ウーファー導入ガイド╱第3回

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サブウーファー（チューンナップウーファー）取り付け時の、「配線方法」の知識

サブウーファーの取り付けで、配線はどこに・どのようにつなぐのか？ 純正ナビにサブウーファーを付けようとしても、サブウーファーを直接つなぐ端子などはないので難しく感じるが、初心者でもわかるように順を追って解説していく。

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  「チューンナップウーファーのおすすめは…？」の続き。具体的に、サブウーファーの配線方法を教わります。

  ●レポーター：イルミちゃん

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  ここでは、アンプを内蔵しているチューンナップウーファーを例に説明していきましょう。

  ●アドバイザー：カーデン 佐伯研究員



✔ここで使っているモデルは、Amazonでも販売されているカロッツェリア・TS-WX130DA

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  サブウーファーの追加は、どこにどう配線すればいいのか？

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  まずは、現状のオーディオが純正デッキ（純正ナビ）なのか、社外デッキ（市販ナビ等）なのかで変わってきます。

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  ふむ。
  それによって付け方が変わる。

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  そうですね。純正ナビにサブウーファーを取り付ける場合は、サブウーファーを直接つなぐ端子などはありません。

ナビ側（デッキ側）につなぐ端子などない


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  純正は、そんなの追加する想定じゃないんだ。

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  そうですね。
  この場合は「純正のスピーカーラインからサブウーファー用の信号を取り出す」作業が必要になります。

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  なんのこと？？？

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  ようするに、純正ナビからフロントスピーカーにつながっているスピーカーケーブルを分岐させて、サブウーファー側にも流すんです。

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  スピーカーの配線を分岐させるんだ。

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  そうです。

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  ……でもそれだと、低音以外の音も、サブウーファーから出たりしないの？

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  そこはチューンナップウーファー側でうまくやってくれるから大丈夫です。どのみち低音域しか出せません。

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  なるほどね。じゃあ、純正ナビと純正スピーカーの間ならどこから取ってもいいんですね。

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  う～ん。
  どこからでも、と言いってしまうと語弊がありますね。

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  と言うと？

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  ツイーター配線からの分岐だと、すでにツイーター用の高音域の信号しか流れていないので、ダメです。


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  あー。

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  以前に、フロントスピーカー取り付けを解説したときに、パッシブネットワークについて勉強しましたよね。

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  ツイーターの信号とミッドレンジ（ドアスピーカー）の信号を分けているやつ。



✔「パッシブネットワークとは？」参照。

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  フロントスピーカーの配線の途中には、パッシブネットワークが付いています。

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  パッシブネットワークを経由したあとのツイーター配線からでは、サブウーファー用の信号は取れません。

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  そういうことね。

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  基本的にはデッキ裏（ナビ裏）で作業するので、パッシブネットワークに入る前のスピーカー配線を分岐させることになりますから、あまり心配はいりませんけどね。

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  では、具体的にはどうやってサブウーファーの信号を取り出すのか？

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  通常のやり方を説明すると、純正スピーカーの配線をいったん切って、サブウーファーの配線を割り込ませる作業になります。

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  純正スピーカーの配線を切る？

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  普通はそうです。

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  切らないで、エレクトロタップで分岐させるのはダメなの？

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  う～ん、ダメではないですけど、エレクトロタップは使い方を間違うと接触不良を起こしやすいので、ここではギボシ端子を使うのがオススメ。

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  ギボシ端子で分岐できるの？

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  チューンナップウーファー側の配線は、こういうギボシ端子付きの状態（↓）になっていることが多いんですよ。


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  ああ、なるほど。
  純正スピーカーの配線に割り込ませる、準備ができているんだ。

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  ハイ。だから、あとは純正スピーカー線を切って、ナビ側とスピーカー側に分かれた線のそれぞれにギボシ端子を付けてつなげばいいんです。

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  ふむ。そこまで準備してあるなら、純正配線を切りますか。あんまり切りたくないけど。

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  あ。
  「純正配線を切りたくない派」ですか？

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  まあ、できれば切りたくないのが普通だと思いますけど、この場合は、サブウーファー側のギボシ配線に合わせるしかないですよね。

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  いや、そういう場合は、配線を切らないでサブウーファーを割り込ませる方法もありますよ。

サブウーファー取り付けで、純正の配線を切る・傷付けるのがイヤな人には、このアイテムが便利




詳細はAmazonのビートソニック・BH8参照。

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  トヨタのディーラーオプションナビ（一般的な10ピン＆6ピン仕様）のみに限られてしまいますが、このBH8を純正ナビ裏に割り込ませることで、スピーカー信号が取り出せます。


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  おお、ナルホド。

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  リアスピーカーの増設などにも使えますが、サブウーファー用の信号としても使えます。

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  トヨタ車の人は要チェックですね。

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  こういう部品を使わない限りは、純正スピーカー配線の切断が必要になりますね。

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  純正ナビの場合は……ってことは、社外ナビなら、切らなくていいの？

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  社外ナビ・社外デッキが付いている車であれば、もともとサブウーファー用の出力端子（サブウーファーアウト）が付いていることが多いんですよ。

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  あ～、そういうことか。

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  その場合は、スピーカー信号ではなくて、RCA出力になっているのが普通ですので、RCAケーブルでチューンナップウーファー側とつなげます。



✔ 社外ナビ側の出力が1本のみだった場合は、赤・白（ステレオ）に分岐させるRCAケーブルを用意して、サブウーファー側の赤・白とつなぐ。

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  ただ、社外デッキの場合でも設定は必要だったりします。

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  と言うと？

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  オーディオの設定項目の中に、サブウーファー出力のオンオフを切り替える設定があります。それをオンにしないと、サブーファー出力（RCA出力）から信号が出なかったりするので。

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  忘れると「つないだのに、低音が出ないよ～」ってなるんですね。

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  ハイ。フロントスピーカー配線から分岐で取り出す場合は、フロントスピーカーが鳴っている時点でサブウーファーも鳴るので、何も設定しなくていいんですが。

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  なるほど。

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  なお、サブウーファー（チューンナップウーファー）側には、RCA入力とスピーカーライン入力の2系統が備わっていて、どちらでも対応できるのが普通ですね。

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  どっちを使うかは、ナビ次第か。

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  そういうことです。RCAでつなげる場合は、RCAでつなぐほうがいいですね。社外ナビが付いているのにスピーカー配線から信号を取る、ということは基本的にしません。

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  サブウーファー用の信号を取るのは、けっこうカンタンそうです。

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  あとは、電源ですね。