両面テープの正しい貼り方(付け方)を知っていれば、気泡は入らない
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ドライブレコーダーは両面テープで固定するが、接着面がフロント方向から見えるため、「気泡」が入ると非常に目立つ。見た目が悪いばかりか、気泡が入っている時点で、両面テープ本来の接着力も発揮されていない。正しい両面テープの貼り方(付け方)を知っておけば、気泡レスでキレイに貼れる。
両面テープの正しい貼り方(付け方)は、ほとんどの人が知らないかも!?
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両面テープの正しい貼り方(付け方)を、解説したいと思います。
●アドバイザー:エーモン 中塚研究員
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……はい?
●レポーター:イルミちゃん
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……え、あ、いや、だから、両面テープの正しい貼り付け方をレクチャ……
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知ってますよ、そんなの。
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……本当に?
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「両面テープで貼り付ける前には、脱脂をしましょう」という話ですよね。
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それは確かに、大切なことですね。接着面を先に脱脂して油分や汚れを落としておかないと、両面テープがちゃんとくっつきません。
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まあ、でも、このことは世の中にだいぶ浸透したんじゃないかなぁ、と……
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しかし、今日の本題はそこではありません。
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え? まだあるの?
あとはペタっと貼り付けるだけでは??? -
フッフッフ。
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……な、なに!?
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そんなことだから、接着面に気泡が入るんですよ。
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……接着面に気泡?
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ドライブレコーダーなどを両面テープで貼り付けたとき、フロントガラスを外から見ると気泡が入っていたりするのです。
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ああ、本当だ!
これって貼り方の問題なの? -
そうです。両面テープの正しい貼り方を理解していれば、もっとキレイに貼れます。
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ところで……都合のよいこのモデル車は、誰の車ですか? バッチリと気泡入り♪
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えっと……私のですが。
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自分が失敗してるんじゃないかッ!!
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なぜ、こうなってしまったのか……ご説明していきますね。
脱脂は基本中の基本
気泡が入らない両面テープの貼り方
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両面テープの正しい貼り方。実践例は、ドライブレコーダーの固定シーンです。
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ほとんどのドライブレコーダーは両面テープでフロントガラスに貼り付けますね。
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そのときにまず、多くの人は、ドライブレコーダー側に先に両面テープを付けると思うんですよ。
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ふむ。
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そして、次に「ドライブレコーダー(あるいはマウント)を、ガラス面に対してグッと押しつけて貼る」……。
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何も間違っていないような気がするのですが?
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間違いとは言いません。しかし、両面テープの貼り方という意味では、正解とは言えません。
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??
いったいどうしろと? -
先に両面テープだけを、フロントガラスに貼り付けるのです。
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両面テープだけ?
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ここでは、エーモンの「ドライブレコーダー向け両面テープ」を例に、手順を説明していきます。
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なお、貼り方のコツとしては、どの両面テープであっても同じことです。
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フムフム。
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ドライブレコーダーの場合はだいたいマウントが別になっていることが多いと思うので、まずはマウントの形に合わせて両面テープを切り出します。
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そして、切り出せたら、両面テープの片面だけ紙を剥がして、フロントガラスに貼り付けます。
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これはなんだか、絵的には不自然に見える気もしますが……
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しかし両面テープの貼り方(付け方)としては、これが正解というか、理想的です。
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なにが違うの?
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この状況なら、指で両面テープを押してフロントガラスに圧着できます。
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ホホウ。
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この貼り方なら、両面テープを貼った段階で空気が入ってしまっても、ヘラなどで圧着して空気を押し出すこともできるんです。
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なるほど。これなら、気泡も入らずにキレイに両面テープが貼れる!
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ドライブレコーダーのマウントが付いてしまっている状態では、両面テープを直接押せなくなるので、力もかけにくい。付けた段階で気泡が入ったら、取るのも難しいと思います。
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気泡が入ったら、フロントガラス前方向から丸見えだしなー。
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見た目の問題だけでなく、気泡が入っていること自体、両面テープ本来の接着能力は発揮されない状態ですので。
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なるほどね。
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両面テープをグリグリ圧着したら、反対側の紙を剥がして、ドライブレコーダー(のマウント)を貼り付けるといいんです。
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よく分かりましたぁ。あとはドライブレコーダー本体を、マウントにくっつければ……
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それ、ダメー!!!
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……え?
なになになに???
Amazonで販売されているエーモン 超強力両面テープ(3933)
✔ どのへんがどうドライブレコーダー向けなのかは、「ドライブレコーダーにおすすめの両面テープとは?」参照。
ペタリ
グイグイ
気泡レス!
DIY Laboアドバイザー:中塚雅彦
カーDIY用品メーカー・エーモン広報担当で、エーモンの顔と言える人物。端子や配線コードの仕様など細かいところまで深い知識を持っているので、DIYラボでは「電装DIYのきほん」に関する記事を担当。中塚ハカセ、とも呼ばれている。