殻割り(カラわり)で失敗しないために一番大切なこと
最後の細い部分が一番折れやすい!
レンズ最後の角には、ハウジングのミゾに入り込んでいる凸(でっぱり)部分があるんですが、ここが割れやすい。
さらに
反対側にはまだ引っかかっているツメもあります。ツメも、最後のところを一番折りやすい。
最後まで焦らず温めて…
やっと
最後のツメを解除
そして
フロント方向へ抜き出す
この引き出し方なら、レンズの端の凸部分も折れません。
レンズをフロント方向に抜く
…というのは、こういう動き!
ついに
開いた!(@⌒▽⌒@)ノ
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レンズを「抜く」イメージってこういうことかぁ。
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最後は特にそのイメージが大切ですね。ここで焦って「開ける」イメージになると、最後の最後でツメがバキッ!!☆/(x_x)…というパターンになります。
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森田さんの殻割りは、少々じれったかったけど、力任せに気合いで開けるシーンがゼロですごくスマート。
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殻割りに気合いはいらないです。レンズ割れます(苦笑)。気合いではなく根気が大切。
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そういえば工具でこじるような場面も皆無でしたね。
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基本は「熱」と「手作業」です。ハウジング側のミゾも、薄いABS樹脂など。だからここをドライバーでこじったりするとすぐ変形してしまう。戻すときにしっかりレンズがハマらなくなります。
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なるほど。そんな理由があるのか〜。
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道具はヒートガンのほかに、伸びたシーリングを切るための割り箸とかヘラみたいなものがあれば十分ですよ。
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殻割りについて、まさかこれほどまでに細かく指導を受けるとは、思ってませんでした(笑)。
DIY Laboアドバイザー:森田広樹
LED加工専門店・球屋代表。アクリルづかいを筆頭に、最先端のライト加工技の探求者。実際にお客さんの10台中9台はアクリル加工をする、というほどのエキスパートだ。派手さよりも「完成度と質感」を重視。デザイン性の高さでも全国屈指。
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