車中泊シリーズ
ハスラー用のソロ車中泊キット(L形ソロフラットキット)が登場…!
ハスラーでの車中泊のよくある悩みは、フルフラットにしても助手席や運転席シートが凸凹なこと。それを解消するハスラー用ベッドキットの新作が登場。もともとはオーダーメイドアイテムだったL形のソロフラットキットだけに、いろいろと気が利いたポイントがある。
ソロ車中泊用のソロフラットキットが好評なので、ハスラー用も開発
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車中泊やアウトドアに最適なフラットキットを展開する〈イルミスタ・アウトドアシリーズ〉からのニュース。
●レポーター:イルミちゃん
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以前にハスラーでのソロ車中泊を想定した〈L形ソロフラットキット〉を紹介しましたが……
●イルミスタ・アウトドア:長さん
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あのときはオーダーメイドだったんですが「TNキット」として、量産品バージョンも開発しました。
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ソロフラットのキット化は、ハイゼットとアトレーに続いて第三弾となります。
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最初のハイエースはフルフラットだったけど、ソロフラットキットが続いていますね~。
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そうなんですよ。ソロ車中泊仕様を作りたい人が多くて好評なのです。
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最近はソロでキャンプに行く人が多いからなー。
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オーダーメイドなら基本的にどんな車種でも対応はできると思いますが、イルミスタ実店舗に来て頂く必要があるので、ネット注文できるTNキットも増やしていきます。
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……つまりハスラーの場合は、ネットでTNキットを買ってDIYで取り付ければ、ソロ車中泊仕様が作れるんですね。
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そういうことですね。ちなみに以前に紹介したオーダー品と市販品ではフレーム形状(レイアウト)も少し違っているので、改めて紹介します。
L形のソロフラットからの、助手席や後席を起こすアレンジも可能
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まずフレームレイアウトはこうなっています。
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そして上に乗せる天板の分割構成は、こうなっています。
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3枚の天板で構成されているんだ。
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もっと細かく分割したい人は、以前のハスラーのようにオーダーメイドで受けることは可能ですが、天板を細かく分けるほどコストも上がってしまいます。
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キット版ではそのへんのバランスが重要ですよねぇ。
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そうなんです。この3枚構成には、もちろん意味があります。
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フムフム。
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例えば助手席シート上に載っている天板を外し、助手席シート上空のフレームの、この3箇所を外せば……
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助手席シートを起こして使える状態になり、リアだけフラットに変わります。
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なるほど!
リアフラットに変化する。 -
いっぽう右後ろの天板だけを外して、その下のフレームの接続を2箇所外すと……
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右後ろの後席シートが使えるようになって、左側(助手席側)だけのストレートソロフラット仕様にもできます。
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Lフラットにも、タテフラットにもヨコフラットにもなるんだ。さまざまな車中泊スタイルに変化する。
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ただ、左側後席だけを外すことはできません。ここにはメインのセンターフレームが通っているので。
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このセンターフレームを、ど真ん中センターではなく、ちょっと左側に寄せてあるのがポイントなんですね~。
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そうですね。右側の後席シートを使えるようにするための構造です。
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よく考えられている。
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それからハスラー用のTNキットの特長としては、まず高さを抑えた作りであること。
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フムフム。
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というのも、ハスラーは屋根が低め。車内空間に高さがない車なんです。
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高さのあるフラットキットだと、居住空間が狭くなってしまう……。
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はい。ソロフラットキットについても、できるだけ低く制作しないと居住スペースが確保できません。
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TNキットを取り付けたあとは、どのくらいの空間が残るのでしょうか?
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これで、高さとしては76センチ位の室内空間が確保される状態です。
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フムフム。
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通常だと90センチは欲しいな、というところなんですが、ハスラーではこれが限界でした。
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横になるぶんにはいいけど、体格によって「座っていると狭いかな」ぐらいですかね。
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そうですね。私があぐらをかいて座ると、頭が軽く当たるくらいの空間です。
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だけどフラット化しようとしたら、その点は仕方ないよね。
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そもそもハスラーオーナー特有の悩みは、フルフラットにしたときに助手席や運転席シート上に凹凸ができるという点です。
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そこは解消できる。
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屋根が近くなってしまうデメリットはあるものの、完全にフラット化できて、フレーム下に荷物を少し入れられる空間もできるのがメリットです。
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しかし、ソロフラットキットはややフレームレイアウトが複雑に見えますが、DIYでの取り付けはできるのでしょうか?
ハスラーでの車中泊用ソロフラットキットのフレームレイアウト
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