プロセッサー(DSP)特集
プロセッサー(DSP)を取り付ける方法①╱ディスプレイオーディオの取り外し
プロセッサー(DSP)の取り付け方法をイチから解説。TOON Xは純正ナビとスピーカーの間にカプラーオンで割り込ませるので、まずはディスプレイオーディオPlusの外し方からガイドする。
ディスプレイオーディオPlusの取り外し方法(10系シエンタ)
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「純正オーディオの音質向上に効くのはプロセッサー(DSP)か? 外部アンプか…?」の続き。
●レポーター:イルミちゃん
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ここからはプロセッサー(DSP)の取り付け方法を解説します。
●アドバイザー:カーデン 佐伯研究員
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TOON X はカプラーオン取り付けできるのが特長ですが……
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具体的にどこのカプラーに取り付けるのでしょうか?
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プロセッサー(DSP)はナビとスピーカーの間に割り込ませるものです。
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実際に配線作業する場所は「ナビ裏」ですね。
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なお今回のモデル車は新型の10系シエンタなので、純正ナビ=ディスプレイオーディオになります。
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ディスプレイオーディオの取り外しが、最初の作業ですね。
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この車にはディスプレイオーディオPlusが付いています。外すにはまず、モニター裏側のパネルを外します。
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裏から攻めるんだ。
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ただしディスプレイオーディオを外すときに接触しそうなところは、先に養生しておかないといけません。
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……えーっと、どのあたりを養生しておけばいいのかな。
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隣接しているメーターフード側とか……
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それからディスプレイオーディオ本体の周囲。
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背面のパネルを外すときに擦りそうな、ダッシュボード側にも養生テープを貼っておきます。
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僕の場合は、このくらいの養生をしてから、取り外し作業にかかります。
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このディスプレイオーディオ背面側のパネルは、どうやって外したらいい?
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今回は手をかけられるような隙間もないので、内張りはがしを使うしかなさそうですね。
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ふむ。
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切り欠きがあるわけではないけれど、このあたりに内張りはがしを差し込めるポイントがありました。
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少しだけ浮かせて、指が入る状況になったら、あとは手作業で取り外します。
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工具の使用は、最低限に抑えています。いつもの佐伯流ですが。
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このパネルは上方向に引き上げる力をかけて、外します。
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取れた~!
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背面パネルが取れると、中にはディスプレイオーディオPlusの本体が現れまして……
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ディスプレイオーディオ本体のステーを車体側に固定している、4本のネジが見えます。
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4本とも上側にあるのね。
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フロントガラスに工具をぶつけないように注意しながら、4本とも外します。
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このネジを外せば、ディスプレイオーディオが手前に引き出せるようになります。
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この段階ではまだ配線がつながったままなので、ある程度手前にスライドさせてから、ディスプレイオーディオ裏につながる配線のカプラーを抜きます。
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この場面は、全部のカプラーを抜かないとダメなのかな?
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プロセッサー(DSP)が割り込むカプラーはこの2つだけなんですが……
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しかしプロセッサー(DSP)の取り付けでは、カプラーの割り込み作業だけでなく、本体への配線の取り回し作業もあります。
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フムフム。
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それを考えると、ディスプレイオーディオはいったん完全に外したほうがいいですね。
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横着して作業を進めないほうがいいよ、と。
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ですね。ディスプレイオーディオを完全に外さないで作業しようとすると、ぶつけて傷を付けてしまったりします。安全策をとりましょう。
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なるほど。では全部のカプラーを抜いて、完全にディスプレイオーディオを外します。
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抜いた配線が元に戻せるかどうか心配な人は、スマホで写真などを撮っておくといいですよ。
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プロセッサー(DSP)取り付けで、事前に外すのはナビだけでしょうか?
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ここから先は、プロセッサー(DSP)の設置場所によって変わってきますね。それを先に決めないといけません。
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はて? プロセッサーをどこに設置するか……付けたことないから、さっぱり分かりませんが…?
今回取り付けに使うのは、ディスプレイオーディオ用のDSP-T3
Amazonでも販売開始されたビートソニック TOON X シリーズ 最新の車種別ラインナップについてはAmazon販売ページの「スタイル」メニューを参照。
トヨタ車のディスプレイオーディオに取り付ける場合。
DIY Laboアドバイザー:佐伯武彦
コワモテだけど優しく謙虚な佐伯(さえき)研究員。オーディオイベントでは数々の賞を取っている、腕利きインストーラーだ。●カーデン TEL:0561-35-5015 住所:愛知県みよし市黒笹町西新田1205-1 営業時間9:00-18:00 火曜・水曜定休
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