東京オートサロン2025ルポ
純正JBLプレミアムサウンド付き車の音を良くする!大胆不敵な外部アンプ
純正JBLプレミアムサウンド付き車のための、専用アンプが新登場。もともと音にこだわる人が選ぶ純正JBLオーディオだが、純正ナビ・純正スピーカーのままでもアンプひとつで音を良くできることを証明済みのビートソニックが開発しただけに、説得力あり。
純正JBLをターゲットにしたアンプ〈TOON Σ〉
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「デッドニングの価値観を変える新発想のエアバッフル、今春にも登場か」の続きだね。
●DIYラボ別館:ユキマちゃん
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さてさて! ビートソニックの新展開はデッドニングだけではありません。
●DIYラボ 本館:イルミちゃん
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まだなにかネタが……?
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ビートソニックは現在、純正オーディオにカプラーオンで割り込ませるDSP(プロセッサー)とかアンプが好評なのだが……
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TOON(トーン)シリーズね。
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そのTOONシリーズには「TOON X」と「TOON α」がありました。
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え~っと、2つの違いは……なんだっけ?
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TOON XはDSP(プロセッサー)で、TOON αはアンプです。
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フムフム。
それで? -
そこに今年は〈TOONΣ〉というシリーズが登場します。
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トーンシグマ?
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〈TOON Σ〉は純正でJBLプレミアムサウンドが付いている車向けのアンプです。
●アドバイザー:ビートソニック ワタナベ研究員
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……これまでのαやXだと、JBLプレミアムサウンド付き車などには非対応でしたから、その逆ですね。
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そうなんです。
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純正でJBLのシステムが付いているのに、さらに外部アンプを付けるんだ?
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そうなんです。これは8チャンネルのアンプで、配線は車種専用設計にするのでカプラーオン取り付けできます。
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8チャンネルもあるのか。
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その8チャンネルアンプで、純正スピーカーを駆動するわけですね。
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例えば純正9スピーカーのハリアーを例にすると、純正9スピーカーのうち8スピーカーまでは、このアンプで駆動できます。
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フムフム。
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もし12スピーカー仕様の車だとすれば、そのうち8スピーカーまでは「このアンプを通して音を鳴らす」ということです。
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カバーできる範囲を広げるための、8チャンネルアンプなんだ。
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純正スピーカーのうち「どの8スピーカーを制御するのが良いか」というのは車種によるので、そこも含めて車種専用設計です。
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ナルホド。より効果的な8スピーカー分をグレードアップする感じですね。
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なお従来のPA2やPA3といったビートソニックの汎用アンプを8チャンネル化したものではなくて、独自ICを使っているんですよ。
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それって音質と関係ある話?
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おおいにあります。音響用のICを駆使した設計で、音に奥行きが出るようにしているんです。
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DSPで調整するのとはまた違う手法なんですね?
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DSPではなく、あくまでもアンプですからね。だからタイムアライメント調整などはできないんですけど、これを付けることで音色も良くなるし、音に奥行き感が出てくるんです。
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アンプひとつでそんなことが可能なんだ。
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DSPのように付けた後からいろいろ調整できるわけではないんですが、車種ごとに決め打ちで、良い音になるようにチューニングしています。
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使いこなしの難しいDSPと違って、付けるだけで音が良くなるなら話は早いですね。
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カプラーオン取り付けで調整も不要なアンプなら……誰が付けても同じ音が出せる?
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そういうことです。
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でもJBLオーディオ付き車向けってことは、純正JBLの音を超えられる自信があるってことよね。
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そうですね。その自信がなかったら、この製品は出せませんので。
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純正ナビ・純正スピーカーのままでもアンプひとつで音を良くできる、っていうのはPA2(TOON α)で証明済みですからね。
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ビートソニック流のアンプ設計の思想で、新しいICを駆使して、最新のアンプを作ったという話ですね。
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JBLプレミアムサウンド付き車に乗っているような人は、もともと音にコダワリがあるわけだから、違いが分かる人も多そう。
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そうか……そういう狙いもあるんだ!
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〈TOON Σ〉はまずはハリアーから展開しまして、順次車種を拡大していく予定です。
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