デッドニング完全ガイド

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ドアデッドニング施工方法⑧╱ドア内張りの「カタカタ異音」防止策

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車のドア内張りから「カタカタ」音が聞こえる……気になる異音は、何も心当たりがなくても発生することがあるし、DIYが原因の場合もある。カタカタ異音を防ぐために、対策を打っておこう。

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  「ドアデッドニング施工方法⑦╱大きなサービスホールを塞ぐには？」の続き。

  ●レポーター：イルミちゃん

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  インナーパネルの大きなサービスホールは、前回塞ぎ終えました。
  （↓）

  ●アドバイザー：エーモン 中塚研究員



サービスホールを塞ぎ終えたインナーパネル。

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  しかし、ドア鉄板をよく見ると、まだ小さな穴も残っています。数ヶ所はありますよね。


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  あ、ホントだ。

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  こういう小さな穴も、制振材で塞いでおきましょう。

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  中塚研究員が、型取りし忘れたのか……。

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  いやいや。こんな小さな穴は、わざわざ型取りまでする必要はありません。制振材を小さく切り出して、貼ればいいのです。


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  なお、制振材を角アールに切り出しているのは、見栄えを良くするためだけで、特に機能的な意味はありません。

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  普通に四角く切り出して、ペタっと塞いでもいいんだ。

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  ハイ。
  それで十分でございます。

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  ……やっぱり、丸にしようかな。

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  ……お好きな形でどうぞ。

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  ……しっかし、インナーパネルってよく見ると小さな穴がいっぱいあるな。片っ端から埋めるとするか。

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  そっちは内張りピンがささる穴だから、制振材貼ったらダメぇ!!

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  ……あ。
  そっかそっか。

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  内張りピンの穴埋めは、別の方法で行います。

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  ……え？
  けっきょく埋める気なの？

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  埋めます。

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  しかし、この穴を埋めたら内張りが戻らなくなるよね？？？ って自分が言ったのに。

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  エーモンのドアデッドニングキットには、こんなアイテムも入っているんですよ。

ホールドシール（付属品）



✔ 今回使っているのは、エーモンのデッドニングキット・ハイグレード・ドア用（8302）だが、低価格の標準モデル（8301）でも、ホールドシールは同梱されている。

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  なに？
  このシール。

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  ホールドシールと言いまして、ドアの内張りピンがささる穴に貼るための専用シールです。


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  このホールドシール、よく見ると十字に切れ込みが入っているんですよ。


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  あ、ホントだ。

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  切れ込みがあるので、内張りピン自体は問題なく通過できます。

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  なるほどね。
  でも、わざわざ内張りピンの穴を塞ぐ意味はなに？

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  ドアの内張りは、けっきょくのところ、ピンを鉄板（インナーパネル）の穴に差し込んでとめているだけです。

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  フムフム。

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  ですから、振動によってカタカタ音が発生する原因になるわけですよ。

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  そうか。
  ココも異音の発生源のひとつなんだ。

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  ましてや、ドア内張りを付けたり外したりしている車だと、ピンも弱ってくるのでなおさらなんです。

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  ドア内張りを付けたり外したりしている人……つまり、DIYユーザーの皆さんのことです。

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  ドアのカタカタ音防止策としてはもうひとつありまして、それが防音テープです。

防音テープ（ドアパネル用）



これも、ドアデッドニングキットの付属品。

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  防音テープは、均等の長さにカットして使います。

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  どこに貼るの？

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  「ドア内張りが鉄板に当たるところ」に貼っていきます。


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  ドア内張りと鉄板が当たるところと言われても……難しいのでは？

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  目安としては、内張りピンと内張りピンの間ですね。

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  おお。
  そういうことか！


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  こうすることで、プラスチック素材であるドア内張りと、鉄板が直接触れないようにするんです。

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  プラスチックと鉄が接触するから、カタカタ音が出る。

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  そういうことなんですよ。このメニューも、内張りの付け外しを頻繁にしている人には特に効果的と言えます。

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  デッドニングとは、こういう異音対策メニューまで含んでいるわけですね。

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  ハイ。エーモンでは「制振」と「静音」の両方を、広い意味でデッドニングととらえています。