DCプラグコネクターとDCジャックコネクターの使い方は覚えておいて損はない
DCプラグとDCジャックの形状になったコネクターがある。どちらも切りっぱなしの配線に接続・連結するためのコネクターだが、両者の使い方と付け方を、ここでまとめておさらい。ハンダ不要で取り付けられるので、初心者にも好適。
配線の先を、DCジャックまたはDCプラグにしたいときがある
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DIYラボでもときどき登場するDCジャックコネクターとDCプラグコネクターについて、改めて紹介します。
●レポーター:イルミちゃん
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テープLEDや、その関連製品(調光コントローラーなど)には、DCジャックまたはDCプラグが付いているのが一般的。それらとの接続に使うためのコネクターですね。
●アドバイザー:エルパラ 平川研究員
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DCプラグとDCジャックは、どう違うんですか?
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オス端子とメス端子の違いです。DCジャック側がメスで、DCジャック側がオスです。
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あー、そういうことか。
ギボシ端子みたいなカンジ。 -
DC(ディーシー)とは直流電気のことですね(↓)
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テープLEDやライトバーに付いている配線は、DC線といってプラスとマイナスが1本にまとまっています。この先に付いているのがDCジャックです。
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いっぽうで、家庭用のコンセントからテープLEDの電源を取るときなどに使うACアダプター側には、DCプラグが付いています。
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両者は、ワンタッチでつなぐだけでよい。
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この場合は、両者にDCプラグとDCジャックが付いてるからいいのですが、問題は接続相手が「切りっぱなしの配線」などだった場合ですね。
身近な例では、ノートパソコンはACアダプターで充電するが、あの差し込み口のところがDCジャック。
ACアダプターの配線に付いているのがDCプラグ。
✔ 容量の注意点などは、「家のコンセントからテープLEDの電源を取る」参照。
DCジャックコネクターの使い方(使いドコロ)
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購入したテープLEDの配線が切りっぱなしの状態で、特にコネクターが付いていなかったとしましょう。
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そういうのもあるんですよね。
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以前は付いている・付いていない製品の割合が半々ぐらいでしたからね。今は付いているのが主流です。
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こういう状況(↓)だと、そのままではACアダプターとはつなげない。
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これ(↑)は, テープLED側からはプラス線とマイナス線が出ている状態です。
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2本の配線を、1本モノのDC線にはつなげませんが……
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プラス線とマイナス線をDCジャックに変換するDCジャックコネクターを付ければ、つながるのです。
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切りっぱなしの配線が、ACアダプター側のDCプラグとつなげるようになる。
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ちなみに、カットしたテープLEDに配線から付け直したい場合は「10mm2芯DCジャック付きコネクター」のほうが便利です。
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こちらは、配線とDCジャックを両方いっぺんに付けるコネクターです。
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なるほど。配線を付ける場面から、ハンダ無しでできてしまう。
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こういったコネクター類を知っておくと、ハンダが使えなくてもテープLEDを扱えますよ。
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初心者にピッタリのアイテムですね。
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ただし、接触不良を起こさないようにするという意味では、配線の取り付けはハンダ付けがベストですけどね。
エルパラで販売しているDCジャックコネクター
DCプラグコネクターの使い方(使いドコロ)
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いっぽう、これまでの話とは反対に切りっぱなしの配線にDCプラグを付けたいケースもあります。
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たとえば?
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テープLEDをシガーソケットにつないで光らせたいとしましょう。
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もっともカンタンな電源の取り方ですね。
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この場合にはエーモンさんの電源プラグなどを使うのがオススメですが……
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電源プラグ側の配線コードは切りっぱなしの状態になっています。
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この場合は、テープLEDのDCジャックと電源プラグを接続したいから……
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プラス線とマイナス線をDCプラグに変換するDCプラグコネクターを付ければ、つながるのです。
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DCプラグコネクターやDCジャックコネクターの存在を知っていれば、便利な場面もありますね~。
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なおどちらのコネクターも容量は定格で最大5アンペアとなっていますが、連続使用は3~4アンペア程度と考えておいたほうがいいです。
✔ 選び方は「エーモンの電源プラグ&電源ソケットの種類まとめ」参照。
エルパラで販売しているDCプラグコネクター
DCプラグコネクター&DCジャックコネクターの付け方
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ところでDCプラグコネクターやDCジャックコネクターはどうやって配線に付けるのでしょうか?
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両者の付け方は同じです。まずは配線の被覆を剥いて、芯線を露出させておきます。
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コネクターに描かれた「+」「-」のマークに合わせて、配線コードを差し込みます。
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ドライバーでネジ留めして、配線を固定します。
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たったこれだけの作業で、切りっぱなしの配線がDCジャック化されました(↓)
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これでACアダプターとつなげるんですね~。便利カモ。
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調光コントローラーなどもDCプラグ&ジャック形状になっていたりするので、こんな場面(↓)でも使えます。
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LED関連製品にはDCプラグ&ジャックが付いているアイテムが多いので、それと連結したいときは、今回のコネクターを思い出しましょう。
DCプラグコネクターを付けて、調光コントローラー(DCジャック)と接続。
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