リアスピーカー関連

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純正でリアスピーカー無しの車に、純正リアスピーカーを後付けする方法

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純正でリアスピーカーが付いていない車に、純正リアスピーカーを後付けしたい人向けのガイド。純正リアスピーカーなしのグレードでも、リアスピーカー線は近くまで来ている可能性があるので…

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  前回は「純正でドアスピーカーのみの車に、純正ツイーターを後付けする方法」を解説しましたが……

  ●レポーター：イルミちゃん

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  今回は純正でリアスピーカーが付いていない車に、純正リアスピーカーを後付けするパターンです。

  ●アドバイザー：カーデン 佐伯研究員

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  リアドアにはスピーカーグリルが付いているだけで、実はスピーカーが入っていない、というのはグレードや装備によってはよくある話。

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  今回のモデル車両のヤリスも、純正ではリアスピーカーが付いていない仕様です。

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  そんなヤリスのリアドア内張りを外すと……


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  ドアの鉄板にもスピーカーが入る穴はあるけど、スピーカーはありません。

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  リアスピーカーが付いていない車でも、リアドア内張りにはスピーカーグリルが付いているし、鉄板に穴も開いています。ドアは共通部品なので。

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  つまり純正リアスピーカーを部品として購入すれば、ココにポン付けできてしまう。

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  そういうことですね。ただし、ヤリスの場合はスピーカー付近まではスピーカー線が来ていないパターンでした。

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  そっか。配線まで来ている車種だったら楽勝だったんだけど……

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  そのあたりの事情は車種によっていろいろですね。

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  では今回は、リアスピーカーまで配線の引き回しをしないといけませんね。

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  ただナビ裏からリアスピーカーまで、全部配線を通さないといけない、というわけでもありません。

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  ほう。
  と言うと…？

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  途中まではリアスピーカー線が通っている状態なんですよ。リアスピーカー無し車であっても。

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  途中まで……って、どこまでですか？

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  車内側からリアドア側に配線が渡るところは、ドア脱着時に配線が外せるようカプラーが使われていますが、その中継カプラーの室内側まではリアスピーカー線が来ているのです。

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  なんと！
  リアドア手前までは来ている。

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  そうです。そしてドア側のカプラーは、空きピンになっている状態です。

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  そんな中途半端な状況もあるのね。

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  最初に配線図で調べたときはそこまでの情報が無かったので、ナビから配線引き直しになるな～と覚悟したんですが。

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  つながってもいない配線だから、配線図にも情報が無かったのかな。

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  そうなんです。配線作業をするつもりでピラー内張りなどをバラしていったときに、リアドアに渡るカプラーを調べて気づきました。この2本の線はなんだろう、と。

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  なるほど。でもそれがスピーカー線かどうかまでは、断定できない気がしますけど？

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  その判断をするには、導通（どうつう）を調べてみればいいのです。

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  あ！ ここで「導通チェック」が役立つんだ。



✔ 導通（どうつう）の基礎知識は「電気用語の導通とは？ テスターでのチェック（導通確認）方法」参照。

>>>リンク先で詳しく読む。

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  ナビ裏のスピーカー線とリアドア付近の怪しい線の導通を調べることで、確認ができます。

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  導通していたら、それはスピーカー線なんですね。ただしナビ裏でどれがリアスピーカー線なのかが分かっているのが前提だが…。

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  ナビ裏の配線情報は配線図で確認できます。この色はプラス・この色はマイナス、みたいな判別までできますね。

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  それらの情報を組み合わせて、リアスピーカーのプラス線とマイナス線と判断できたんですね。

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  そうです。

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  しかし配線図が見られないとしたら、そこはどうしたらいいのでしょう？

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  う～ん、僕らは馴れているので、ディスプレイオーディオ裏の配線を確認すれば、配列などで分かりますが……

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  普通の人はそんなの分かりませんよ？

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  配線情報まったく無しでやるのだとしたら、例によって「BH10」を使う手もあります。



Amazonでも販売されているビートソニック BH10（※ディスプレイオーディオ車専用であり、JBLプレミアムサウンドシステム付き車には適合しない）

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  「BH10」はディスプレイオーディオ裏から、フロントスピーカー出力とリアスピーカー出力を取り出すものです。

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  その手があったか。これなら確実にリアスピーカー出力を取り出せる。

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  ただしBH10を使うってことはディスプレイオーディオ裏に取り付けることになるので、配線はナビから全線引かないといけません。

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  配線の取り回し作業は大変ってことね。

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  今回も、途中までリアスピーカー線が通っていなかったら、BH10を使って後ろまで引っ張るつもりでした。

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  純正スピーカー線の判別ができるなら、配線の取り回しをショートカットできる、っていう話なのね。

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  そうですね。逆にその判別が難しいなら、BH10でナビ裏から配線を取り回してくればいいということです。

※ディスプレイオーディオはBH10を使用するが、トヨタディーラーオプションナビ（10ピン＆6ピン）なら、BH8を使えば同じことができる。

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詳細はAmazonのビートソニック BH8参照。

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  今回はBH10は使わずに、途中まで来ている純正スピーカー線を延長する方法でいきます。ただし難関はここからです。