電装DIYのきほん
COBテープライトを、ハンダ不要で扱えるコネクター類
粒々感のないライン発光がキレイなCOBテープライトを、ハンダ不要で取り回しできるコネクター達を紹介。
COBテープライトを切って使いたいときは…
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前回、「ネオピクセルLEDテープを、ハンダ不要で扱えるコネクター類」を紹介しましたが……
●レポーター:イルミちゃん
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今回は、COBラインテープLED(※COBテープライト)用のコネクター類です。
●アドバイザー:エルパラ 平川研究員
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COBテープライトは、キレイにライン発光するLEDテープのことですよね~。
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COBテープライトは、既存のLEDテープに比べるとまだ登場してそんなに経っていませんが、粒が見えないので、間接照明用途で選ぶ人が多いんです。
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車でも使われているのかな?
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キャンピングカーの間接照明などに、使う人が増えていますね。
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なるほど。
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ただ、COBテープライトの場合は、通常のLEDテープとは電極の位置も違うし、LEDのピッチも細かいので、既存のコネクター類は使用できません。
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COBテープライトには、専用のコネクター類が必要ってことですね。
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そうですね。まずは、COBテープライトをカットしたとき。
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カットして使えるけど、残されたCOBテープライトには配線コードがなくなる問題は同じ。
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この場面で使えるのが、10mmCOB電源コネクターです(↓)
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DCジャック付きの配線をワンタッチで付けられるので、そのままACアダプターに接続可能になります。
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このコネクターはどうやって取り付けるのでしょうか?
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カットしたCOBテープライトを差し込みます。
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COBテープライトは電極がテープの端(茶色い部分)にありますが、ここにちょうどコネクターの銀色がくるようにします。
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電極が端っこにあるんだ。それでコネクターがコの字形になっている。
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コネクターの銀色の部分をラジオペンチで押し込むことで、コネクター側の電極が差し込まれるような形状になっています。
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なるほど。この方式なら、電極同士がしっかり接触しますね。
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そのため、通常のコネクターの構造に比べると接触不良は起こりにくいと思われます。
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高さも抑えられていて、コネクターがかさばる心配もなさそう。
10ミリ幅のCOBテープライトに使える、10mmCOB電源コネクター(6380)
テープが入りにくい場合は、先の尖った工具で、ピンを起こすとよい。
複数のCOBテープライトを連結したいとき
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2本のCOBテープライトを連結するためのコネクターもあります。
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フムフム。
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まずこれは、COBテープライトのコーナー処理などに使えるタイプ。
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付け方はさきほどの電源コネクターと同じで、反対側にも2本目のCOBテープライトを付けます。
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コネクターが無い場合は、配線(電線)をハンダ付けして、橋渡しにつなぐ必要がありますが……
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ワンタッチでCOBテープライトが連結可能です。
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それからもう一種類は、配線なしで直結したいときに使うコネクターです。
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このコネクターは、両側から連結したいCOBテープライトを差し込んで……
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ラジオペンチで銀色の部分を押さえて、テープ側の電極に差し込むようにします。
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これも接触不良は起こりにくそうな方式ですね。
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それから、COBテープライトの場合、カットしてもテープの端まで光源がくるので、連結した場合でも、間がほぼ開かないのがメリット。
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コネクターをつけるさいに、ごく僅かな隙間が空いたとしても、光っている状態で見ると目立たないレベルです。
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連結しても、1本のライン状に光って見えます。
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付けるときのコツは、なるべく隙間が出ないようにぎゅっと差し込んだ状態で固定することです。
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なるほど。
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今回紹介したコネクター類を活用すれば、ACアダプターとつなぐところから始まって、ハンダ不要ですべての接続が行えます。
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COBテープライトも、今までよりも扱いやすくなったと言えますね。
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