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基礎知識まとめ

LEDテープを車に付ける

LEDテープライト延長用の配線はどれがいい?(AWGの意味は?)

配線を延長したLEDテープライト

LEDテープライトに限らないが、電装品に付属の配線は短めだ。車に取り付けるには、配線を延長する必要がある。ここで問題なのが、延長用の配線選び。初心者にはどれも同じように見える配線コードは、AWG(またはsq、スケア)という規格で表記されているので、その意味から解説。

付属の配線に延長コードをつなぐ必要がある

AWGとは?

 AWGとsq(スケア)の対応表

AWG 180.75 スケア
AWG 200.5 スケア
AWG 220.3 スケア
AWG 240.2 スケア
  • 野本

    太いほうが当然、多くの電気を流せます。

  • イルミ

    そういうことね〜。

  • 野本

    ただ、AWGの数字が同じでも、配線の種類によって流せる電流の許容範囲は違います。だから余裕を見て選ぶのが大切。

  • イルミ

    余裕を見て……とか言われても、そもそも見当もつきませんが。

  • 野本

    普通のLEDは消費電力が小さいので、細線のAWG24(0.2スケア)を使うのが一般的です。しかし、今回はAWG24だと細すぎる。

  • 5050テープLED 60LED/1m

    今回取り付けるのはイルミスタの「5050テープLED 60LED/1m クリアドーム(防滴) 1m」

  • 野本

    取り付けようとしている1メーター長のLEDテープライト(↑)の電流ですが、だいたい1アンペア位流れます。

  • イルミ

    1アンペアも? 砲弾型LEDを1個付けるのとは、だいぶ違うんですね。

  • 野本

    砲弾型LEDは1個で15ミリアンペア(0.015アンペア)位しか流さないので、単純計算で70発分ほどでしょうか。

  • LEDテープライトは意外と電気を喰う

    LEDテープライトのチップの種類

    明るい3チップLED(5050)をたくさん積んでいるタイプは、最も電流量が多い(一番下)。

  • イルミ

    同じLEDでも全然違う。

  • 野本

    LEDテープライトの中でも、明るいタイプは、意外と流れる電流も大きい。特に白や青は、電気を使います。

  • イルミ

    そのへんはLEDテープライトの種類や長さによって変わるのか。ややこしいなぁ。

  • 野本

    まあ、そんなに深く悩まなくても大丈夫。LEDテープライト取り付けでは「AWG20」(0.5スケア)あたりを使うのが定番です。

  • AWG20の配線(電線)

    AWG20の配線

    イルミスタの「赤黒2P平行線」。1mが160円で買える(※原稿執筆時)

  • イルミ

    車業界では0.5スケアってよく聞きますね、そういえば。

  • 野本

    「AWG22」(0.3スケア)という選択もありますけど、「AWG22」と「AWG20」(0.5スケア)を比べると、この2つは配線外側の太さはあまり変わらない。内部の銅線は、当然AWG20のほうが太いんですけど。

  • イルミ

    フムフム。

  • 野本

    つまり取り回し性にそんなに差がないなら、流せる電流に余裕のあるAWG20を使うほうがより安パイ。

  • イルミ

    安心感重視なら、もっと太い、AWG18(0.75スケア)もありますが……?

  • 野本

    AWG18までいくと、取り回しがしづらくなる太さ。自由が効かなくなってくる。

  • AWG18クラスの太い配線は曲げにくい……

    AWG18の配線
  • イルミ

    なるほど。
    デメリットが目立ってくる。

  • 野本

    そういう意味ではAWG20(0.5スケア)は、LEDテープライト取り付けで使う配線として、イイトコかな〜と思いますね。

同じLEDテープライトでも長く使う時は注意!

LEDテープライトを短くカットして使うなら細線で十分

イルミスタ・野本貴之

DIY Laboアドバイザー:野本貴之
光ドレスアップの専門店・イルミスタ店長。LED加工や打ち替え、アンダーLEDを得意とする特殊なプロショップ。仕事ぶりは極めて職人気質で丁寧。部品のみの販売も行っている。●イルミスタ 住所:埼玉県三郷市上彦名540-3 営業時間12:00〜21:00 月曜定休(祝日の場合翌日)

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