電装DIYの知識
グリルLEDイルミネーション取り付け方法╱キレイに光らせるコツ

グリルLEDイルミネーションは、グリルやフロントバンパー開口部を光らせる技。使用するのはLEDテープライト。取り付けは、バンパー裏のレインフォースが狙い目。光源を見えにくくして、キレイに光らせるコツをプロに聞いた。
レインフォースにLEDテープライトを貼り付け
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グリルLEDイルミネーションの取り付け方法について解説します。
●アドバイザー:イルミスタ 野本研究員
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グリルとか開口部を光らせる技ですね〜。
●レポーター:イルミちゃん
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同じ外装LED技でも、アンダーLEDだと派手過ぎる、という人にも人気のある定番技です。
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これもLEDテープライトを使っているという点では、アンダーLEDと同じですね?
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そうですね。LEDテープライトをバンパー裏のレインフォース(※)に貼り付ける、というパターンが多いです。
(※)バンパーレインフォースメント。衝突時、衝撃を吸収する柱状の部品
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LEDテープライトは、70〜80センチ位の長さで切って、レインフォース裏面に貼りました。光源としては、奥(リア方向)を向いています。
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ちょうど真ん中あたりで、奥に向けて光らせているんだ。
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この付け方が一番光源が見えにくい。ただし、車種によっては上下方向に向けて、2本付けることもあります。
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エスクァイアはグリルと開口部が大きいのと、オーナーの明るくしたいという要望を受けて、上下にLEDテープライトを取り付けています。
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グリルと開口部に別々の光源を用意するほうが、明るくはなりますね。
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レインフォースで区切られているような状況のときも、上下に付けないと開口部は光らなかったりしますね。
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なるほど。
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……ただ、上下向きは、上方向から見たときにグリル越しに光源が見えてしまう可能性があるのがデメリットです。
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そこで対策として、明るい5050タイプではなく、3528チップLEDを数多く搭載したLEDテープライトを使いました。これなら光源が直接見えても、粒々感が控えめ。せめて光がライン状に見えるように、配慮しています。
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なるほど〜。
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あと、グリルLEDイルミネーションをやるときは、LEDテープライトを貼る前に、光らせた状態で仮当てしてみてチェックするのが大切です。
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配線だけつないで、12V電源か、またはバッテリーに仮付けして、実際に光らせながら位置決めをしましょう。
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いきなり貼るのは、ダメですね。
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レインフォースも平らとは限らず、車種によって形状はいろいろです。コの字型だったり、波形だったりする。
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レインフォースに貼っても、キレイに光らなかったら?
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その場合は、アンダーLEDと同様に、バンパー裏にアルミバーなどを通すこともあります。
最近イルミスタで取り付けしたハイエースの例





イルミスタで単品販売もしている「アルミ平角棒 10×2×1m」
貼り付け時の注意点
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鉄のレインフォースに貼る場合は、LEDテープライトの放熱に助けになる。その点は都合がいいですね。
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そっか。
樹脂に貼るより、鉄に貼る方がいいですね。 -
ただ、付属の両面テープ(紙製)は、剥がれやすいです。手間はかかりますが、自動車用の強力な両面テープに貼り直してから付けることをオススメします。
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これをやっておくと、剥がれる確率はかなり下がりますよ。

両面テープの貼り替えをする

防滴または防水タイプのLEDテープライトを使う
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グリル裏なので、当然ながら水がかかります。普通の非防水LEDテープライトを使うのはNGですね。
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それはショートしますね。
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本当はシリコンで覆われている防水タイプが一番安心ですが、シリコンは両面テープでくっつかないという問題があります。
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だから、通常は、「防滴タイプ」のLEDテープライトを使うことが多いです。
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もしもシリコンで覆われている防水タイプを使うのであれば、両面テープ貼り付けではなく、コーキングを使って固定します。
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どうやるんですか?
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レインフォースとLEDテープライトの境界に、ビ〜っと薄くコーキングを塗って固定します。ただ、乾燥させる時間が必要なので、この技を使うのはイルミスタでも「預かって作業できる車」に限られますが。
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剥がしたくなったら?
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コーキングを使って固定しても、ヘラなどを使って剥がすことはできますので大丈夫ですよ。

防水タイプは全体がシリコンで覆われている。

オモテ面だけがシリコン樹脂で覆われている防滴仕様。
光源に使うLEDテープライトの種類
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ここで、グリルイルミネーションに使うLEDテープライトについて解説しておきます。
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よく使うのは、アンダーLEDと同じで、5050チップLEDの明るいタイプですね。
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エスクァイアで使ったのは、3528チップLEDで、数を多めに搭載しているタイプです。
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使用する長さは1m弱ぐらい。カットして使います。
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LEDテープライトの仕込み方法は、「LEDテープライトを車に取り付けする下準備(配線加工)」を参考にしてください。

5050が1メーターあたり60個搭載された「5050テープLED 60LED/m 防滴クリアドーム」

「3528テープLED 120LED/m 防滴クリアドーム カット品」 希望の長さにカットしてもらえるので、今回のような技に最適。

末端部分は防水収縮チューブ等を使って処理する必要がある。
電源取り出しはスモール連動が定番
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グリルLEDイルミネーションも、アンダーLEDと同じく外装LED。なので、電源はポジション(スモール)ランプの配線から取るのが定番ですね。
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普段はスモール連動で光らせたいけど、消せるようにしておきたい、という人はスイッチを間にかませます。
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ただ、スイッチを増設するために室内側に配線を引き込むとなると、作業の手間が増えます。
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普段は触らないなら、スイッチをエンジンルーム側に付けるという手もありますね。
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そうですね。あるいは、スイッチの代わりに、配線の途中にギボシ端子をかませておく、という手もあります。
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そっか。
いらない時は、ギボシ端子を抜いておけばいい。 -
そうですね。普段からオンオフするわけではないなら、ギボシ端子をかませておくだけでも十分かも知れません。
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なるほど、なるほど。それならほとんどコストもかかりませんしね。
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なお普通のギボシ端子は防水ではありませんので、あまり低い位置では使わず、配線の上のほう(水のかからない場所)で使うようにしましょう。

電源の取り方は「車からLEDテープライトの電源を取る方法」参照。

スイッチの増設方法は、「車の電装品にスイッチを取り付けるには?」参照。

DIY Laboアドバイザー:野本貴之
光ドレスアップの専門店・イルミスタ店長。LED加工や打ち替え、アンダーLEDを得意とする特殊なプロショップ。仕事ぶりは極めて職人気質で丁寧。部品のみの販売も行っている。●イルミスタ 住所:埼玉県三郷市上彦名540-3 営業時間12:00〜21:00 月曜定休(祝日の場合翌日)
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