リアウイング取り付け・塗装講習（第5回）

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リアウイングをDIYで塗装するときのコツは……まず置き方

DIYでリアウイング塗装を始めようとすると、多くの人がぶつかる壁がある。それはリアウイングの置き方。置いても自立しないことがほとんど。それに裏側はどうやって塗装すればいいのか。形状がいろいろなので答えも一つではないが、置き方を考えるヒントはある。

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  「リアウイング塗装の完成度を上げる下地処理。巣穴の埋め方（後編）」 の続き。

  ●レポーター：イルミちゃん

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  パテを削ったら、次はサフェーサーを吹きます。

  ●アドバイザー：ほんだ塗装 本多研究員

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  いよいよ塗装ですね。

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  ただ、塗装する準備段階として重要なのが、リアウイングの置き方です。

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  置き方……？

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  以前に、缶スプレー塗装のやり方を解説したときに、対象物の置き方が重要だよ～っていう話をしましたよね。

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  あー、シャークアンテナを空き缶で浮かせたり（↓）しましたね〜。



✔「塗装前の準備で、地味に大切なのは置き方と両面テープ」参照。

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  リアウイングの難易度は、シャークアンテナの比ではありません。

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  ん？

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  実際にリアウイングをDIYで塗装しようとしたら、きっと多くの人が「これ、どうやって置くの？」という壁にぶつかると思うんですよ。

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  どうしよう？
  まさか地面に置くわけにもいかないし。

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  置いても自立しないし、低すぎるし、それではまったく塗装できません。

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  確かに。

さらに、リアウイングが難しいのは「裏側は色が付いていなくてもいいよね？」とはいかないこと


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  そういえば、表面も裏面も塗装しないといけないんだ。

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  つまり、同時に表と裏を塗装できるように設置しないといけない。

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  ムムム……。そういう高さに設定しないと。

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  さらに今回の形状のリアウイングだと、足もあります。

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  足もキレイに塗れていないと、ヘンですね。

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  そうなんです。
  塗装する対象物が、立体的なんです。

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  ……言われてみればそうだ。これは難しそう。

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  同じ大物パーツでもバンパーはまだラクです。バンパーの場合は、裏面までは塗装しないから、引っ掛ければ塗装はできます。


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  しかし、リアウイングは裏面も塗装しますから、裏面で引っ掛けるわけにもいきません。

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  どうするんだコレ？

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  実はリアウイング塗装に馴れている私でも、新しい形状のリアウイングに出会うたびに、毎回けっこう悩んで置き方を考えていたりするのです。

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  考え方としてはまず、どんなリアウイングだって、車体に固定する箇所はありますよね。

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  フムフム。

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  その固定箇所をうまく利用して、リアウイングを空中に設置します。

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  今回のリアウイングでいうと、「足のウラ」が車体に設置する面ですね。

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  逆にいうと、塗装しなくてもいいのは、足のウラの面だけです。

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  ということは、塗装時の設置・固定も、この面だけでなんとかしないといけない。

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  そうなんです。けっきょく車体に取り付けるねじ穴などに、なにかを挿して浮かせるしかないんです。このように（↓）


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  今回は、車体取り付け用の穴を使って、ステーをボルト留めして、浮かせました。

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  なるほどぉ。
  こうやればいいのか！

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  ただし、ステーが出る向きなどはよく考えましょう。いざ塗装がはじまると、ステーがジャマして裏面が塗装しにくいかも知れない。そうなると、失敗しやすくなります。

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  実際に、塗装しはじめてから「シマッタ！」と気づくことが多いんですよね……。

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  そうそうそう。だから「塗装するときの姿勢」や「吹き付ける方向」をイメージしながら設置しましょう。これは、リアウイングに限ったことではありませんけどね。