。