プロに教わるデッドニング講習⑧-5
天井デッドニングのやり方・吸音材&断熱材の貼り方(後編)
天井デッドニングの吸音材(兼 断熱材)を貼る方法をプロに教わる。後編のポイントは、天井のフレームやネジなどの障害物のかわし方にあり。キレイな全面貼りで、断熱材としての効果も最大化しよう。
天井のフレームをかわしつつキレイに断熱材を貼るには…
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「天井デッドニングのやり方・吸音材&断熱材の貼り方」の続き。制振材貼りは大変でしたが、吸音材・断熱材貼りは、意外とサクサク順調です。
●レポーター:イルミちゃん
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ただし、天井鉄板にも障害物は出てきます。
●アドバイザー:カーデン 佐伯研究員
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おわ。
なんだこのジャマなネジは。 -
天井のアンテナを留めているネジですね。車の一番後端のあたり。
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制振材のときには話題にもならなかったのに。
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制振材は全面貼りしていたわけではないので、よけて貼ればいいだけです。
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そうか。吸音・断熱材は「柱」以外は全面貼りしているから、こういう箇所にぶつかるのか。
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これを避けるために、吸音・断熱材のほうをくり抜きます。こんなふうに。
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おお。
上手いことネジをかわした。 -
車によっては、天井の内張りを留めるためのクリップの穴がありますので、塞がないように注意しましょう。これは制振材を貼るときも含めてですが。
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天井の鉄板には意外と穴がいっぱい開いているから、分かりづらいですが……
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内張りを外した段階で、天井に「これは塞いだらダメ」のしるしなどを、わかるようにマーキングしておくほうがいいかもしれません。
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なるほど。内張りを外すときなら表から見ているから、分かるもんね。
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そこさえ気をつければ、天井デッドニングの施工は難しいところは特にありません。
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フロントまで来たよー。
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天井の一番前のフレームの部分は、(スイフトだと)断熱材を差し込めるぐらいの隙間があったので、せっかくですから入れられるだけ入れておきます。
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貼る方向を変えて、タテに突っ込んでいます。なるほど、こうやるのか。
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で、後ろ側については、最初の柱に当たるところまでで折り目をつけて…後端でカットします。
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スケールでは測りようがないスペースでも、こうすれば吸音&・断熱材をピッタリに切り出せますね。
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フレーム内に差し込めない場所は、あきらめて、平面部の長さに合わせてカットしましょう。
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これは助手席側の上空(↓)。フレーム形状に合わせて貼りました。
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フロント周りは変則的な貼り方でスキマができてしまったので、最後に小さいサイズで切り出して、埋めます。
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フロント上空の鉄板は複雑なカタチでしたが、キレイに吸音・断熱材を全面貼りできました。
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それとルームランプ裏にも制振材を貼ったので、その上からも吸音・断熱材を貼っておきましょう。
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車の天井が、一面の銀世界になりました~! めっちゃ断熱効果ありそう。
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これで天井デッドニングは完成です。
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これはオーディオだけでなく、エコにもつながる技と言えるでしょう。
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ちなみに天井デッドニングの料金は車種や使う材料によっても変わりますが、今回と同じオーディオテクニカの制振材を使うとして、カーデンの場合で6万6000円位~です。
DIY Laboアドバイザー:佐伯武彦
コワモテだけど優しく謙虚な佐伯(さえき)研究員。オーディオイベントでは数々の賞を取っている、腕利きインストーラーだ。●カーデン TEL:0561-35-5015 住所:愛知県みよし市黒笹町西新田1205-1 営業時間9:00-18:00 火曜・水曜定休
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