車とアウトドア
バッテリーをキャンプに持ち出すときに便利なOGCバッテリーバッグ
キャンプの電源用バッテリーを検討中の人に新提案。エーモンのアウトドアブランド〈OGC〉には、外に持ち出すディープサイクルバッテリー専用のバッグがある。バッテリー充電用のチャージャーもお揃いアイテムがあり『バッテリーなのにオシャレ』な雰囲気。
ディープサイクルバッテリーの持ち運び用バッグを開発
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「ディープサイクルバッテリーからいろいろな種類の電源を取り出そう」の続き。
●レポーター:イルミちゃん
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ここまでは、OGCコントロールボックスの解説でしたが……
●アドバイザー:エーモン 中塚研究員
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今回の新製品はそれだけではないんですよね。
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コントロールボックスとディープサイクルバッテリーだけでは、OGCの提唱する電源システム「OGCフィールドパワーユニット」は成立いたしません。
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フィールドパワーユニット……そんな名前まであるのか。
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今日は、名脇役を紹介しましょう。
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ほう。
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それがOGCバッテリーバッグです。
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バッテリーを入れるバッグ!
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そうです。今回の電源システムではディープサイクルバッテリーを持ち運ぶ必要があるため、その負担を軽減するという目的がひとつ。
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確かにハダカのバッテリーは運びにくい。
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鉛蓄電池であるディープサイクルバッテリーは、重たいのが欠点ですからね。
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重いけど、安全性を取った、というのが今回のOGCの提案の核です。
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そこで、バッテリーの専用バッグを開発しました。バッテリー本体を保護する意味でも、カバーはあったほうがよいかなと。
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なるほど。
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もうひとつがデザイン性の問題ですね。OGCのコントロールボックスのほうは、もともと専用バッグが付いているんですよ。
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そういえばそうですね!
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コントロールボックスのカバーと同じデザインなので、統一感もあります。
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バッテリーなのにオシャレ♪
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なお、コントロールボックスと組み合わせる市販のディープサイクルバッテリーについては、エーモン推奨の規格でいうと2種類のサイズがあります。
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OGCバッテリーバッグは、その両方のサイズに対応できるようなアジャスト機構を備えています。
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どうやって?
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面ファスナーになっているので、留める位置を変えるだけで、広がるんです。
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柔軟に流用が効くのはいいですね。
帰ってきたらディープサイクルバッテリーの充電
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さて、キャンプを楽しんですっかりカラッポになったディープサイクルバッテリーを持って帰ってきたら、充電タイムでございます。
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充放電を繰り返せるのが、ディープサイクルバッテリーのメリット。
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ハイ。
ここで、OGCのバッテリーチャージャーの出番です。 -
こちらのバッテリーチャージャーの、便利なところがまずひとつ。
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ふむ。
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OGCコントロールボックスの付属コード(電源取り出しコード)をそのままバッテリーに付けたままにして家に持って帰ってくれば、その配線をそのままバッテリーチャージャーにつなげます。
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あ、コントロールボックス用の配線が流用できるんだ。
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今までコントロールボックスにつながっていた線を、チャージャーにつなぎ変えるだけでいいのです。
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……では、チャージャーに付属のバッテリークリップは使わない?
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持ち出すバッテリーが2つある場合は、2つ目の予備バッテリーに付けておくとよいですよ。
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そういうことか。
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充電はスイッチオンすればあとはすべて自動です。
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このチャージャーは、ディープサイクルバッテリー専用なのでしょうか?
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いいえ。鉛蓄電池には全部使えるので、始動用バッテリーにも使えますよ。
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ではバッテリーが上がってしまったときにも使えますね。
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ちなみに、弱ったバッテリーを復活させたいときは「24時間パルスモード」を使いましょう。
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なんですかソレ?
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サルフェーションを除去して、バッテリーを活性化させるんです。何回も使ったバッテリーでは、たまに使うとよいですよ。
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充放電を繰り返しても問題ないディープサイクルバッテリーだとしても、やったほうがいいんだ?
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そうですね。ディープサイクルバッテリーといえど、酷使していれば劣化はしますので。
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なるほどね。
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さらに、もっと劣化が進んで電圧が上がらなくなったバッテリーの救済用としては「3時間チャージモード」もあります。
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そんなのまであるのか。
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ディープサイクルバッテリーを活用する以上は、充電機器も大切ですからね。ここもコダワリました。
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フムフム。OGCコントロールボックス・バッテリーバッグ・バッテリーチャージャーの3つが揃って、はじめてシステムが完成するんだ。
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……まあ、最後のチャージャーは、すでに持っている人は必要ありませんけどね。
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というわけでOGCが提唱する、OGCフィールドパワーユニット三兄弟の紹介でした。
DIY Laboアドバイザー:中塚雅彦
カーDIY用品メーカー・エーモン広報担当で、エーモンの顔と言える人物。端子や配線コードの仕様など細かいところまで深い知識を持っているので、DIYラボでは「電装DIYのきほん」に関する記事を担当。中塚ハカセ、とも呼ばれている。
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