LED自作コラム
チップLEDの点灯確認や極性確認をカンタンに行う方法
チップLEDの点灯確認方法は意外とラクではなかったが、便利な新型テスターの登場で状況が変わった。極性(向き)の確認もできるので、プロ・アマ問わずでLED加工者にとてもオススメ。
チップLEDの点灯確認方法に悩む必要はなくなった
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LEDの点灯確認にべんりな新型テスターが登場したので、レポートしたいと思います。
●レポーター:イルミちゃん
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サンハヤトの「LED点灯チェッカー」です。ピンセット型になっていて、LEDを挟むことで点灯確認、あるいは極性確認(向きの確認)ができます。
●アドバイザー:エルパラ 平川研究員
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ピンセット型テスターなんだ。
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そうなんです。
LEDを挟むだけでいい。 -
挟むだけで、なぜ光るの?
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ボタン電池(CR1632)が2個入っていて、微弱な電流を流すんです。連続使用時間の目安は約300時間です。
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ナルホド。
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これを紹介するのには理由があって、チップLEDの点灯確認方法としては非常に便利だからです。
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フムフム。
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チップLEDって、なかなかカンタンには点灯確認できませんでしたからね。
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そうなんだ。
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砲弾型LEDやフラックスLEDのように、ブレッドボードも使えないし。
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今まで皆さん、どうやってチップLEDの点灯確認していたんだろう?
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例えばACアダプターから電源を取って、ミノムシクリップの先にCRDを挟んで、ピッと当てるとか……。
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こういった手間をかける必要がありました。
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め、面倒くさい……。
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そうなんですよ。それが今回登場したテスターを使えば、挟むだけでいいんです。
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おお。
なるほど~。 -
光らなかったら、プラスとマイナスの向きが逆ってことですね。
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逆に挟み直せばいいってこと?
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そうです。つまりチップLEDの極性確認もカンタンにできるのです。
エルパラでも販売中のサンハヤトのLED点灯チェッカー LC-LED1
CRDとスズメッキ線をつかんで……
ツンツン
✔ このチップLEDの点灯確認方法は「LED打ち替えの疑問。極性(方向)が分からないときは?」で詳しく解説している。
チップLEDの極性(向き)確認も、意外と重要な作業だ
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しかし、平川研究員。チップLEDの極性(向き)だったら、切り欠きで分かるのでは?
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この切り欠きがカソードマークだからマイナス側……でしょ?
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ギャクシンってなに?
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通常は切り欠きがカソードマークになっていて、切り欠き側=マイナス側という風に広く認識されていますが、設計上、逆のチップLEDもあります。
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逆ってことは、切り欠きがカソード(マイナス)側ではなくて……
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切り欠きがプラス側のチップLEDもある。
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なんて紛らわしいんだ。
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LEDメーカーに言わせると、明るさを出すために、そういう設計にすることもあるようです。
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全部逆向きにハンダ付けしてから気づいたら、泣きますね。
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ですから、チップLED購入時のパッケージをよく見てくださいね、という話になるんですが……
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でも、袋から出してしまったあとでは、分からなくなってしまいますよね。
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ふむ。
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それをそのまま、点灯確認しないで打ち替えなどに使うと……
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あとから衝撃が走りますね。
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チップLEDをハンダ付けする前に、ささっと極性確認できるサンハヤトのLED点灯チェッカーは、オススメアイテムですよ。
✔ チップLEDは切り欠きやマーキングによって、極性が分かるようになっているが……。
そうとは限りません。逆芯のチップLEDもありますので
✔ 極性注意とか、逆芯注意!! などと書いてあったりする。
✔ 切り欠きは、カソードマークではなく「極性表示マーク」であって、プラスかマイナスかはLEDによる、ということは知っておこう。
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