バッテリーのQ&A

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エーモンのバッ直ケーブルで、ACC電源とイルミ電源をバッ直するには？

エーモンのバッ直ケーブルを使って、複数の（※ここではACC電源とイルミ電源）の電源をバッ直で取り出したい、という質問。拡張は可能だが、注意点もある。

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  読者の方から頂いた、バッ直に関する質問です。

  ●レポーター：イルミちゃん

■ 質問

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現在、エーモン・オーディアのリレー付き電源ケーブル30A（2049）を使用して、ACC電源をバッ直しておりますが、DIYラボの記事「ACC電源とイルミ電源、2種類のバッ直を引くには？」と同じようにイルミ電源もバッ直したいです。

バッ直ケーブルを分岐させ、リレー2個でACC電源とイルミ電源のバッ直を……と考えていますが、この場合に追加するリレーはエーモンの30Aの4極リレー（3236）でも大丈夫でしょうか？

質問者╱はるとパパさん

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  「ACC電源とイルミ電源、2種類のバッ直を引くには？」で紹介した方法を元ネタに、エーモンのバッ直ケーブルを拡張したい、ということですね。



【Amazon.co.jp限定】エーモン リレー付電源ケーブル (2049)

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  質問者の方がおっしゃっているように、4極リレー（1a接点リレー）をひとつ追加すれば可能です。

  ●アドバイザー：エーモン 中塚研究員

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  できるんだ。では、エーモンの30Aの4極リレー（3236）でOKってことだ。



エーモンの4極リレー（3236）

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  ただ、ひとつ注意点がありまして、取り出しするイルミ電源にパルスが入っていないことが前提となります。

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  あ～。パルスが入っていると、例のチャタリングが起こってしまう。



✔「リレーから〈ジー音〉がする、チャタリングの原因と対応策」参照。

>>>リンク先で詳しく読む。

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  その場合は、普通のリレーではなく、ユニット用リレーを使えば問題は回避できます。



エーモンのユニット用リレー（1558）

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  ただ、ユニット用リレーを使うとなると、容量が3アンペアに落ちてしまいます。

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  むむ。
  30アンペアと3アンペアでは全然違う。

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  そうなんです。イルミ連動で使おうとしている電装品の消費電流が3アンペア以下ならこれでもいいのですが……

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  ただ、バッ直を引こうとしている時点で、大容量を求めていることが多いと思うので、この点は要注意ですね。

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  イルミ電源にパルスが入っていない前提で、バッ直ケーブルに4極リレーをプラスする場合は、どこにどうつなげばよいのでしょうか？

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  エーモン（オーディア）のリレー付電源ケーブルは、通常の使い方ですと、このような配線（↓）になっています。



✔ 通常の使い方は、「ACC電源のバッ直方法。〈リレー付電源ケーブル〉の取り付け手順」参照。

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  このときリレーを通過していない黄色線には、バッ直から引いてきた常時電源がそのまま流れています。

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  図では「常時電源が取れる」と書いている線のことです。

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  この常時電源2本のうち、どちらか1本の先に、もうひとつ用意した4極リレーをつなげばいいのです。



配線コードが色分けされたエーモンの4極リレーを例にすれば、リレーの赤線をリレー付電源ケーブルの黄色とつなぐ。

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  そして、この4極リレーの青にはイルミ電源を取っておけば、常時電源がイルミ電源として使えるようになります。

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  では、リレー付き電源ケーブルを特に二股分岐加工しなくても、いいんだ。

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  はい。最初からギボシ端子が付いている線を使うので、間の延長コードにギボシ端子オスをつければ、追加用リレーとつなげます。

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  なるほどね～。そのように拡張すれば、バッ直で取れる電源の種類を増やせる。

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  ただし、おおもとの、バッテリーとつながっているケーブルには30アンペアのヒューズが入っています。

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  ふむ。

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  つまり、取り出せるACC電源とイルミ電源の容量は、合計で30アンペアということです。

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  そうか。イルミ電源用に用意したリレーが30アンペアといっても、実際にはそこまでは使えないんだ。

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  ACC電源で消費している分がありますので、それは差し引かないといけません。

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  「根元のところで30アンペアの制限がある」という点は、覚えておきましょう。

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  根本的に容量を上げようと思ったら、今回のような拡張ではなく、リレー付電源ケーブルをもうひとつ用意して付ける方法になりますね。