車とアウトドア
車で使っている人も多い遮熱・断熱材「メタルシート MS-2」の魅力
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キャンピングカーや車中泊仕様を作る上で指名買いされている遮熱・断熱材「メタルシート MS-2」。本来は住宅用の断熱材だが、車で使う人も多いことには理由がある。
遮熱・断熱材「メタルシート MS-2」の切り売りを、イルミスタが開始
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イルミスタでも最近販売を開始した、メタルシート MS-2についての解説をします。
●イルミスタ・アウトドア:長さん
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メタルシート?
なんですかソレ?●レポーター:イルミちゃん
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株式会社ジーエスというメーカーが作っている住宅用の遮熱・断熱材です。
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住宅用の断熱材を、なぜ〈イルミスタ〉で販売するの? おうち向けブランドの〈イルミスタ・ホーム〉でも立ち上げるの?
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いやいや。つまり、車で使うためってことですよ。
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ほほう?
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例えばキャンピングカーや車中泊仕様で使ったりとか……あるいはハイエースあたりの車で、遮熱・断熱材を使ったりする人はけっこういますから。
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住宅用の本格的な断熱材を、車に付けたりするんだ。
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そんな場合に通常ならポイントになってくるのが「断熱材」と「遮熱材」をどう組み合わせるか、です。
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「断熱材」はよく聞きますが、「遮熱材」のニーズもあるのね。
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カンタンに言うと「断熱材」は熱や冷気を溜めておくイメージです。エアコンをかけて冷やしたり、暖めたりしたときに、その状態を保ってくれるような効果です。
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保温みたいなイメージですね。
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それに対して「遮熱材」の効果は、熱をはじく(反射させる)というもの。
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はじいてどうするの?
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夏場の太陽光がガンガン照りつける状況で、その熱を跳ね返すことで、車内に通しにくくするような効果ですね。
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車外の熱の影響を受けにくくするんだ。
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車内温度が上がりにくくなるので、エアコンを使う量も減らせますよ。
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両者の違いはなんとなく分かりましたが……それで?
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つまり「断熱材」と「遮熱材」をうまく組み合わせるのがベストなわけでして、「コレとコレとコレを組み合わせると、何度までしか上がりませんでした~」みたいな実験をしているユーザーさんもたくさんいます。
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遮熱断熱マニアに目覚める人もいたりして。
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とことんこだわる人なら、いろいろと試行錯誤して最高のパフォーマンスを目指すのでしょうが……これはなかなか大変な話かと。
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……確かにね。
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その点、このメタルシート(MS-2)であれば、1枚で両方の効果が期待できるんです。
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ホー。
一人二役なんだ。 -
はい。これ1枚貼るだけでも「冬は寒くなりにくく、夏は暑くなりにくい」効果が期待できます。
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いろいろ貼らなくてもいいのがイイね。
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それから一番のポイントは薄さです。厚さ5ミリの超薄型にもかかわらず、熱伝導率0.023(w/m・k)という遮熱性能を持っている。
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車で施工するときに厚みがあったら、施工場所も限られてしまうからね。
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そうなんですよ。
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基本的には厚みがあるほうが断熱性能は上がるんでしょうけど……
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しかし厚みのあるグラスウール(ガラス繊維)のマットなどだと、踏んづけると潰れてしまって中の空気が抜けるので、フロアの施工などには向かないんです。
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車内で使うなら、薄さや潰れにくさも重要になってくるのね。
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その点でも今回のメタルシート(MS-2)は車内のフロアの施工などにも向いていますね。
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なるほど、なるほど。
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メーカーはあくまでも住宅用として作っているモノなので、推奨外の使い方にはなるわけですが、実際のところ、車のユーザーがメタルシート(MS-2)を使っている例は多いです。
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それでイルミスタでも販売することにしたんですね。車中泊ともおおいに関連あるし。
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そういうことですね。
GS(ジーエス)製のメタルシート(MS-2) 本来は住宅用なので30メートル巻きだが、イルミスタでなら1メーター単位での購入が可能。
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