ツイーター導入ガイド╱第3回

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ツイーターを追加（増設）する方法

ツイーターの追加（増設）方法を、実際に作業しながら解説。具体的には、ドアスピーカーしかついていない車に、ツイーター単体を取り付ける。ツイーター配線を割り込ませる、フロントスピーカー線の見つけ方もわかる。

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  「ツイーターを追加するときの配線方法。純正配線を傷付けたくない人は…」の続き。

  ●レポーター：イルミちゃん

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  今回は、実際にツイーターを単体で追加（増設）するときの手順を解説していきます。

  ●アドバイザー：カーデン 佐伯研究員

今回取り付けるツイーター



写真は旧モデル。現在は後継モデルのカロッツェリア チューンナップツイーター TS-TT440-2がAmazonなどで販売されている。

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  モデル車は、ドアスピーカーしか付いていないハイエースです。

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  それで、どこから作業を始めるかという話なんですけど……

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  ふむ。

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  まずはスピーカー線を見つけることから始めましょう。

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  前席にツイーターを追加するわけだから、フロントドアスピーカーの配線を見つけるってことですね。

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  そうです。その配線から、ツイーターの配線を分岐させるのです。

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  なるほど。
  それでスピーカー線は、どこで捕まえるの？

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  ナビ裏で探すのが一般的ですね。


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  では、まずはナビを外しましょう。

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  ちなみに、ツイーターの配線作業をするときは、ナビ裏の配線を触れるスペースさえあればいいので、ナビ本体を完全に外す必要まではありませんが……

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  ナビ裏の配線を全部外したら、戻すのが面倒だしね。

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  ですね。ただし、完全に外さずに作業する場合、ナビをパネルにぶつけて傷を付ける可能性が大なので、まずは毛布などを用意します。


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  このように、ナビ下あたりを完全に毛布で覆っておけば、ナビを完全に外さずに作業ができます。

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  ナルホド。ツイーターの追加の第一歩はまず毛布から、ということで。

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  そのうえでナビを外します。



ナビを固定しているボルトは一般的に四隅の4本。

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  そしてナビ本体を少し引き出して、背面の配線を触れる状況を作ります。



モフ

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  ナビが落ちないように注意しましょう。

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  そもそも、最も安全確実に作業したければ、手間を惜しまずナビをいったん外すのが一番です。

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  ナビ裏って配線がたくさんあるけど、どれがスピーカーの配線なのでしょう？

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  今回の例でいうと、社外ナビ（市販ナビ）が付いているので、分かりやすいです。白が左スピーカー線で、グレーが右スピーカー線です。

スピーカー線（合計4本）


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  色で分かるんだ？

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  絶対にそうだとは言えませんが、一般的にだいたい白が左スピーカー、グレーが右スピーカーの配線なんです。

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  ホホウ。

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  さらにプラス・マイナスに分かれていて、マイナス線には黒ラインが入っています。

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  ということは……

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  白に黒ラインが入っているのが左スピーカーのマイナス線、グレーに黒ラインが右スピーカーのマイナス線っていうことですね。

█ 一般的なスピーカー線の配色

白	左スピーカー・プラス線
白╱黒	左スピーカー・マイナス線
グレー	右スピーカー・プラス線
グレー╱黒	右スピーカー・マイナス線

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  ただし、これは社外ナビ（市販ナビ）を付けるために変換ハーネスを付けているときの配線色であって、純正配線の色はぜんぜん違います。

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  じゃあ、純正ナビの場合はどれがスピーカー線なのか分かるの？

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  カプラーのタグなどで確認します。いずれにしても、純正ナビだからスピーカー線が見つけられないわけではありませんので。

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  フロントスピーカー線が見つかったら、ツイーターの配線を割り込ませます。

ツイーターの配線


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  市販ナビを付けている場合は、カーナビと変換ハーネスがギボシ端子で接続されているので、スピーカー線のギボシをいったん抜いて、割り込みできます。


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  ただ、ここでギボシ端子になっているのは、市販ナビ（社外ナビ）を付けている人の話ですね。

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  そうですね。純正ナビの場合は、スピーカー線をいったん切断し、双方にギボシ端子を付け直して、ツイーター配線を割り込ませます。



✔ 切断したくない人は「ツイーターを追加するときの配線方法。純正配線を傷付けたくない人は…」参照。

>>>リンク先で詳しく読む。

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  今回は市販ナビが付いているから、接続がスムーズですね。

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  ただし注意点もあります。さきほど市販ナビの「白に黒ライン」はマイナス線と言いましたが……

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  フムフム。

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  ツイーター側の配線は、そういうルールとは限りません。今回のツイーターの例でいうと、「黒に白ライン」がプラス線で、「黒」がマイナス線なんですよ。

ツイーターの割り込み用配線


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  ……。

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  つまり、「白に黒ライン」のナビ側マイナス線に対して、色が似ているからと、ツイーター「黒に白ライン」をつないではいけません。

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  白黒がマイナスなのに、黒白はプラスとか、紛らわしいッ!!

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  まあ、ようするに、色だけのイメージで決めずに、説明書でどれがプラス線・マイナス線なのかしっかり確認しましょう、というだけの話ですけどね。

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  製品（メーカー）ごとに、配色ルールも違うと思っておいたほうが良さそうです。



✔ 確認した上で、プラス線同士、マイナス線同士を確実につなぐ。

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  カロッツェリアのツイーター・TS-TT440の場合は、付属のハーネスを割り込ませるだけで、ツイーター線が取り出せます。


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  こういう配線が付属していなければ、自分で二股の分岐コードを用意するなり、作るなりするってことですね。

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  ツイーターの配線は、ナビ裏からグローブボックス裏を通して……


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  グローブボックス裏から、ピラーの根元のほうへ通していきます。


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  グローブボックスを外したほうが、配線作業はしやすいですね。

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  そして、ツイーター本体の線とつなぐ。


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  あとはツイーターを固定するだけですね。

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  今回のツイーターの場合は、付属の両面テープで、ダッシュボードの端に固定します。


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  あとは運転席側のピラー根元にも、右ツイーターの配線を通してつなげば、完成です。

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  ツイーターを追加（増設）するだけなら、わりとカンタンにすぐできるようです。