車とアウトドア

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ソロフラットキットは左右を入れ替えて（運転席側で）使えるのか？

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ソロフラットキットの素朴な疑問。基本的に助手席側に設置する車が多いようだが、左右を入れ替えて、運転席側で使うこともできるのか？

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  「ソロ車中泊向けベッドキットの寸法を決めるうえで、考えておきたいこと②」の続き。

  ●レポーター：イルミちゃん

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  ときどき要望として聞かれる「ソロフラットキットは左右を入れ替えて使えるのか？」という点を解説します。

  ●イルミスタ・アウトドア：長さん

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  そういえば、これまでに紹介してきたイルミスタのソロフラットキットはいずれも助手席側で製作していますね。



詳細はイルミスタのハイゼットカーゴ S321V系 クルーズ用【TNキットS】参照。

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詳細はイルミスタのアトレー S700V/S710S用「TNキットS」参照。

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  なんでいつも助手席側で製作するのでしょうか？

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  通常だったら、運転席シートを動かすより、助手席シートを前に動かしたりするほうがいいと思うので。

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  ああ、そうか。シートを前にスライドさせたりリクライニングを起こしたり、といった微調整を考えると、助手席側に設置するほうが合理的なんだ。

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  一般的にはそうなると思います。しかし車中泊の状況によっては、ときに左右を入れ替えたい場面もありそうです。

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  というと？

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  例えば今回オーダーで製作した7人乗りシエンタのオーナーさんは「左右入れ替えて使えるようにできるなら、そうしたい」というお話でした。

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  それはどういう理由からなんだろう？

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  今回のシエンタのオーナーさんは、実際の車中泊ではカーサイドタープも使われているんですよ。


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  おお～。
  本格的だ。

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  これって、どこのサイトに入るかによって、景色とか地面の傾斜とかの要素で設置具合が変わります。状況によっては左右を入れ替えるケースがあるわけですよ。

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  タープは車のどっち側に設置する場合もあるのね。

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  そのため室内のフラットキットも左右を入れ替えできるようにしておきたい、と。

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  そういうことね。で、ソロフラットキットは左右を入れ替えて、運転席側でも使えるのでしょうか？

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  はい。ソロフラットキットは運転席側に設置することもできます。ただしシエンタの場合は、一部の足だけは付け替える必要がありますが。

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  足を付け替える？

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  というのも今回のソロフラットキットは、足の長さが落とし場所によって違うんですよ。

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  そういえば、大きくくぼんでいるところに落としている足は長くなりますね。


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  足の落とし場所が複雑なため、このシエンタは全部で4種類の長さを組み合わせているんです。

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  そんなにバラバラなんだ。

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  今回のフラットキットは、変則で6本足になっています。そして前端の2本と、後端の2本はそれぞれ同じ長さのセットですが……

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  フムフム。

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  中央の足は事情が違います。中央外側の足は、傾斜面に落としています。


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  いっぽうで内側の足は車内中央に落としており、左右で長さを変えていく必要があります。


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  そういうことか。確かに4パターンの足が必要になるな。

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  そこで、もし「運転席側フラット」に変更しようとすれば、中央の足だけは左右で入れ替える必要はあります。

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  だけど足の脱着だけなら、DIYでもカンタンにできますね。

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  ちなみに今までに製作したハイゼットカーゴやアトレーのソロフラットキットでは、形状もストレートだし、全部同じ長さの足が付いていました。


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  こういうソロフラットキットなら、普通にそのまま逆サイドにも設置できますね。

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  ということでイルミスタのソロフラットキットは、助手席側でも運転席側も、入れ替え可能な作りになっていたようです。