ディスプレイオーディオ換装ガイド②-3

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ディスプレイオーディオを取り外して、社外ナビに交換する方法

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前回まではディスプレイオーディオを外して社外ナビに付け替えるためのハーネス作りだったが、ここからは実際の車でのナビ交換作業。社外ナビの配線を通す前に、配線の通り道を確保するための下準備をする。後工程をスムーズにする、プロのやり方だ。

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  「ディスプレイオーディオを社外ナビに交換するときの配線方法（後編）」の続き。

  ●レポーター：イルミちゃん

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  それでは、ここからは車での作業に入ります。

  ●アドバイザー：カーデン 佐伯研究員

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  なにから始めればいいでしょう？

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  順番に決まりはありませんが、僕の場合はまずピラー内張り（ピラーパネル）から取り外していきます。

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  なぜピラー内張りを外すの？

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  社外ナビを取り付けるときには、フロントガラスにフィルムアンテナを貼り、アンテナケーブルを接続します。


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  このアンテナケーブルは、ピラー内部を通して下に降ろすので、先に内張りを外しておくのです。

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  下準備ですね。

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  で、ここでの注意点。最近の車には、ピラーにエアバッグが付いています。


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  取り外し作業中にエアバッグを作動させたりしない、一番安全確実な方法は、バッテリーのマイナス端子を外した状態で少し時間が経ってから作業することです。

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  少し経ってから…？

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  電気が溜まっている分を考慮して…ですね。ハンドルを外すときなどもそうですが「バッテリーを外して、10分位経ってから外しましょう」と一般的に言ったりします。

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  蓄電池対策みたいな感じか。

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  そうですね。完全に電気が来ていない状況になれば、センサーが反応することもなく、安全にピラーやハンドルを外せますので。

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  …ふむ。しかし、バッテリーのマイナス端子を外すこと自体にもデメリットはいろいろあるので、そのへんも考え合わせて判断しましょう。

✔ 「バッテリーのマイナス端子（マイナスターミナル）を外すメリットと、デメリット」参照。

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  まあ、ちょっとくらいの振動でエアバッグが作動するわけではありませんからね。

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  ……ふむ。

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  ピラーを外す前に、ピラーの根元側はダッシュボードとの境界に、養生のマスキングテープを貼っておきます。


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  それからエアバッグ付きのピラーは、内張りが特殊なピンで固定されていて、手で引っ張っただけでは、この位までしか外れないので……


この隙間からラジオペンチを入れて、ピンを外す

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  外れると分かりますが、こういう形状のピンで固定されています。


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  エアバッグ付きのピラー内張りの外し方は、下記記事で詳しく解説していますよ～。方式はひとつではありません。

✔ 「エアバッグ付きピラー（内張り）の外し方」参照。

✔ 「エアバッグ付きピラー（内張り）の外し方 Ver.2」参照。

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  これでピラー内張りの上側はフリーになったので、引き抜くように全体を外します。


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  ただ、この場面では下側をぶつけてダッシュボードなどに傷をつけやすいので、養生が大切ですね。


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  ピラー内張りが取れた～。まずは第一歩です。

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  グローブボックスも取り外しします。

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  それも裏側に配線を通すための下準備？

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  そうですね。助手席側のピラー内を通して降ろした配線は、グローブボックス裏を通って、ナビ裏へと運びますので。

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  なるほど。
  では先に外しておきましょう。

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  グローブボックスを取り外すときはまずダンパーの固定を外して……


左右から押し込むようにして、引き下げる

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  だいたいどの車種も同じようなやり方で外れますね～。

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  それから反対側の、運転席側ピラーを通して降ろした配線の通り道も考えておきましょう。

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  運転席側ってどうやって配線を通すのだろう？

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  車種にもよりますが、今回の50プリウス後期の場合は、ダッシュボード側面のパネルを外せば、ダッシュ内を通しながらナビ裏までいけそうですね。

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  この中を通せるのか～。


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  覗き込んで、ナビ裏まで空間があるのを確認しました。助手席側にも同様に穴があります。


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  これで左右のピラー内を通した配線を、社外ナビ裏まで取り回す準備はできました。

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  先にしっかりと根回しをしておいてから、ナビ交換作業に入るわけですね。

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  それではディスプレイオーディオを取り外しましょう。