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LEDフットライトを、スモール連動（イルミ連動）で減光させる方法②

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LEDフットライトをスモール連動（イルミ連動）で減光させる方法②では、前回とは別パターンの配線を紹介。ACC連動+イルミ減光することに変わりはないが、容量が違うのだ。大きな電流が流れるLEDを減光させるなら、このテクニックを覚えておこう。

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  「LEDフットライトを、スモール連動（イルミ連動）で減光させる方法」の続き。

  ●レポーター：イルミちゃん

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  もうひとつ、別の配線パターンを紹介しておきましょう。目的は前と同じく、スモール連動（イルミ連動）でLEDを減光させることですが。

  ●アドバイザー：エーモン 中塚研究員

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  別パターンで減光……？

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  前回は、調光ユニットのマイナス出力をプラス出力に変換するために、「出力変換ユニット」という部品を使いましたが、実は他の変換方法もあります。

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  ほう。

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  それがユニット用リレーを使う方法です。



詳細はAmazonのエーモン ユニット用リレー（1558）

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  ユニット用リレーって……たしか、チャタリングの起こらないリレーでしたよね。

  ※「リレーの仕組み。有接点リレーと無接点リレーの違い」参照。

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  そうですね。そもそも接点を切り替えるアナログ方式のリレーではないので、パルス信号を流してもチャタリングが起こりません。

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  ということは、パルス信号を出している調光ユニットとつなげてもいいってことか。

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  そうなんです。

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  調光ユニットとユニット用リレーを使う場合の、「イルミ連動の減光」はどう配線するでしょうか？

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  ユニット用リレーは、仕組みとしては4極リレーです。

4極リレーの内部


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  おさらいですが、4極リレーとは、「青」→「黒」の間に電気が流れているタイミングだけ、「赤」→「黄」のスイッチをつなぐというものです。



✔ 基本的なことは「リレーの使い方入門╱回路のしくみ」参照。

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  赤に電源を取っておけば、「青」→「黒」に通電したときだけ、「黄」に出力するわけですね。

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  で、今回はこの「青」と「黒」に、調光ユニットの出力線（2本）をつないでおきます。

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  フムフム。

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  調光ユニットはパルス制御なので、「青」→「黒」の間にはパルスが流れることになりますが、ユニット用のリレーの場合は問題ありませんので。

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  なるほど、なるほど。

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  すると、リレーの「赤」→「黄」に流れる電源もパルス信号（高速点滅）になって減光します。これをスモールオン時の、減光用の電源として使います。

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  マイナス出力のパルスを、プラス出力のパルスに変えたってこと？

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  ハイ。それによって、LED用の電源として、5極リレーの「黄」につなげるようになるのです。

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  つまり、配線図の全体で見ると、こうなる。


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  このパターンでも、LEDフットライトの「ACC連動＋イルミ減光」はできるんですね。

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  へぇー。
  こんなやり方もあるんだ。

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  調光ユニットのマイナス出力をプラス出力に変換してリレーに入れる、という意味では、前回登場した出力変換ユニットと同じことをやっています。

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  ……でも、わざわざユニット用リレーを使ってそれをやるメリットなんてあるの？

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  容量の違いです。

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  ……ほう。

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  「出力変換ユニット」を使った場合は、容量が0.75アンペアまでなんですが、「ユニット用リレー」は3アンペアまで使用できますので。

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  だいぶ違う！ 大きな電流が流れるLEDを減光させたいなら、こっちの配線パターンのほうがいいんだ。

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  なお、調光ユニットの容量は1アンペアなんですが、この配線パターンでは調光ユニットには僅かな電流しか流れないので、そこは関係ありません。

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  つなげるLEDの限界容量を決めるのは、ユニット用リレーまたは出力変換ユニットなんですね。

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  そういうことですね。

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  ユニット用リレーを使った出力変換テクニックも、覚えておいて損はなさそうです。