東京オートサロン2023ルポ②
ビートソニック製プロセッサー(DSP)である「TOON X」の要注目ポイント
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ビートソニックから登場した新型プロセッサー(DSP)╱TOON Xをわかりやすく解説。最大のポイントは、車種別のラインナップがあることだというが「車種別プロセッサー(DSP)」とはどのようなものなのか?
車種別に調整済みの音がプリセットされた、車種専用プロセッサー(DSP)
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「ビートソニックがオーディオブランド TOON(トーン)を発表…!」の続き。
●DIYラボ別館:ユキマちゃん
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ひき続きビートソニックが発表したプロセッサー(DSP)についてのレポートです。
●DIYラボ本館:イルミちゃん
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「TOON X」はカプラーオン取り付けできるプロセッサーで、自動車メーカーごとのカプラー形状に合わせたモデルを複数ラインナップしております。
●アドバイザー:ビートソニック ワタナベ研究員
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パワーアンプPA2シリーズと似た展開ですね。
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例えばトヨタのディーラーオプションナビ用は「DSP-T1」、ディスプレイオーディオなら「DSP-T3」、日産用なら「DSP-N1」、ホンダ車用なら「DSP-H1」……という具合です。
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型番の付け方ルールも、PA2シリーズと同じだ。
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ただし、今言ったラインナップは汎用タイプの話です。
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違うタイプもあるってこと?
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TOON X プロセッサーの本領は、車種別ラインナップにあります。
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車種別プロセッサーってどういうことでしょうか?
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プロセッサーは、音を調整するための機器ですよね。カーデンの佐伯研究員が講習でやっておりますが(↓)
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しかしTOON X プロセッサーは、もっと手軽に導入できるように、車種別に調整した音をプリセットしたモデルも発売するのです。
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なんと! つまりは音の調整済みプロセッサー!
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それなら「取り付けるだけで良い音で音楽を聴けるようになる」ってことね。
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しかもカプラーオンで!
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もともと「純正ナビ&純正スピーカーのままで音を良くする」がコンセプトなので、純正オーディオを前提に、あらかじめ音を調整しておくことが可能になったわけです。
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ナルホド!
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じゃあ、もし社外スピーカーに付け替えて特性が変わったら、使えなくなってしまうのでは?
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そのときはプリセットされたデータではなく、個々に音の調整をすればよいのです。従来のプロセッサーと同じことは出来ますので。
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ひとまずは、純正オーディオの状態にポン付けするだけで音が良くなるよ~ってことか。
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その手軽さが最大の特長と言えます。
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自分で音の調整をするのが難しいだけに、これは素晴らしい発想。
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ちなみに車種ごとに用意する音の調整データは、ダウンロードもできるようにします。
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フムフム。
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ですので、同じカプラー形状の車種に乗り換えたとしても使い回しが効くのです。
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ほほう。例えば90系ノア・ヴォクシー用の「DSP-T03」を買った人が、のちの30系アルファードに乗り換えたとしたら……
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アルファード用のデータをダウンロードして使えばいいのかな。
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そういうことです。車種専用モデルは、あらかじめプリセットされている音の違いだけですので。
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なるほどぉ。
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車種専用のモデルまで用意できない車種だとしても、ダウンロードして頂くことは可能です。例えばシエンタなどは、そういう対応を予定しています。
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いろいろな意味で革新的なプロセッサーの誕生と言えそうです。
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で、いつ頃発売されるの?
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開発は最終段階まできていますので、春頃には発売を予定しています。
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当然ながら、DIYラボでは取り付け方法なども含めて、今後も詳細にレポートしていきます!
オートサロン2023で発表されたTOON X プロセッサー(DSP)
初期段階で登場予定のラインナップ。車種別展開はその後も増えてゆく。
Amazonでも販売開始されたビートソニック TOON X シリーズ ※車種別ラインナップについてはAmazon販売ページの「スタイル」メニュー参照。
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