できる！ リレー講習

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デイライトをスモール連動で「消灯」させるリレー配線方法

リレーを実践的に使いこなす新連載。今回のテーマは、デイライトをスモール連動で「消灯」させる。常に光りっぱなしのデイライトは昼間でも見えるほどの明るさなので、夜は眩しすぎ。そこで、夜消灯するデイライトのリレー配線方法を解説。

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  リレーの使い方について、実践的に教わるコーナーです。

  ●レポーター：イルミちゃん

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  リレーを使いこなすと、いろいろと出来るようになるので、面白いですよ〜。。

  ●アドバイザー：エーモン 中塚研究員

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  なお、リレーの基本は、「リレーとは？ 使い方と回路の仕組みを初心者向きに解説」を参照してください。

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  では今日のお題。
  デイライトの「消灯」制御です。


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  これはLEDテープを開口部に貼って、デイライトとして光らせた例ですが……

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  フムフム。
  デイライトということは、常に光りっぱなしですね。

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  ACC電源を取るだけだとそうなりますが、このデイライトを「夜は消灯させたい」というケースで考えてみます。

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  昼間でも見えるような明るいLEDは、夜は眩しすぎたりするからな〜。

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  そうですね。なので夜は「減光」または「消灯」させる方法が有効。今回はよりシンプルに作れる、「夜は消灯」の配線方法を説明します。

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  ようするに、昼間だけ点灯させる。

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  この場合はつまり、スモール（ポジション）ランプをオンにしたタイミングで、LEDを消灯させればいいのです。

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  そんなことできるんだ。

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  これは、5極リレーを使えば、けっこうカンタンにできる制御ですよ。

今回使うリレーは「5極」



詳細はAmazonのエーモン 5極リレー（3237）

あるいはコンパクトリレーでもOK



詳細はAmazonのエーモン コンパクトリレー5極（3234）

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  まず、デイライトを昼間から点灯させておくための電源としては、ACC電源またはIG電源を取りますよね。

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  そこまでは、普通のデイライト取り付けと同じですね。

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  なお、エンジンルーム周りではACC電源やIG電源が取れない車種が多いのですが、エーモンのエンジン連動オンオフユニットを使うと、バッテリーから直接デイライトの電源が取れますよ。



エーモンの「エンジン連動オンオフユニット」。エンジン始動を検知して電気を流すので、バッテリーの常時電源をACC電源代わりに使える。

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  室内からACC電源をエンジンルームに持ってくるのは手間がかかるから、オススメのアイテムですね。

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  次に、スモールオンでLEDを消す、という動作のために、スモールランプの電源（イルミ電源）も取っておきます。



電源の取り方は「スモール（ポジション）ランプ線からの電源取り出し方法」参照。

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  ACC電源（またはIG電源）と、イルミ電源の2種類を取っておくんですね。

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  そして、2つの電源を生かして、このようにリレーとつなぎます。


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  順を追って解説します。まず普段は、リレーの赤に入れたACC電源は、白に流れています。


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  白の先には、LEDがつながっているんですね。

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  そうですね。
  だから普段はLEDが光っています。

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  フムフム。

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  青をイルミ電源、黒をアースにつないでおきます。そうすると、イルミ電源が入って来た段階で、青→黒に電気が流れ、リレーの接点が切り替わるんです。


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  え〜っと、電源の供給先が白から黄ラインに切り替わりましたが……。

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  今回はこのタイミングでLEDを消灯させたい。ですから、黄には何もつながなければいいのです。

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  あー！ なるほど。
  何もつながないとか、アリなんですね。

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  これはよく使う手法ですね。5極リレーは接点切り替えリレー。ひとつの電源を、電装品Aに送るかBに送るかを切り替えるというのが、基本的な使い方なのですが……

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  今回は電装品Bがナシ、ということか。

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  そういうことですね。

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  何かに電気が流れたタイミングで、何かを消したい、という場合には、エーモンリレーの黄ラインはつながないでおけばいい、と覚えておきましょう。

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  5極リレーだからって、配線を5本つなぐとは限らないんですね〜。