シーケンシャルウインカー自作教室（第12回）

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シーケンシャルユニットの付け方（つなぎ方）

シーケンシャルウインカーは、LEDをブロック分け（グループ分け）して作るが、単純な形ではない車のウインカースペースに合わせて、どうブロック分けするかはパズルゲーム感覚。その後、シーケンシャルウインカーユニットとつなぐ（付ける）手順までを解説。

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  「シーケンシャルウインカーの回路作り」の続きです。

  ※連載のもくじは、「シーケンシャルウインカー自作教室╱記事一覧」

  ●レポーター：イルミちゃん

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  前回は、シーケンシャル点灯の第一ブロックの製作までを解説しました。

  ●アドバイザー：イルミスタ・野本研究員

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  今回の連載で使っている、エルパラのシーケンシャルウインカーユニットは8ポート出力ですので……



エルパラのシーケンシャルウインカーユニット

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  最大8段階に分けて、光を流すことができます。

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  ということは、基板側も、8ブロックに分けて作るんですね。

✔ 基本的なことは、「シーケンシャルウインカーの仕組みを初心者向きに解説」でおさらい。

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  まあ、基板のスペースの都合で7ブロックだったり6ブロックだったりしても構いませんが。

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  余らせてもいいのか。

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  なるべく8段階に近づけたほうが、なめらかなシーケンシャルウインカーにはなりますね。

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  なるほど。で、今回のLEDレイアウトをオモテから見るとこんな感じ（↓）


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  これを、野本研究員がどうブロック分けしたのでしょうか？

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  オモテから見ると、こういう区切りになってます（↓）


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  キッチリ8ブロックに分けてありますね。

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  基本的に2列ずつ光らせていって、最後の8ブロック目だけは1列です。

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  このへんがまさに基板スペースの都合か。

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  そうですね。最後のところが1列でも、流してみれば自然に見えるので、まったく問題ないですよ。

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  確かに。
  人間の目では分からないでしょうね。

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  そういうことです。

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  そして自作派の人が気になるのが、この8ブロック分のLEDを、裏でどうつないでいるのか？

基板ウラから見ると…



※見やすくするために、前回付けた別基板の抵抗は、いったん外している。

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  さっきオモテから見たのと反対なので、ブロック分けの区切り線を入れるとこうなります（↓）


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  ところどころ、ウラ面にもLEDが付いているのが、例の捨て玉テクニックですね。



✔ ひとくちメモ

今回はアンバーLEDを4個直列で組んでいる。 4個直列にできない箇所（少ないところ）は、ウラ側にLEDを付けて、帳尻を合わせている。

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※詳しくは、「LEDの直列回路づくり。机上の論ではなく実戦で役立つテクニック」参照。

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  どのように4個直列になっているかを見てみると、こうなります（↓）


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  これでオール4直で揃っている……って、アレ？ なんかヘンだぞ？？？

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  気づきましたか。

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  7ブロック目と8ブロック目は、オモテ側は3個ずつなのに、隠し玉が使われていませんね？

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  ……このあたりは、ウラ側にスペースがないので、LEDを付けると干渉してしまうんですよ。

✔ そもそもリフレクターではない部分にまで回り込んで作成しているため、高さを抑える必要が出てくる。

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  じゃあ、ここだけ3直で妥協したんですねー。

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  してませんよ。
  オール4直です。

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  ？？？

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  答えは、別基板ですよ。

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  あん？

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  今回は抵抗を付けるスペースがないから、抵抗は別基板にしましたよね。

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  抵抗は、そのほうが熱もLEDに伝わらないからメリットがあるんでしたね。

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  そうです。それと同様に、捨て玉をメイン基板に載せられない場合は、LEDも抵抗基板のほうに付ければいいわけですよ。

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  そんな手アリなのか！

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  そのあたりは柔軟にやりましょう。つまり、今回はこういう基板を作ったのです。


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  直列4個のLEDに対してひとつの抵抗を配線でつなげていきますが、3セット分だけは、捨て玉がセットになっています。

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  これが端の3列用なんだ〜。

ウラから見ると…

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  ここまででシーケンシャルウインカー用の基板ができたので、シーケンシャルウインカーユニットとつなぎます。

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  きほん的なやり方は、以前にシンプルな四角い基板で解説しましたね。

  ※「シーケンシャルウインカーの仕組みを初心者向きに解説」参照。

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  「きほん編」と違うのは、抵抗が同じ基板上にいないことです。

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  LEDとは離れた場所にいる抵抗のつなぎ方は、前回やりました。

配線コードで橋渡ししていく



「シーケンシャルウインカーの回路作り（後編）」参照。

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  そして、マイナス側の合流回路上に、シーケンシャルウインカーユニットの色分けされたマイナス線をつなぎます。

1ブロック目は茶色



このマイナス線には順番があります



✔ シーケンシャル点灯の1ブロック目からつなぐ順番は、

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茶色→赤→オレンジ→黄色→緑→青→ムラサキ→グレー

こういう風につなげればOK！


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  次回は、ウインカー基板をヘッドライトに固定して、殻閉じします。

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  あとちょっとでシーケンシャルウインカー完成ですね〜。