60ハリアー後期で「リアシーケンシャルウインカー化」に成功。“前後”流れるウインカーに
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流れるウインカーの純正採用が話題の60ハリアー後期だが、純正で流れるのはフロントのみ。リアの電球ウインカーをLED化して、前後とも流れるウインカー化に成功した新着ニュースだ。
フロントに流れるウインカーを標準搭載するも、リアウインカーは「電球」
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球屋が60ハリアー後期のリアシーケンシャルウインカー化に成功。今日はそのもようをレポートします。
●レポーター:イルミちゃん
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流れるウインカーの純正採用が話題の60ハリアー後期ですが、純正で流れるのはフロントのみです。
●アドバイザー:球屋 森田研究員
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そういえば、ハリアーのリアのウインカーはどうなっているのでしょう?
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ハリアーの場合、意外にも普通の電球ウインカーなんですよね。
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なるほど。流れないどころか、そもそもLEDではないんだ。
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で、ウインカースペースも横に長さがありません。
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テールの外側中段が、ウインカーの部屋なんですね。
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この純正の構造のままでシーケンシャルウインカーにしても、キレイに流れている感を出すのは難しそうです。
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ある程度、横に長さがないとツライですよね〜。
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いっぽう、内側テールランプ(ハッチ側)の中段はバックランプになっています。
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となると、このスペースを使うしかない。C-HRのリアシーケンシャルと同じですね。
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そうなんですが、60ハリアー後期はバックランプも電球なんですよね。
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ハリアー、意外と電球が多い!?
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C-HRのように都合よく純正LEDが並んでいるわけではないんです。
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あー、そういえば!
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C-HRの場合は、バックランプ部がこうでした(↓)
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バックランプがもともとLEDだったんですね。
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そうなんです。しかもレンズの作りもウインカーLEDと似ていたので、配列を変えることで、自然な流れるウインカーが作れました。
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しかし、ハリアーのバックランプは電球だから、そうはいかないんだ。
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そうなんですよ。もともとが電球ということは、リフレクター(1個の部屋)になっているわけですよ。
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ということは、どういうこと?
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本格的に加工してゼロから作り込まないと、できないってことです。
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そういうコトなのね〜。
ハリアーの純正テールの光り方
ハリアーの純正バックランプ
C-HRのバックランプはLED
外側テールだけの加工で、短く流す手はどうなのか?
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あの〜。
森田研究員。 -
はい。
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こういう場合、外側の電球ウインカー部分の範囲で、「短いけれど短いなりにLEDを配列して流す」ことはできますよね。
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もちろん、できます。
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それなら、外側テールだけの加工でできるし。
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実際のところ、先日発表されたレクサスNXのリアシーケンシャルウインカーが、外側だけで流しています。
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ほー。
そうなんだ。 -
ただ、横に短いと、どうしても点滅ウインカーとの差がなくなります。流れるウインカーは、横に長いほうがカッコいい。…と僕は思う。
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「流れている感」が出ますからねぇ。
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で、せっかく加工して(テールランプを殻割りして)までやることなら、極力、横に長くしたいな〜というのが球屋の考え方ですね。
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というわけで、内側テールランプの加工まで踏み切った結果として……
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フロントの純正シーケンシャルウインカー同様、横に長い流れるウインカーを作ることが出来ました。
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加工内容は、この記事の続編「電球ウインカーのリアを、どうやって流れるウインカーにしたのか?」で詳細レポートします。
DIY Laboアドバイザー:森田広樹
LED加工専門店・球屋代表。アクリルづかいを筆頭に、最先端のライト加工技の探求者。実際にお客さんの10台中9台はアクリル加工をする、というほどのエキスパートだ。派手さよりも「完成度と質感」を重視。デザイン性の高さでも全国屈指。
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