DIYデッドニング特集╱連載【第2回】
効果の出るDIYデッドニング方法
制振シートの型取り
今回使っているのは、セントラルのデッドニングキットです
>>>使用アイテム
CENTRAL
サウンドアップデッドニングキット
アウター用の制振材、インナー用の制振材、吸音スポンジ、施工用のヘラなど、必要な具材が全てセットになったドアデッドニング専用キット。取り付け動画を見ながら作業できるのもウリ。YAHOO!ショッピングで購入可能。またはセントラルの公式サイトでも購入できる。
●セントラルオートパーツジャパン
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型取りしたサービスホールを塞ぐのは、「インナー(室内側)鉄板用の制振シート」なので、まずはそれに型を写してしまいましょう。
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キットにはシートとかスポンジがいろいろ入っていますが……
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銀色に光っているのがインナー用の制振シートです。
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インナー用とアウター用、使うシートが違うんですね。
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インナー鉄板用はサービスホールの穴塞ぎ用なので、強度を重視したアルミ入りシートを使うんです。
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だからこんなに硬めなのか。
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今回は純正ビニールをそのまま置くとシートからハミ出てしまうので、まずサービスホールごとに少し大きめに切り出します。
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そしてインナー用の制振シートの上に置きます。
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インナー用の制振シートはキットに3枚入っています。3枚で両ドア分ということを、アタマに入れておきましょう。
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そして型に合わせてハサミで切っていきます。
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ハサミで切れるんですね。
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余った切れはしは、ピンポイントの穴塞ぎに使うので捨てないようにしましょう。車種によっては小さい穴がたくさん開いているケースもありますからね。
コレがインナー用の制振シート
型取りラインより大きめに切り出す
制振シートに型紙を重ねる
穴塞ぎ用シートの完成
アウター鉄板の制振
車体外側の弱い鉄板を補強したい
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さーて、制振シートが切り出せた。次は穴を塞ごうっと。
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その作業は、あとからです。先にやることがある。
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ん?
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デッドニングの目的は大きく2つあって、「鉄板の制振」つまりビビリ防止と、「ドア自体をスピーカーボックス化する」ことです。
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「デッドニングの効果」でも教わりましたが、そのためにサービスホールを埋めるんですよね。
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そうなんですが、単にサービスホールを塞ぐだけでは、しっかりした低音は出ません。
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さっき切り出した制振シートでフタをするだけではダメだと?
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最もカンタンなやり方だとサービスホールだけ埋めておしまい、というパターンもあるんですが、車のドアはアウター(外側)の鉄板が薄くて弱いので、そこを補強したいのです。
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なるほど。
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外側も強化しないと、強度の低いスピーカーボックスになってしまうイメージですね。
穴の向こうに見えるのがアウターの鉄板
制振シートを貼る前の準備
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まずはスピーカーを外しておきます。
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バッフルボードにスピーカーを固定しているネジを外しましょう。
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次にアウター鉄板をしっかり脱脂しておきます。でないとあとから剥がれてしまいます。
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貼りモノのきほんですね。シリコンオフで拭きましょう。
油分と汚れを除去する
アウター鉄板の強化は次のページに続きます!
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