プロセッサー(DSP)特集
マツダ車、ミツビシ車の純正ナビ裏カプラー形状の違いには注意が必要
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DSP(プロセッサー)の導入を革新的に容易にした「TOON X」適合情報・最新の注意点。マツダ車用とミツビシ車用は、それぞれ2種類のモデルがあるが、正しく選ぶためにはマツダ車・ミツビシ車の純正ナビカプラーのピン数と形状を知っておく必要がある。
マツダ車の純正ナビのカプラーは24ピンと20ピンが混在するが……
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「ホンダ車用のカプラーオンDSP〈TOON X〉を選ぶときの要注意点」の続き。
●レポーター:イルミちゃん
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次は、マツダ車用のTOON X(汎用モデル)を選ぶときの注意点です。
●アドバイザー:ビートソニック ワタナベ研究員
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マツダ用には「DSP-Z1」と「DSP-Z2」の2種類がありますが、どう違うのか。
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いわゆる純粋な「マツダコネクター」は、24ピンのほうです。これは特長的な大きいカプラーですね。
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で、この24ピンのマツダカプラーに適合するモデルが、「DSP-Z1」です。
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もうひとつ、20ピンカプラーがありますね。
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そうなんですが、実はこの「DSP-Z2」が適合するカプラー形状は、ニッサン用の「DSP-N1」と同じ形状です。
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え、そうなの? つまりニッサン純正ナビの20ピンカプラーと同じもの?
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はい。ニッサン車の純正ナビと、同じカプラー(ピン配列も同じ)を使っているケースもあるんですよ。
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純粋なマツダカプラーもあれば、ニッサンと共用型のカプラーもあるのか~。
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ただ、マツダ車用には難しい点がありまして……車両配線図上では、どっちのタイプのコネクターなのかはハッキリ分からないのですよ。
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え…?
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配線図からは、どちらかのカプラーになっている、というところまでしか追えないのです。
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ということは、ビートソニック的にも細かく適合情報を出せないのでは……?
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そうなんです。この純正ナビならどっちのカプラー形状です、とは言えません。だから純正ナビを外して確認するしか方法がありません。
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車種ごとに分かれているわけでもないのかな…?
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車によっては、両方が混在しています。ロードスターなども両方のタイプが混在しています。
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それは購入時にややこしいなぁ。
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ですので、現車で確認してもらうのが一番確実です。ピン数は24ピンと20ピンの違いがありますから、カプラー形状もピン数も違う。
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「見れば判断できる」とはいえる。
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ちなみにDSPを割り込ませるカプラーですが、ナビ裏ではなく運転席の右側キックパネルを外した裏にあることも多いです。
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へえぇ。
いろいろ独自なのね。 -
今後増えてくる「車種別専用モデル」についてはそのあたりも説明書きを添付するので迷うことはありませんが、「汎用モデル」を取り付けるさいにはこういった注意点が多いです。
>>> TOON Xシリーズ マツダ車用
詳細は下記のAmazonの販売ページ参照(※写真はDSP-Z1)
※「Z1」や「Z2」といった名称は、ビートソニックの呼称。
ミツビシ車の20ピンカプラーにも2種類ある
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そして最後にミツビシ車の場合。
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ミツビシ車にも、汎用モデルが2種類あります。
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これはまた、同じ20ピンカプラーで2種類登場するパターンか。
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D1のほうがミツビシ車独自のカプラー形状になります。そしてD2が適合するのは、ニッサン車と同じカプラーなんですよ。
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マツダ車と同じようなパターンなんだ。
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そうなんです。
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つまり「DSP-D2」は、ニッサン用の「DSP-N1」とハードウェアは同じってこと?
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そういうことになりますね。
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ミツビシとニッサンは車を共同開発しているから、これはまあ、ありそうな話です。
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実際、DSP-D2のほうが適合するミツビシ車もかなり多いですね。
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ではミツビシ車用のDPSを買おうとする中での判断方法としては……
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やはりナビ裏を確認してもらうのが一番ですね。
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ただしミツビシ車は、D1もD1も同じ20ピンカプラーときていますが……?
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同じ20ピンでも、両サイドが二段になっているのがミツビシ車独自のカプラーです。
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いっぽう両サイドが1ピンずつで、大きいピンになっているのがニッサン系と同じD2タイプです。
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この違いを知らないと、カプラーオン製品を買ったのに付かないよ~、という事態を招く可能性があるということですね。注意しましょう。
>>> TOON Xシリーズ ミツビシ車用
詳細は下記のAmazonの販売ページ参照(※写真はDSP-D2)
DIY Laboアドバイザー:渡邊悠二
カーエレクトロニクスの雄、ビートソニックにおける技術部のホープであると同時に、同社の「顔」としての活躍も期待される人物。プログラマー出身で、ITにも車にも強いが、いちばん得意なのは料理という説も。●ビートソニック TEL
0561-73-9000
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