車の電装コラム

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エーモンのプラグロックソケットの新型が登場。従来モデルとの違いは？

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エーモンの新型プラグロックソケットは、ドライブレコーダーやレーダー探知機などの電源取り出し時に使用するアイテム。いろいろと気が利いたポイントがあるので、ここでわかりやすく解説する。

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  エーモンがこの10月に発売した、プラグロックソケットの新型をレポートします。

  ●レポーター：イルミちゃん

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  もともとエーモンには「電源ソケット・プラグロックタイプ」がありますが、そちらの後継製品になります。

  ●アドバイザー：エーモン 中塚研究員



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  そもそも旧製品のことを知らない人もいると思うので、あらためてプラグロックソケットの意味について解説をお願いします。

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  プラグロックソケットは、エーモンの増設用電源ソケットシリーズのひとつですが……

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  フムフム。

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  この電源ソケットは、見える場所に増設するというよりは、ドライブレコーダーやレーダー探知機などの電源を、見えない裏側で取るためのソケットです。

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  一般的には、純正のシガーソケットにプスっとさして電源を取っておしまい、だったりするかもしれませんが……

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  それだとドライブレコーダーの配線が、表側に丸見えになってしまいますよね。

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  ふむ。

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  そこで裏側で電源を取るために、このプラグロックソケットを中継させるのです。

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  ドライブレコーダーなどのシガープラグを、このソケットに挿し込んで使うんですね。見えない裏側で。

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  このプラグロックソケットの反対側は、プラスとマイナスの配線コードが切りっぱなしになっています。プラス線にACC電源などを取り、マイナス線をボディアースするわけです。

配線の先にACC電源を取ったり、ボディアース接続したりする方法については、下記記事などを参照。

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✔ ACC電源をヒューズから取り出す方法

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✔ クワ型端子でボディアースするための知識

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  まさに電源裏取り用アイテム。

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  この場合は、いちど接続したら日常的には抜き差しする必要がありません。

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  ふむ。
  そりゃそうだ。

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  で、あれば、振動で抜けたりしないようにガッチリロックしておくのが望ましいのです。

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  それが「プラグロック」の意味ですね。

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  ロックキャップが付いているので、これをゆるめてから電源ソケットに対してドライブレコーダー等のシガープラグを挿し込み、ロックキャップを締め込みます。

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  ……ここまでの話だったら従来製品でもできました。新型プラグロックソケットは、なにが変わったのでしょうか？

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  前モデルは締め付けて固定するだけでしたが、新モデルではシリコンゴムが使われていて、よりガッチリとホールドします。

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  ツメとシリコンゴムの両方でホールドする仕組みになったのね。

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  長期の振動で、だんだん緩んできたりするのを防ぐための機構です。

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  プラグロックソケットを使うのって、見えない裏側なだけに、ゆるんできても気づかないのが問題。

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  そうなんですよ。なので抜け防止機能を、より強化しています。

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  なるほど、なるほど。

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  使用可能電力は80Wです。

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  12V車でいうと80W÷12V＝6.66アンペアまで使える、ってことですね。

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  プラグロックソケットに、ヒューズ電源がセットになっているモデルもあります。



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  これはプラグロックソケット用の電源をヒューズ電源から取ることを前提に、最初からヒューズ電源を付属させたキットです。

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  別途ヒューズ電源を買わずに済む。

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  15アンペアヒューズとの交換専用になりますが、ヒューズ形状は3種類（平型、ミニ平型、低背）セットになっているので、ほとんどの車（※）には対応できます。

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  ただし（※）マイクロ2ヒューズの車などは除く、ですね。

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  初期状態ではミニ平型ヒューズ電源が付いています。それ以外のヒューズ形状の場合は、ヒューズホルダー以降の配線を差し替えることで対応できます。

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  ヒューズ電源を別に買って組み合わせる場合は、ギボシ端子のカシメなども必要になるけど、そういう作業もショートカットできますね。