車中泊シリーズ
DIYでできる、ソロフラットキットの取り付け(設置)方法
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ソロキャンプ・ソロ車中泊の快適性を上げる「ソロフラットキット」は、DIYで取り付けが可能。ここではソロフラットキット開発者に、設置の手順やコツ、ちょっとした注意点などを聞いた。
ソロフラットキットをDIYで取り付けるときのコツ
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車中泊をより快適にしたい人向け・イルミスタのフラットキットの取り付け(設置)方法を紹介します。
●レポーター:イルミちゃん
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ここでは700系アトレー用のソロフラットキットを例に説明しますが、車種が変わっても、やることはほとんど同じです。
●イルミスタ・アウトドア:長さん
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詳細は説明書で見てもらうとして、DIYラボ上では「どういう作業なのか?」という概要についてフンワリ解説していきます。
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キットはスタッキング(重ねて収納)した状態で届きます。そこでまず四角いアルミフレーム枠から、足・補強用コネクタ・連結用コネクタを外します。
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大きい四角枠と、やや小さめの四角枠があるんですよね。スタッキングできるように。
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ソロのベッドキットとして使う場合の配置はこうですね。
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この四角フレームに対して、足を付けるんですね。
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最初に足を仮組みしますが、組み立て作業は広いスペースで行いましょう。
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ぶつけて傷つけたら大変ですので。
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まずは仮組み。四角フレームの四隅に足を付けます。
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最終的な足の位置は車載してから調整して決めるものなので、この四隅は仮の位置です。
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足の位置は、フレームに対してどこにでも付けられるようになっているんだ。
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構造的にはどの位置にも付けられます。ただ、できるだけ四隅に近いほうが、立てたときの安定性がいいですね。
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なるほど。
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四角いフレームと足の接続部は、ゆるめながらスライドさせられるようになっていますので……
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この構造を利用して「車載してから足の位置を微調整する」流れですね。
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このままポンっと載せるだけではないよってことね。
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実際の車内は、フルフラットにした状態とはいっても、平らではなくけっこうデコボコの状態です。
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ふむ。
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ヘコミがあったり穴があったりするので、どこにでも足を置けるわけではないんですよ。
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足の位置の選定がポイントなのか。
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そういうことです。足の位置を微調整しながら、固そうなポイントを選んでいきます。
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説明書上でも足を落とすのに良さそうな場所を選んで写真を載せてはいますが……
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フムフム。
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しかし場合によっては、なにかを取り付けている都合上でそこに足を落とせない、ということもあると思います。
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あー。あるかも。
そんなときはどうする? -
固い場所を探して、足の位置を微調整してもらう、という感じですね。
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例えばデモカーでは、一番前の足を助手席のフレーム後端の樹脂カバーに載せていますが……
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絶対にこの位置でないといけない、というわけではない。
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そうです。足の置き方に絶対的な決まりはありません。足が全部内側に入り過ぎるような付け方だと不安定になりますが、そういうことでなければ問題はありません。
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なるべく四隅になるように意識しつつ、微調整していくんですね~。
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説明書の写真の位置より、こっちのほうがいいよね、っていうポイントがあれば、そのあたりは柔軟にやって頂いてOKです。
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コツが分かってきた。
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足がちゃんと付けられれば、あとは置くだけなので、カンタンです。
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他には、特に注意点などはないのでしょうか?
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足側のコネクターと四角フレームの接合部分に隙間ができてしまうと、正常な噛み合いができなかったりとか、足がナナメに付くといった可能性もあるので注意しましょう。
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足がナナメになってしまったら危ない。
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ただ、足に対してナナメの補強(※補強用コネクター)を付けて仕上げるので、実際には足がナナメに付いたままになる心配はほぼありません。
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最終的に足の位置が定まったら、ナナメ補強で固める仕組みなんですね。これなら安心。
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次回はソロフラットキットの高さ調整と、そのコツについて解説します。
詳細はイルミスタのアトレー S700V/S710S用「TNキットS」参照。
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