車を便利にする電装DIY

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ディスプレイオーディオに配線無加工でサブウーファーやツイーターを追加できる

ディスプレイオーディオに、サブウーファーやツイーターを付けたい。でも純正配線を切りたくない人に最適な専用ハーネスが登場する。感度の高いディスプレイオーディオ関連アイテムを続々と開発中の、ビートソニックからの速報だ。

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  ビートソニック・ワタナベ研究員のリーク情報をお届けします。

  ●レポーター：イルミちゃん

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  現在、我がビートソニック社では、トヨタのディスプレイオーディオ関連の新製品をいろいろと開発しております。

  ●アドバイザー：ビートソニック ワタナベ研究員

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  ディスプレイオーディオといえば、かつてのディーラーオプションナビに取って代わる存在。



トヨタ純正の新型デッキ・ディスプレイオーディオ。

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  新型車での採用は、どんどん広がっていますね。

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  でも、ディスプレイオーディオと以前のディーラーオプションナビでは、コネクター（カプラー）の形状などが全然違うので、ディーラーオプションナビに合わせて開発されていたハーネス類はいっさい互換性がありません。

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  それで新作ラッシュなんですね。ハーネス屋・ビートソニックとしては。

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  ハイ。これからいろいろ登場予定ですが、まず先行発売するのが「BH10」という製品です。



Amazonでも販売されているビートソニック BH10（※ディスプレイオーディオ車専用であり、JBLプレミアムサウンドシステム付き車には適合しない）

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  コレはなにをしてくれるの？

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  ディスプレイオーディオの背面にこのハーネスを割り込ませることで、スピーカー出力を又取り（またどり）できるというものです。

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  ホホウ。
  その目的は？

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  例えばディスプレイオーディオにサブウーファーなどを追加する場面では、ナビ裏のスピーカー出力を取り出す必要がありますよね。

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  ああ、そういうことか！ チューンナップウーファーの取り付け方法なら、別記事でやりました。



✔「サブウーファー（チューンナップウーファー）取り付け時の、配線方法の知識」参照。

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  そのときに通常ですと、ディスプレイオーディオ裏のスピーカー線を切って、こういったサブウーファーのハーネス（↓）を割り込ませることになりますが……



チューンナップウーファーに付属しているハーネス（例）

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  ただ、この場面で「純正配線を切りたくない」人も多いと思われます。

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  あ～、そういう人は少なくありませんね。特にディスプレイオーディオ付き車は、まだ買ったばかりの新車が多いだろうし。

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  ですよね。その場面でビートソニックのBH10を使って頂くと、純正配線を加工することなく、カプラーオンでスマートにスピーカー出力が取り出せます。


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  そういうコトかー！

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  ところで、BH10を取り付けると、8本もスピーカー線が出てくるのはナゼ？

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  ディスプレイオーディオのフロントスピーカーとリアスピーカーの出力を、いっぺんに両方取り出すからですよ。



フロントスピーカー左右とリアスピーカー左右、それぞれのプラス線とマイナス線があるので、合計8本となる。

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  そういうことね。

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  サブウーファー用の信号は、フロントスピーカー出力を使ってもいいんですが、リアスピーカー出力を使うこともできます。

チューンナップウーファーを取り付ける場合



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  サブウーファーはリアスピーカー出力を使うんだ？

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  フロントでもいいんですけど、リアスピーカー出力を使うメリットは、追加するサブウーファーの音量を、フェダー調整で独自にコントロールできる点ですね。

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  この場合は、フロントスピーカー出力線は何もつながなければいいのか。

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  いっぽうフロントスピーカー出力は、ツイーターの追加（増設）などにも使えます。

チューンナップツイーターを取り付ける場合



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  ただしこの場合、スピーカー信号をそのまま（高音から低音まで全部）流すと、ツイーターが壊れてしまいますので、パッシブネットワークで高音以外の音が流れないようにするか……もしくは、ネットワークを内蔵しているツイーター（※）を用意します。



✔  純正スピーカーへの追加を前提にしたチューンナップツイーターを使う。詳細は「純正スピーカーにツイーターを追加するときの知識」参照。

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  そこに注意すれば、ディスプレイオーディオへのツイーター追加も、配線加工無しでカンタンにできるんですね～。

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  そうですね。そして、フロントスピーカー出力とリアスピーカー出力を両方同時に使えば、サブウーファーとツイーターの両方を増設できます。

チューンナップウーファー＆ツイーターを取り付ける場合



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  ナルホド！
  この状況ではじめて、8本全部を使うんだ。

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  あるいは、リアスピーカーが付いていない車なら、リアスピーカー出力をリアスピーカーにつなぎ、フロント出力にサブウーファーを追加する……なども考えられますね。BH10の使い方はいろいろです。

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  BH10の登場で、トヨタ車のディスプレイオーディオの拡張がやりやすくなったと言えそうです。

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  ただ、BH10の注意点としましては、JBLプレミアムサウンドシステム付き車には適合しません。

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  ふむ。

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  それから、従来のトヨタのディーラーオプションナビにも使えません。その場合は「BH8」という製品がありますので、そちらを使います。



トヨタ・ディーラーオプションナビ用のBH8

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  そういえばこのBH8は、DIYラボ上でもたびたび登場しています。BH8とBH10は、やっていることは同じ？

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  そういうことですね。今回新たに登場した「BH10」は、そのディスプレイオーディオ版といったところです。

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  ディスプレイオーディオ付き車でオーディオをいじる人には、定番ハーネスになりそうですね。