シーケンシャルウインカー自作教室（第3回）

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シーケンシャルウインカー自作に向きなLEDはどれ？「4本足フラックス＆パワーLED編」

シーケンシャルウインカー自作用のLEDの選び方の続き。LED加工のプロが、扱いやすさ＆コスパのよさの両面からジャッジする。今回はパワーLEDとフラックスLEDの中から、ウインカー向きのLEDを絞り込む。

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  「シーケンシャルウインカー自作に向きなLEDはどれ？〈2本足LED編〉」の続きです。

  ●レポーター：イルミちゃん

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  今日は、4本足のフラックスLEDとパワーLEDの中から、シーケンシャルウインカー向きのLEDを紹介します。

  ●アドバイザー：イルミスタ 野本研究員

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  これまた選択肢が多いので、加工者のセレクトで絞り込みます。

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  よく使うのが、オプトサプライ製のウルトラフラックス・イエローオレンジです。



ウルトラフラックスLED イエローオレンジ「LP-6YKAZ2C1P」

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  オプトサプライは、フラックスでも人気があるんですね。2本足LEDでも、人気でした。

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  何と言っても、価格が安いからですね。エルパラでの販売価格は、1個あたりが38円（※執筆時点）です。

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  駄菓子みたいな……。

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  「砲弾型ではなくフラックスで作りたい。でも予算は抑えたい」という要望にマッチするので、定番ですね。

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  安さの他のメリットは？

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  イエローオレンジという色もいい。ウインカーにピッタリですよ。

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  イエローとオレンジの中間。まさしくアンバー色のウインカーができますね。

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  そして、オプトサプライ製よりは少し値段が上がりますが、品質を重視するなら、エルパラオリジナルのフラックスLEDもあります。

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  値段が上がるとはいっても……1個あたり50円で、やはり安いなぁ。



エルパラオリジナルのフラックスLED オレンジ「LP-5FCISOCT」。黄色も選べる。

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  あるいは、有名メーカー製で信頼性が高いのもあります（↓）



キングブライト製フラックスLED 黄色「L-7679C1SYC-H」

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  余談ですが、このキングブライトのフラックスLEDは、社外品のLEDテールの球切れ修理でよく使うLEDです。

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  なぜなんでしょう？

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  スペック上は70ミリアンペアと、けっこうな電流を流せるLEDなんですよ。

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  ホホウ。
  普通の砲弾型LEDの3倍以上！

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  社外テールランプの回路設計は、明るさを重視して、けっこう多めの電流を流す傾向にあります（だから切れるんですけど）。部分的な補修には、大電流を流せるフラックスLEDは重宝するんです。

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  明るさは魅力ですからね〜。

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  話がそれましたが……ウインカーを作るときにも「多めの電流を流したい」のであれば、こういうLEDを使う。でないと、すぐ切れてしまいますよ。

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  さて、次は今話題のパワーLEDです。

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  砲弾型やフラックスLEDなどのように数多く敷き詰めるのではなく、少ないLED数でシーケンシャルウインカーが作れますね。

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  そういえば昨年末に、日亜化学製のウインカー用パワーLEDを紹介しました。

  ※「日亜化学のウインカー用パワーLEDは、要注目の存在」参照。

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  そうですね。今なら、筆頭候補は日亜のウインカー用パワーLEDということになると思います。



日亜 1W 3030パワーLED アンバー「NJSA172BT」

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  これ（↑）はチップ単体モデル。このままだと取り扱いが難しいので、実際に自作で使うとすれば、基板付きモデルがオススメとなります（↓）



日亜 1W 3030パワーLED アンバー「NJSA172BT 16ミリ基板付き」

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  この連載の後半では、実際にこのLEDを使ったシーケンシャルウインカー作成も紹介予定です。

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  そして、日亜のウインカー用パワーLEDが登場する以前によく使われていたのが、CREE（クリー）製のパワーLEDです。

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  LED自作の世界では、クリーはよく聞きますねぇ。

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  シーケンシャルウインカー用途で考えると、筆頭候補はこのあたり（↓）



「CREE XB-D アンバー 8ミリ基板付き」

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  XB-Dには、上のような小さい基板付きモデルがあるので、扱いやすいんです。

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  上のモデルは8ミリ基板付きですね。基板は付いていたほうがいいけど、小さいほうがいいと？

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  そうですね。砲弾型のように敷き詰めて使うわけではありませんが、大きいサイズの基板付きモデルだと、寄せて並べることができません。

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  そっか。基板サイズで、LEDの間隔が開いてしまう。

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  まあ、けっきょく削って使ったりするんですけどね。

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  そういう意味では、最初から小さい基板付きのパワーLEDを買ったほうがやりやすい。

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  そうなんです。光量もあるので、8個のパワーLEDを並べてのシーケンシャルウインカーを作るのに最適です。

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  なるほど。そして、もうひとつ、野本研究員が候補として挙げたパワーLEDがこちら（↓）



3030 1W パワーLED 黄色「LP-3030YKY」

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  これも去年後半から販売開始されたばかりの、比較的新しいパワーLEDです。

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  3030 1WパワーLEDの特長は？

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  金額的に安いので、コストを抑えつつもパワーLEDを使いたい、という人には向いています。

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  エルパラの販売価格は、1個あたりが70円！ パワーLEDなのに、百円をしっかりと割っている。

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  そうなんです。安いとはいえパワーLEDなので、明るさは出ています。ローコストにパワーLEDシーケンシャルウインカーを作りたいなら、筆頭候補になると思いますよ。

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  というわけで、現状選べるLEDの中で、シーケンシャルウインカー向きなものを絞り込みました。

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  あとは好みと予算の都合で、答えが見えてくるのではないでしょうか？