デッドニング完全ガイド

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フロア（床）デッドニングの効果。ロードノイズ対策になる技

フロア（床）デッドニングは、ロードノイズ対策になる。デッドニングというと、オーディオ系のイメージが強いが、実は室内の静音化に効果的。ロードノイズが気になって「何とかしたい」人にとっても、一考の価値あり。

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  「ピラーデッドニングのやり方」の続き。デッドニング講習は、ここから未知の領域へと突入します！（緊迫）

  ●レポーター：イルミちゃん

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  未知というのは大げさですが……。本格的にやる場合は、フロア・ラゲッジ・天井などもデッドニングすると効果があります。

  ●アドバイザー：エーモン 中塚研究員

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  デッドニング＝ドア、と思っている人が多いと思いますが……

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  そうですね。最初に施工したドアデッドニングの目的は「スピーカーをしっかり鳴らすこと」でした。



✔「デッドニングとは？ その目的を初心者向きに解説すると…」参照。

>>>リンク先で詳しく読む。

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  それに対してフロア・ラゲッジ・天井などの、いわゆるボディデッドニングの効果・目的は「車内の静音化」なんですよ。

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  ふむふむ。

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  例えば、フロア（床）デッドニングの効果は、ロードノイズの低減です。

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  あー、タイヤが近い場所だから。

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  それもあるし、走行中にフロアの鉄板は激しく振動しています。それによっても、ノイズが発生するのです。

車の床下の鉄板


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  そのビビリを抑え込むのが、フロア（床）のデッドニングなんだ。

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  そうです。フロアから鉄板がつながっている、ラゲッジのデッドニングも目的は同じで、ロードノイズ対策として効果があります。

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  車内が静かになることで、音楽をより楽しめる。

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  だから、エーモン・オーディアのデモカーであるアクアも、床下や天井までフルデッドニングしてあります。


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  そこまでやれば、純正ナビ＆純正スピーカーでもあんなにイイ音が出るんだ～。

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  ドアデッドニングに比べると大仕事にはなりますが、DIYでも施工はできますよ。

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  次はフロア（床）デッドニングに使う材料についてです。

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  ドアにはドアデッドニングキットがありましたが、フロアデッドニングキットはありませんね？

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  キットはないんですけど、ロードノイズ対策に特化したフロア用の制振材があります。



エーモンのロードノイズ低減シート・フロア（8361）

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  この制振材は、ラゲッジルーム周りのデッドニングにも使えます。

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  ドアで使った制振材とは、また別モノですね。

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  ドアやスピーカー周りで使った制振材よりも厚みがあり（3.1ミリ）、走行時の振動をしっかり抑え込みます。

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  ようするにドア鉄板ではなく、ボディ鉄板用の制振材ってこと？

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  ただし、厚みがあるぶん重みもある。天井や側面（ピラー）などには、通常の制振材を使うほうがいいです。

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  なるほど。そのあたりは使い分けるんですね。

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  ハイ。フロアとかラゲッジのような車の底面にあたる鉄板に対しては、フロア用の制振材を使うと効果的です。

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  このフロア用の制振材は単品売りのみですけど、何枚あればいいんでしょう？

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  軽自動車やコンパクトカーで、4枚ぐらいが目安ですね。ラゲッジまで含めても、5枚あれば十分かと思います。

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  フムフム。

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  ただ、床下の鉄板でも、貼れるところ・貼れないところ・貼らなくてもいいところ、があるので、最終的な使用量はフロアをめくってみないと分からない面もあります。

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  まずはフロアをめくってから考えよう。

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  それともうひとつの材料が、フロア用の吸音材です。



エーモンの静音シート・フロア（8359）

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  まず制振材を先にフロアの鉄板に貼って、その上に、この吸音材を貼ります。使用量は、これも4～5枚が目安。

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  制振材だけでなく、吸音材までフロアに貼る効果は？

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  制振材を貼ることで鉄板の振動を抑えますが、それにしてもロードノイズを完全になくせるわけではない。そこで、吸音材も仕込むのです。

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  2段構えでロードノイズを消しにいくんだ。

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  というわけでまず、シートを外しましょうか。

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  ……はい？

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  シートを全部外さないと、フロアをめくって、その下の鉄板に施工することはできないでしょう？ なにを意外そうにしてるんですか？

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  ひええ～。
  フロアマットをペロってめくるだけかと思ってた。

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  それは、エーモンのロードノイズ低減マット・フロアを使うときの話ですね。



✔ エーモンのロードノイズ低減マット・フロア（8362）は、切り出してフロアマット下に敷くだけ。ロードノイズ対策の入門アイテム。

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  これは手軽なロードノイズ対策としてはいいアイテムですが、今回DIYラボでやろうとしているのは、もっと本格的なフロアデッドニングの話ですので。

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  そっか。オーディオデモカー並のことをやろうとしているんだもんね。

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  ……となると、フロア（床）の鉄板に直接施工することになります。フロアをめくるためには、まずシートを外す必要があります。

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  これは確かに大仕事になりそうだ。

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  それではまず、「シートの外し方」から解説していきましょう。

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  内装パーツの外し方を勉強する、いい機会になりそう……とはいえますね。