DIYデッドニング特集╱連載【第3回】
効果の出るDIYデッドニング方法【後編】
デッドニングの仕上げ
スピーカー周辺の制振
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余ったポイント制振材は、主にスピーカー周りの補強に使うといいですよ。
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そこが一番ビビリやすそうですもんね。
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そうです。よく見ると鉄板に凹凸があったりしますが、こういう場所はまだ強度的に強いので優先度は低い。
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ピンポイント制振材は、平面で強度の低いところに貼ると効果的です。
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ポイント制振材は片側分で5枚入っているので、余らせるくらいなら全部使い切ってしまいましょう。
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貼った分だけ振動を抑えられるから、残すのはもったいない。
こういうところは強度がありそう
スピーカー周辺の平面を狙う
防音テープでカタカタ音防止
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最後に防音テープを貼ります。
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これ、どこに貼るんですか?
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ドアの鉄板と内張りが干渉しそうなポイントに貼っておくといいんです。
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それでなんの効果があるんでしょう?
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内張りと鉄板が接触してカタカタ音などが出るのを防げます。まさに防音。
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へぇ〜。
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ちなみにこのとき、どうせなら上部のブチルが残っているあたりにカブせるように貼ると、ブチルを取る手間がはぶけます。
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なるほど、この貼り方は一石二鳥。
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他にはドア内部を走っているハーネス(配線)などにも巻き付けておくと、振動によって接触音が発生するのを防げます。
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ハーネスに巻くときは、一巻きすれば十分です。
防音テープ
ブチルが残っているライン
防音テープでふさぐと好都合
ハーネスに巻き付ける
当たりそうな箇所を押さえる
これでデッドニング作業完了。音楽の低音域が豊かになって驚きますよ〜!
DIY Laboアドバイザー:藤原弘賀
セントラルの藤原さんはもともとDIYユーザー出身。その当時から音圧コンテストに出ていたので、DIYでウーハーボックスなども製作していた。自分でやらないと満足しないタイプ。そういうDIYに対する思いがデッドニングキットにも込められている。●セントラル http://central-ap.com/
>>>使用アイテム
CENTRAL
サウンドアップデッドニングキット
アウター用の制振材、インナー用の制振材、吸音スポンジ、施工用のヘラなど、必要な具材が全てセットになったドアデッドニング専用キット。取り付け動画を見ながら作業できるのもウリ。YAHOO!ショッピングで購入可能。またはセントラルの公式サイトでも購入できる。
●セントラルオートパーツジャパン
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