LED自作コラム

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メーターのバックライトが切れて暗くなった。修理はできるの？

車のメーターのバックライトに使われているLEDが、切れることもある。そんな時の対処方法。修理はどこでできるのか。修理の費用はいくら位かかるのか。実際にバックライトのLEDが切れて、メーターが暗くなってしまった車・バイクの例を見ながら解説する。

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  車やバイクのメーターのバックライトが切れて、暗くなってしまったときの修理についての話題です。

  ●アドバイザー：イルミスタ 野本研究員

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  メーターのバックライト光源も、最近はLEDなのかな？

  ●レポーター：イルミちゃん

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  そうですね。電球が使われている車はほとんど見かけなくなりました。

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  しかし、切れるという意味では、LEDも同じ。

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  使われているLEDの種類によって、定番的に切れやすかったりとか……傾向みたいなものもありますね。

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  イルミスタの野本研究員は、純正LEDテールとかメーターの修理とかしょっちゅうやっているからなァ。

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  今回、修理依頼を受けたのはC11ティーダのメーターなんですが……


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  真ん中のスピードメーターのバックライトが光っていない状態でした。

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  バックライトのLEDが切れると、こんな感じになるんだ。

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  見え方は車種によりけりです。例えばこれがティアナだと、LED数が多いので、まだ部分的に暗くなる感じなんですが……



消えたというより、明るさにムラが出たような状況になる。

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  ティーダのほうはLEDの数が少なくて、1個2個切れただけで、スピードメーターがマックラになってしまう。

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  ということは、夜はスピードメーターが見えなくなるってことですよねぇ？？？

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  そうですね。
  危ないし当然ながら車検にも通りません。

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  放置はあり得ないトラブルだ。

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  しかし、普通にディーラー等で修理をお願いすると「基本的にはアッセンブリー交換しかない」と言われてしまいます。

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  メーターを丸ごと交換するってことね。

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  その場合の費用は車種やメーカーによりますが、5～6万円はするケースが多いみたいですし、そもそも走行距離が戻ってしまう問題があるので、皆さんメーター交換はやりたくない。



予備解説

✔ 車のメーターが故障した場合は、ディーラー等で走行距離管理システムに登録してもらいつつメーターを交換する。

✔ 「走行距離計交換歴車シール」を運転席側ピラーに貼る決まりもある。

✔ 例えばDIYなどで、物理的にメーター交換するだけでは、走行距離改ざん車の扱いになってしまうので注意。

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  確かに……完全に壊れたりしない限り、メーター交換車にはしたくないなァ。

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  そんな事情で、メーターのバックライト交換の修理依頼は意外と多いのです。

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  まさに、イルミスタのようなLED加工専門店の仕事ですね。

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  メーターのバックライト修理って、料金はいくら位かかるんでしょう？

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  イルミスタでの修理費用は、3万9800円位～（税込）ですね。これはメーター脱着も含めた料金です。

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  車種によっても変わりますよね？

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  そうですね。バックライトに使われているLED数も違いますので。

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  そりゃそうだ。

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  例えば今回紹介したティーダは、先ほどの料金でいいのですが、ティアナはLED数も多いので、4万円台前半くらいになります。

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  …まあ、そんなに大きな金額差ではないけど。

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  あとは、中には、電球でもLEDでもないバックライト光源の車種もあって、修理できないケースもあります。

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  電球でもLEDでもない？

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  ELみたいなものを使っている車種もあるんですよ。古い高級セダンの一部や、バイクのメーターなどにも時々出てきます。

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  ……ほう。もしかしてイルミスタには、バイクのお客さんも来ている？

はい。バイクのメーターの、バックライト修理依頼も多いですよ



バイクのメーターの修理例／Ninja



バイク（Ninja）のスピードメーターのバックライト点灯不良。

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  これもスピードメーターのバックライトの点灯不良です。

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  バイクの場合も、内部に使われているLEDが切れている、という事情は同じ？

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  そうですね。参考までにNinjaのスピードメーターのバックライトには、3528チップLEDが3個入っていました。

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  へー。3528は、DIYユーザーにも馴染みのあるチップLEDですが。

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  それを新しいLEDに交換します。


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  おお～!!
  キレイに修理されている～！

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  Ninja250はすでに何台も修理しているので、点灯不良が起きやすいのかも知れません。ちなみにCBR250のバックライト点灯不良もよくありました。

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  このメーター修理って、ようするにLED打ち替えってことですね。LED打ち替えのやり方なら、前に詳しく教わりましたよ。

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  そうなんですが……ただし「LED打ち替えができるから」というだけでメーター修理に挑戦するのはリスキーです。

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  それはなぜ？

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  メーターを分解するからには、針ズレも直せないと。

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  う……。そういうことか。メーターを分解するから。

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  そうなんです。バックライトの修理だけできても、メーターに速度差が生じたらそれこそ危ないし……

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  車検にも通りませんね。

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  だからメーターのバックライト修理は、車両ごと預かるのが基本なのです。

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  ナルホドね。それでは次回は、どういう作業内容なのかを見てみましょう。