DIYデッドニング特集╱連載【第3回】
効果の出るDIYデッドニング方法【後編】
インナー鉄板の作業つづき
制振シートの圧着
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制振シートはヘラを使ってしっかり圧着させます。
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ここは力を入れての作業ですね。
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ヘラを寝かせて押します。ヘラを立てて強く押しすぎると破けるので。
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ただ単に押すだけでなく、段差の部分などは段差の形が浮き出るように圧着させるのがポイント。
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これでやっと、隙間なくビタっとサービスホールをふさげましたね〜。
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まだ重要な作業が残ってます。
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え、まだ何か技か?
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できればもう一手間かけると効果が上がります。
グリグリグリ…
グッグッ
圧着後
制振シートの強度を出す作業
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今の状態だと、制振シートはあくまでも平べったい面なのでペコペコしてますよね。
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まあ、シートですからね。
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スピーカーから出る音というのは、空気の振動なのでこの状態だとブレてしまう。
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フムフム。
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ここで! 縦にスジを入れると、面の強度が出るんですよ。
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ほほー。
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なるほど、紙をギザギザに折り曲げると強度が出るのと同じですね〜。
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ただし、あまり強く押すと制振シートが破けますのでそこは注意。
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穴が開いたらなんにもなりませんね。
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間隔などはあまりこだわらずに、全体的にスジが入ればOKです。
ヘラで縦にスジを入れていく
他のサービスホールも埋める
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今回の例だと大きなサービスホールがもう1つありますが、やり方は同じです。
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これでサービスホールが全部埋められましたね〜!
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大きい穴はふさがりましたが、よく見るとドアの鉄板には小さい穴も開いてます。
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ホントだ。ここから音が漏れてしまいますね。
もう一枚の型取り済み制振シート
圧着&スジ入れ完了
小さな穴もある!
小さい穴のふさぎ方
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小さい穴はポイント制振材を使うか、時間があるなら制振シートの余りを小さく切って使ってもOKです。
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ポイント制振材もヘラで押して圧着する貼り方は同じ。
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その下にも小さい穴がありますが……、
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これはドア内張りの固定ピンを差し込む穴なので、埋めてはいけません。
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どちらも小さい穴で似ているので注意ですね。
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内張りピンの穴に注意しつつ、それ以外の穴を全部埋めます。
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よく見るとドア鉄板って小さい穴がいっぱいあるんだなー。
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下写真のように、ネジの長穴みたいな場所も小さくカットした制振材で埋めます。
小さいポイント制振材が便利
グリグリグリ
内張りピンの穴に注意
ポイント制振材を切ってもOK
内張りピン穴を残して埋める
こういう穴も音が漏れる
こうしておけば完璧
次ページでついにデッドニング作業が完結します!
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