プロに教わるデッドニング講習⑨

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フロアデッドニングの材料（部材）はどれを使う？

フロアデッドニングのやり方をプロに教わる。まずは使用する材料について。フロアのデッドニング目的で貼る制振材はどれがいいのか。またフロアデッドニングにオススメの吸音材や断熱材は？

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  「天井デッドニングのやり方・吸音材＆断熱材の貼り方（後編）」の続き。天井デッドニングの次は、フロアデッドニング編に入ります

  ●レポーター：イルミちゃん

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  天井を先に施工しましたが、走行中のロードノイズがうるさいと感じているなら、フロアを優先したほうがいいですね。

  ●アドバイザー：カーデン 佐伯研究員

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  フロアデッドニングって、ようするにフロアに制振材を貼るんですよね。

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  そうですね。天井もフロアも「鉄板のビビリ（共振）を抑えるためにデッドニングする」点では共通しています。

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  フロア用の制振材は、どれを使えばいいのでしょう？

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  今回はドアや天井に貼ったのと同じオーディオテクニカの制振材「青」を使いますが、フロアデッドニングの場合は、大きいシート状の制振材を貼ります。



今回使っているのは500×750mm×8枚入りの「AT-AQ451P8」だが、こちらは完全に業務用ボリューム。一般DIYユーザーには「AT-AQ450」のほうがよさそう。

詳細はAmazonのオーディオテクニカ バイブレーションコントローラー AT-AQ450参照。

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  フロアデッドニングの場合は、これをカットしながら貼ると作業しやすいです。

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  難しいのは、何枚買えばいいのかの判断。

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  そこは車種ごとのフロア鉄板の状況によります。鉄板を見てみないと、なんとも言えません。

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  ふむ。
  天井と同じですね。

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  ただひとつ言えるのは、材料（部材）の量は天井よりもフロアデッドニングのほうが大量に必要になることが多いかと。

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  そうなんだ。

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  そういう意味でも、ある程度はコスパの良い材料を選ばないと、意外なほど材料費がかかることになりますよ。

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  なるほど、なるほど。DIYで貼るなら安上がり、なんて思っていたら材料代で驚くパターン。

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  あとは制振材を貼った上から、何を貼るか、で変わってきます。

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  「鉄板のビビリを止める」だけが目的なら、制振材だけでもいいと思うんですが、それ以外の効果も得たいなら重ねて何かを貼ることになります。

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  フロアデッドニングの場合は「ロードノイズ対策」の側面が大きいという話でしたよね。

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  はい。ロードノイズ対策ならば、制振材の上から吸音材を貼りたいですね。

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  吸音材といっても、これがまたいろいろあって悩ましいのですが……

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  どれを買っていいのか分からない人には、フロアデッドニングにオススメの材料があります。それがオーディオテクニカのノイズレスラグ。



今回使っているのは500×750mm×10枚入りの「AT-AQ431P10」だが、こちらは完全に業務用ボリューム。一般DIYユーザー向けには「AT-AQ430」のほうがよさそう。

詳細はAmazonのオーディオテクニカ ノイズレスラグ AT-AQ430参照。

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  いろいろある中でこれを使う理由は？

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  ノイズレスラグはひとつで遮音・断熱・吸音の3つの効果があるんですよ。だから施工もしやすい。

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  ホー。ロードノイズ対策だけではないのか。

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  フロアデッドニングで重要なのはロードノイズ対策なので吸音材はどのみち入れますが、せっかく床をめくって施工するなら、断熱もやりたいじゃないですか。

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  確かに。

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  昔はバラバラに貼り重ねていたりしましたけど、今は1枚で複数の効果を持つ手軽な部材も出ているので、そういうものを使うのがオススメです

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  今回は天井にも断熱材を入れてあるし、床にこれを貼ったら、冷暖房効率はかなり上がりそう。