デッドニング完全ガイド
スピーカー周りのデッドニング方法①╱スピーカー背面の吸音と制振
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「デッドニング完全ガイド・スピーカー周りのデッドニング編」がスタート。作業はスピーカー周辺のみなので、先に施工したドアデッドニングよりもカンタン。スピーカー周り専用デッドニングキットもあるので、初心者も取りかかりやすい。
スピーカー周り専用のデッドニングキットもある
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ドアデッドニング(※)が終わったので、次は「スピーカー周りのデッドニング」にかかります。
●レポーター:イルミちゃん
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ここからは、スピーカー周り専用のデッドニングキットを使います。
(↓)●アドバイザー:エーモン 中塚研究員
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スピーカー周りをデッドニングする目的については、以前に解説した通りです。
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ドア内張りはドアデッドニング編で外したままなので、このまま作業を進めましょう。
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ここではじめて、ドアスピーカーを外す必要が出てきますね。
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ふむ。
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とはいっても普通は、ネジで留まっているだけ。ネジを外せばいいんですが……
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カンタンですね。
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ただ、トヨタ車は純正スピーカーがリベット留めされているケースが多く、ドリルを使ってリベットを外さないといけません。
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しかし外すことはできますが……社外スピーカーに交換するならともかく、純正スピーカーを付け直す場合は、付けるときに困るのでは?
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ねじでは固定できないので、再びリベット留めする必要があります。
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……それって、どうやるの?
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「リベッター」というハンドツールがあるので、こういうものを使うんです。
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ホ~。
こんな工具があるのか! -
リベット留めを使っているトヨタ車の場合は、純正スピーカーを付け直すときにはこういうものが必要になります。
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そういう意味ではちょっと敷居が高いなァ。
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そうですね。トヨタ車の場合、スピーカーを外す必要のない、「ドアデッドニング」のほうが敷居が低い面はありますね。
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そういうことか~。ドア用とスピーカー用で分離されているエーモンの新型デッドニングキットは、この点でもよく出来ている。
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これから施工する「スピーカー用」は、+αという位置付けですね。
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なるほど。
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でも、今回のモデル車(スペーシア)のように、ネジ留めされているだけのスピーカーなら、スピーカー用のデッドニングキットはむしろカンタンに施工が終わりますよ。
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スピーカーを外したら、つながっている配線のカプラーも抜いておきます。
デッドニングキット・スピーカー用
✔ リベット留めスピーカーの外し方は「車のスピーカー交換方法╱純正スピーカー(リベット)の外し方」で解説。
リベット留め専用工具
スピーカー背面の鉄板に制振吸音シートを貼る
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スピーカーをいったん外したのは、スピーカー裏の鉄板に、制振吸音シートを貼り付けるためです。
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このポコポコスポンジで、スピーカー背面から出た不要な音を吸収するんですね。
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そうです。事前にスピーカー奥の鉄板(アウターパネル)を、脱脂しておきましょう。
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どうやって貼るの?
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まずは、グニャっと曲げながらスピーカーの穴を通して……
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手で押して、スピーカー背面の奥の鉄板に貼り付けるだけです。
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ただし、車種によっては、ちょうどスピーカー裏にサイドインパクトビームが通っていることもあります。
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あ~。ドアのアウターパネルについている棒が、制振吸音材を貼るジャマをしている?
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もしもインパクトビームがスピーカー裏にかかっている場合は、制振吸音シートをカットして、その上下に分けて貼ればよいのです。
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インパクトビームを避けて貼る、ってことですね。
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そうです。
カブせて貼ると、剥がれるのでNGです。 -
今回のスペーシアだと、真後ろではないけれど、上のほうにインパクトビームがいてジャマですが……
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それなら、その下に制振吸音シートを貼ります。できる範囲で、だいたいスピーカーの背面に制振吸音シートが貼れればOKですので。
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なるほどね。
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スピーカー背面の吸音と制振は、これで終わりです。
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え。
1枚貼っただけですけど? -
あのスポンジみたいのが、制振材の効果も合わせてもっているのです。
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じゃあ、今の作業で、スピーカー背面の奥の鉄板のビビリ防止にもなるんだ。
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そういうことです。
ではスピーカーを戻しましょう。 -
配線をつなぎ直すのを忘れたら、大変です。
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スピーカーも、戻せました。
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スピーカー周りのデッドニングは、ラクでいいですね〜。ブチルも出てこないし。
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スピーカーを戻したら、すっかり終わった気になっているようですが……スピーカーを付け直したあとに、まだやることがありますよ。
カプラー(配線)をつなぎ直す
DIY Laboアドバイザー:中塚雅彦
カーDIY用品メーカー・エーモン広報担当で、エーモンの顔と言える人物。端子や配線コードの仕様など細かいところまで深い知識を持っているので、DIYラボでは「電装DIYのきほん」に関する記事を担当。中塚ハカセ、とも呼ばれている。
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