プロに教わるデッドニング講習⑫-2

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スペアタイヤハウスのデッドニング方法（制振と防音対策）

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スペアタイヤハウスの制振と防音対策をプロに教わる。ラゲッジルームの下・スペアタイヤが収まる凹凸ありの大きな空間に、どうやって制振材を貼るのか？ まずはスペアタイヤハウスの側面から、貼り進めていく。

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  「ラゲッジルームデッドニングのやり方をプロに教わる」の続き。

  ●レポーター：イルミちゃん

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  ここではラゲッジルーム下にある、スペアタイヤハウスをデッドニングします。

  ●アドバイザー：カーデン 佐伯研究員

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  スペアタイヤのスペースは円形に落とし込まれているから、特に制振材が貼りにくそうだなぁ。こんなデッカイ、丸い制振材はないしね。

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  貼り方のルールはありませんが、僕だったらまずこう貼ります。


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  おぁ。断面の幅に合わせて細長く切って、側面をぐるっと貼る気なんだ。

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  そうですね。1本、2本……と足していけば、円周を貼れます。

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  なるほどねー。

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  ただし、スペアタイヤハウスの壁は垂直ではなくてナナメの角度が付いています。

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  テーパー形状みたいな感じですね。

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  そのため細かく切れ込みを入れないと、フィットさせていくことはできません。

切れ込みを入れて……



フィットさせる



圧着させる


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  こうやって貼れば、テーパー形状の円形断面にもうまく貼れるんだ。


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  1本で貼ろうとしてもコースアウトしてしまいますが、区切れば対応できます。

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  同時に、スペアタイヤハウス周囲の平面部分にも制振材を貼っていきます。


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  しかし、スペアタイヤハウスは円形なので、直線的に貼るだけではスキマができますね。

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  そこは四角い状態の制振材を直接貼りにいってから……


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  断面に沿って少し折り曲げて、型を取ればいいのです。

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  なるほど。これならスキマがピッタリ埋まる制振材を切り出せる。


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  あとは、スペアタイヤスペースの外周に沿って、カッターで切ればいいですね。


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  スペアタイヤハウスの周囲も、キレイにスキマなく貼れました！


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  平面の広いところは、大きな制振材を1枚貼りするほうが、効率的ですね。


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  なるほどね～。複雑なラゲッジルームの鉄板でもこうやって制振材を貼っていけばいいのか～。