東京オートサロン2024ルポ
東京オートサロンのビートソニックブースでDSPとアンプの違いを聴き比べ
ビートソニックブースでは、TOONシリーズの視聴デモを前面に押し出してきた。純正ナビ(ディスプレイオーディオ)にDSPを取り付けると、音がどう変わるのか。また「DSPの追加」と「アンプの追加」では、どんな違いがあるのか。じっさいに体感して比較できる機会はほとんどないので、オートサロンに行く予定の人はぜひ立ち寄って聴き比べてみよう。
純正ナビにDSPやアンプを追加することでどう音が変わるのか、体感できる
東京オートサロン2024、幕張メッセにて開催中です!
DIYラボ レポーター:イルミちゃん
DIYラボ研究員のいるブースに立ち寄ってね
DIYラボ別館:ユキマちゃん
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ビートソニックのブースへようこそ!
●アドバイザー:ビートソニック ワタナベ研究員
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今年のビートソニックブースはなにを展示しているのでしょうか?
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今回はTOONシリーズの視聴デモを行っています。
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じっさいに音を聴けるんだ。
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カプラーオンで取り付けできるDSP「TOON X」の威力を体感するチャンスってことですね。
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デモカーのアルファードにはDSPを付けてあって、純正との音の変化を体感できるようになっています。
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なお今回のブースでは「TOON X」だけでなく、「TOON α」ほうも体感できますよ。
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TOONって2つあるの?
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「TOON X」はDSP(プロセッサー)で、「TOON α」はアンプですね。
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ではもう一台の展示車両の、86のほうはアンプ?
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86にはDSPとアンプが、両方付いています。両者の切り替えができるようにしてあるんですよ。
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つまり86では「純正」「DSP」「アンプ」の3種類を、切り替えながら聴き比べられます。
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なるほど。これが比較できるのは貴重な機会ですね。
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アンプとDSPって、どう音が違うの?
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「TOON α」だと音色が変わります。純正ナビに取り付けることに特化して開発したアンプなので、ウリはその音色の良さです。
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お。デモカー以外でも視聴できるコーナーまであるんだ。
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純正の音との違いを、手軽に体感してもらえるようにそういうコーナーも用意しました。
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あ、こっち側にはDSPの視聴コーナーもあるぞ。
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DSPの音を体感するときは、この足のマークの位置に立ってください。
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この立ち位置を運転席と仮定して、音を調整してありますので。
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あ、ホントだ! ここに立って切り替えスイッチを押すと、音の聞こえ方がハッキリ変わるぞ。
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それがつまり「純正の音」と「TOON Xの音」の違いです。ボーカルの位置がセンターにくるのが、分かって頂けるかと。
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タイムアライメント調整の効果がよく分かります。
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ただ、よりリアルな音は、やはり車内でないと再現できませんので、ぜひこの機会にデモカーで視聴して頂ければと思います。
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いろいろ考えてブースを作っていますね。
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この疑似体験コーナーのためのサウンドファイル(調整ファイル)まで作りましたからね。
DSP(X)とアンプ(α)はけっきょくどっちがいいのか?
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でも、体感するとやっぱり「TOON X」のほうが変化が分かりやすいね!
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それはそうですね。「TOON X」の場合は音色の変化だけでなく、タイムアライメント調整などの効果が加わるので、聴感上の変化は大きいです。
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今回のブースでの対決は「TOON X」有利か?
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そうとも限りません。「TOON α」のほうがイイ、という方もけっこういらっしゃるんですよ。
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それはなんでなのだろう?
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まず「TOON α」の音色が好きだという方。
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「TOON α」はそもそも「PA2」のことですが、その音色の良さはDIYラボでも昔から推してきました。
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それから同乗者みんなで音を楽しむ、ということになってくると「TOON α」のほうが向いている面もあります。
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というと?
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「TOON X」のほうは、DSPによる調整を運転席に合わせていますから、ドライバーの聴く音に特化しています。
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あ、そうか。
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ドライバーに全振りしているので、他の同乗者は無視しているに等しい状況なわけです。
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運転手が自分だけイイ音を聴いているような状態になるんだ。
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まあ、そういうことになります。DSPの調整っていうのはどうしてもそうなりがち。
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その点「TOON α」の場合は……
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純正オーディオの音色を変えるのが目的なので、どの席にいる人でも純正よりイイ音に聞こえる。これは「TOON α」の得意とするところです。
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どちらがいいかは、人によりますね。
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そのあたりを体感して頂くためのビートソニックブースですので、ぜひお立ち寄りください。
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