LED自作コラム

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非防水のLEDテープを、防水処理できるPVCチューブモール

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LEDテープの防水処理問題。車の外装など、水がかかる場所で使うLEDテープは、防水・防滴タイプを使うべき。しかし使いたい色は、非防水のLEDテープにしかない。そんな場合の解決アイテム。

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  今日は、まだDIYラボでは一度も触れたことがなかったPVCチューブモールについて、解説しておきたいと思います。

  ●アドバイザー：イルミスタ 野本研究員

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  PVCチューブモールってなんですか？

  ●レポーター：イルミちゃん

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  カンタンに言うと、防水ではないLEDテープを防水処理するためのモール、ですね。



エルパラで販売されている、PVCチューブモール

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  へぇ～。
  今はそんな便利なモノがあるのか。

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  これがなかった頃、車の外装のLEDテープの取り付けは、防滴か防水タイプのLEDテープしか使えませんでした。

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  LEDテープの防水のクラス分けについては、以前に勉強したことがあります。



✔「アンダーLEDをやる前に知っておくべき！ テープLEDの防水性能」参照

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  しかし、もともと防滴、あるいは防水タイプのLEDテープもあるのに、わざわざ非防水のLEDテープを使う意味はあるの？

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  ありますよ。例を挙げると、これは80ヴォクシーでグリルライティングを施工したお客さんの例ですが……


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  お客さんの要望が「アイスブルーでグリルライティングをやりたい」ということだったんですよ。

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  ホホウ。普通の青じゃなく、アイスブルーがこだわりなのね。

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  となると、LEDテープを豊富に扱うエルパラでも、選択肢は非防水タイプに限られてくるのです。

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  あ～、そういうことか。

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  クリアドーム（防滴）にも設定のある色であれば、通常はそちらを使うことがほとんどですけどね。

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  しかし、非防水のLEDテープのほうが、カラーバリエーションを含めて種類が多い。

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  そうなんです。非防水しかラインナップのないLEDテープを、水のかかる場所で使いたいときに、PVCチューブモールを使います。

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  ナルホド。パステルカラーのLEDテープも、車の外装で使えることになりますね～。

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  ただし、車の施工に関して言えば、PVCチューブモールを使える場面はそんなに多くはないです。

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  そう？ 野本研究員が得意の、アンダーLEDなんかに向いていそうだけど？

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  まあでも、アイスブルーでアンダーLEDやりたい、とかっていう人もあまりいないと思うので。

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  そうなんだ。でも選択肢があると知っていれば、パステルカラーを使いたい人も増えそうだけど。

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  それから、このモールを使うと、厚み（高さ）が出てしまうのはデメリットです。1センチまではいかないけれど、モールの高さが8.3ミリとなっています。

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  ふむ。

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  だから、例えばスライドドアレールにLEDテープを仕込むような場面で使うと、干渉してしまうのでNGです。

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  付ける場所を選ぶってことね。

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  そうですね。だからイルミスタでの使用例を言うと、グリルライティングぐらいなのです。今のところは。

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  ……そういえばモールの長さはどの位あるんでしょう？

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  長さは1メートルと2メートルがありますよ。幅は10ミリのみなので、10ミリ幅の非防水LEDテープ専用です。

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  どちらかの長さを選んで、あとはLEDテープの長さに合わせて切り出して使うんだ。

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  そうですね。
  ハサミでカットできます。


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  それからエンドキャップが2個付属しているので、両端にはそれを付けます。


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  それだと、切り出して余ったほうのモールを活用しようとすると、キャップ無しになってしまいますね？

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  そうなんですが、エルパラではエンドキャップ単品でも販売されていますよ。1個20円（※執筆時点）で買えます。

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  そういうことか。じゃあ50センチずつ2本に分けて使うとしても安心ですね。

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  そうですね。ただし注意点として、このエンドキャップでフタをするだけでは防水にはなりません。隙間がありますので。

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  え？

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  単にLEDテープを入れるだけだと、配線コードを伝ってきた水が中に入ってしまう。だから両端の部分は防水処理をするのが必須です。

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  両端の防水処理ってどうやるの？

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  そのあたりは、次回、実際にグリルライティングの施工例をもとに詳しく解説しましょう。