車中泊シリーズ
DIYでできる、ソロフラットキットの取り付け(設置)方法②
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車中泊の快適性を上げる「ソロフラットキット」DIY取り付け方法の続き。イルミスタのソロフラットキットを設置する際の、高さ調整や水平取りのコツとは? また、キットなのにワンオフのように融通が効く「足の長さ変更オプション」は、DIYラボ読者に特にオススメの情報。
ソロフラットキットの高さ調整方法と、購入時の裏技
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「DIYでできる、ソロフラットキットの取り付け(設置)方法」の続きで……
●イルミスタ・アウトドア:長さん
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ソロフラットキットのDIY取り付け実況をお届け中。足の位置が決まったら、次は高さ調整かな。
●レポーター:イルミちゃん
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ソロフラットキットの足はアジャスター付きで、11センチの範囲で高さ調整できるようにはなっています。
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調整できる11センチの範囲内であればどこでもいいんですけど、高くすれば高くするほど揺れ・たわみは大きくなります。
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そりゃそうだ。
低いほうが安定性は高い。 -
ちなみに標準だと23センチの足が付いているんですね。
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フムフム。それを基準にして、11センチ分の調整幅があると。
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そういうことなんですが、購入時に指定してもらえれば、その23センチの足を15センチにしたり、30センチにするなどの対応は可能です。
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基準の長さ自体を、指定して変えられるんだ。
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最初から低くめに使う・高めに使うというのが分かっていれば、そのほうがいいですよね。
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それってオーナーメイドの扱いになるのかな?
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「DIYラボを見た」と言ってくれれば、この「足の長さ変更オプション」は無料で対応しますよ。
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いいこと聞いた~!
皆さんも忘れずに。 -
ただし、足を長くすれば、最終的に天板が助手席シートの背中に干渉するので、かわすために天板を後ろに下げることになると思います。そのあたりを見極めたうえでお願いします。
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天板が後ろにズレた分で、バックドアに当たるとなったらシャレにならないもんね……
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まあ、足の長さが5センチ程度変わるレベルなら問題はないと思われます。
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フラットキットを使いたい高さが決まっているなら、それに合わせて「足の長さ変更オプション」を利用するのがオススメです。DIYラボ読者の方は無料らしいので!
19ミリのスパナ、またはモンキーレンチでナットを締める。手で回らない程度まで締め込めば十分。ナットの相手が樹脂なので、むしろ締めすぎに注意。
※23センチの足にコネクター・アジャスター・ナットなどの部品が付くので、最終的な高さはそれ以上になる。
ソロフラットキットを水平に設置するコツ
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あとは二つに四角フレームを連結することで、ソロフラットキットのフレームになります。
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この連結はカンタンなのでしょうか?
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足を付けるのと同様の作業なので、両者の高さが合っていればカンタンです。
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ふむ。
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ただ、ここで四角フレームどうしの高さが違うと、高いほうに引っ張られてしまうので、足が浮きます。
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そうなるね。
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もし足が浮いていたら、足を再調整して高さを揃えます。
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浮いている足はカタカタしていたりします。そういう足があれば、着地させるために調整して伸ばします。
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こうやって車内のデコボコに追従させていくんだ。
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四角フレームが水平になるように設置するのもポイントですが、これはまあ目視でやるしかないですね。
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厳密に水平器などをのせながら作業する方法もありますが、そもそも地面が水平であることなどほとんどないと思うのです……
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水平器を使うなら、そもそも水平な場所に車を停めていないと意味がないですね。
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それもそうだなァ。
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ですので目視で確認して、フレーム同士が車体に対してだいたい平行であれば問題ありません。足の長さの違いは、連結したときに足の遊びで分かりますから。
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そのときの微調整で、おおむね水平は取れる。
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そういうことですね。ソロフラットキットのフレームの組み方は以上です。
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あとは天板を載せるだけ。
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キットには付属品で面ファスナーテープが付属しているので、それをフレームに貼り付けると、天板の横スライドやズレを防げます。
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巻いて付けたい人もいれば、まっすぐ貼りたい人もいるかなと思いまして、出荷時は貼っていない状態です。
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どっちの貼り方でもいいんですね。
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デメリットとしてシルバーフレームに貼ると目立つので、各自の判断で必要なら付けてください。
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このようにソロフラットキットの設置は、DIYでも十分できるレベルと言えそうです。
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