ウーファー導入ガイド╱第6回

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サブウーファー取り付け方法②╱純正ナビとの配線接続はどうやるの？

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サブウーファーを、効率よく取り付ける方法の続き。今回はカーナビを外して、ナビとチューンナップウーファーをつなぐ配線の工程だが、ここでは純正ナビに接続するときの方法を解説する。

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  「サブウーファー取り付け方法①╱まずは車内の設置場所を決める」の続き。

  ●レポーター：イルミちゃん

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  特にルールではありませんが、下記の順番だと、効率よくサブウーファー（チューンナップウーファー）取り付けが進められます。

  ●アドバイザー：カーデン 佐伯研究員

サブウーファー取り付けのおすすめ手順

① サブウーファーの設置場所を決める

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② カーナビを外す

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③ ナビ裏のスピーカーライン取り出し準備

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④ シートを外す（ボルトを外して浮かせる）

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⑤ フロアをめくる

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⑥ スピーカーラインとACC電源を取る

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⑦ コントローラーの設置

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⑧ バッテリー直結で電源を取る

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※今回の記事では、②と③のやり方を解説。

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  前回、設置場所をシート下に決めたので、カーナビを外しましょう。

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  なお、今回のモデル車は純正ナビなので、純正ナビに社外のサブウーファーを接続する、ということです。


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  まずはナビ周りのパネルを外します。


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  カーナビ本体は4本のネジで固定されています。


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  ネジが取れたら、引っ張るだけですね。

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  そうなんですが、周囲にぶつけて傷を付けないよう、そっと引き出してきます。


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  カーナビ裏には、いっぱい配線がつながっていますが……全部外すんでしょうか？

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  その必要はないけれど、配線がつながったままだとパネル周辺までしか引き出せませんから、毛布などを用意しましょう。

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  毛布？
  まさかいきなり昼寝する気ですか？

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  配線作業中にパネル周りに接触して傷付けないよう、間に挟むわけですね。


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  なるほど。
  これで配線をつなげたまま、作業ができる。

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  次は、純正ナビとサブウーファーの配線方法を解説します。

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  さて、サブウーファーと純正ナビの配線接続とは、どんな作業なのか？

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  それはようするに、「純正のスピーカーラインからサブウーファー用の信号を取り出す」作業です。



✔ 基本的な概念は「サブウーファー（チューンナップウーファー）取り付け時の〈配線方法〉の知識」参照。

>>>リンク先で詳しく読む。

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  純正スピーカーライン（スピーカーケーブル）を流れる音声信号を、サブウーファー用にも分けてもらうんだ。

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  そうです。

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  具体的にはどうやって接続するんでしょうか？

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  今回使っているカロッツェリアのチューンナップウーファーを例にすると、製品にこんな配線が付属しています。


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  最初からギボシ端子付きの割り込み配線ができている状態なので、話が早いですね。

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  ……そのへんは、もしかして製品による？

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  そうですね。まあ、国産大手メーカー製のサブウーファー（チューンナップウーファー）なら、必要な配線はセットになっていますが……

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  ふむふむ。

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  海外メーカー製とかだと、自分で配線加工して端子を付けたりするケースも多いです。

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  あ。ギボシ端子の付け方なら、DIYラボでもやっているから大丈夫です♪



✔「ギボシ端子の正しいかしめ方（付け方）」参照。

>>>リンク先で詳しく読む。

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  まあ、でも今回はカロッツェリア製なので、ギボシ端子を付ける必要もないのか。

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  いや、そんなことはないですよ。

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  む？

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  だって、純正配線に割り込ませますから、純正配線側の加工は必要でしょう。

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  ……あ、そっか。

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  通常のやり方では、純正ナビ裏のスピーカーケーブルをいったんカット（切断）して、そこにギボシ端子を付けて、サブウーファー側の配線を割り込ませる必要があります。

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  ……てことは、まず純正配線を切らないといけない。

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  普通はそうなんですが、トヨタのディーラーオプションナビ（一般的な10ピン＆6ピン仕様）であれば、以前に説明したビートソニックのBH8を使う手もあります。

サブウーファー用の信号取り出しに最適



✔ Amazonでも販売されているビートソニック・BH8。ただし、このハーネスが使えるのは、トヨタのディーラーオプションナビ（一般的な10ピン＆6ピン仕様）に限られる。

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  今回はこのハーネスを使って、純正配線を切らずに、サブウーファー用の信号を取り出していきましょう。

純正ナビの裏には配線のカプラーがたくさん並んでいます



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  トヨタのディーラーオプションナビの場合は、この中から10ピンと6ピンのカプラーを見つけて……

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  ええっと……。
  どれだ？



✔ ちなみに「10ピン」「6ピン」などの表現は、カプラーのピン数を差しているのであって、「実際につながっている配線の数」とは限らない。

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✔ 例えば6ピンカプラーではあっても、配線は4本しかつながっていなかったりする（空きピンがある）ので、配線の数で数えてもダメ、ということだ。

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  見つけたら、カプラーを抜きます。

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  カプラーを抜くときは、ただ引っ張っても抜けません。

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  ツメを押してロックを解除しつつ、引っ張って抜きます。


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  純正カプラーが抜けたら、そこにビートソニックのBH8の10ピンカプラーをつなぎ直します。



オスメスで分かれているので、間違える心配はない。つながるカプラーをつなぐだけだ。

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  ふむふむ。

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  次に、ビートソニックのBH8のもういっぽうのカプラーに対して、最初に抜いた純正カプラーをつなぎ直します。


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  つまり、純正配線にBH8が割り込んだ。

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  6ピンカプラーに対しても、同じ手順を繰り返して、割り込みます。

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  純正を抜いたら、BH8の6ピンカプラーを差し込んで……


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  BH8の反対側に、純正の6ピンカプラーをつなぎ直す。


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  これで、純正配線を傷付けずに、割り込みが完了しました。

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  ええっと、これでサブウーファーの信号が取れたの？

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  ハイ。BH8から伸びている、ギボシ端子付きの白＆グレーの配線が、スピーカー信号です。


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  おお～。配線無加工で、サブウーファー用のスピーカー信号が取り出せたぁ。

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  トヨタディーラーオプションナビ（10ピン6ピン）以外だと、使えない方法ですが。

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  では、それ以外のナビだったら？

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  その場合は純正のスピーカー線をカットして、ギボシ端子を付けて、サブウーファーの配線を割り込ませればOKですね。

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  どっちにしても、純正ナビに社外サブウーファーの配線を接続することはできる、ってことですね。

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  なお、BH8を使うと、純正配線を加工しないでいいのはメリットですが、注意点もあります。

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  ほお。
  見たところ簡単な作業だったようですが……何か？

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  BH8をつなぐためには純正カプラーをいったん抜きますが、ディーラーオプションナビにパスワードを設定している人は、起動するときにパスワードが必要になる…。

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  ……パスワード？
  そんなのがあるのか。

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  このトラップには、僕もよくハマるんですよ。

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  お客さんに連絡して、パスワードを教えてもらわないと作業が続けられなくなりますね。

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  そうなんですけど、電話すると「パスワード？？？ 僕も知りません」っていう人が多いんですよ（笑）

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  ぐは。

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  純正ナビのカプラーを抜く前に、まずはパスワードを用意しておくのが先ですね。

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  地味だけど、意外と重要な注意点、と言えそうです。