車を快適にするDIY
DIYでもできる、車のフロア(床下)への断熱材施工方法
車中泊する人はもちろんだが、そこまではしない人でも車に遮熱・断熱材を施工する意味はある。夏場の暑さや冬場の寒さを軽減すれば、エアコンの使用を減らすことにもつながる。エコだし快適だ。
ハイエースなどバン系の車で特に有効な断熱材の施工
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以前に「車で使っている人も多い遮熱・断熱材〈メタルシート MS-2〉の魅力」で紹介したことのある断熱材ですが……
●レポーター:イルミちゃん
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この遮熱・断熱材を、実際にハイエースのフロアに貼ってみました。
●アドバイザー:イルミスタ・野本研究員
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今回の実例は、車中泊仕様の一環でしょうか?
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車中泊する人はもちろんですが、ハイエースなどのバン系の車って、エンジンがお尻の下にあるので、夏は暑いんですよ。
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あー。そういう苦労もあるのか。
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今回のハイエースの施工例は、その熱を遮断するための断熱材でもあります。
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それでフロアに断熱材を貼ったのね。
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で、断熱材の施工方法なんですが、フロアカーペットをめくって、鉄板をムキ出しの状態にする必要があります。
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ということはシートも外さないといけない…?
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そうなりますね。だから施工する前の準備作業のほうが大変だと思います。
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フロアデッドニングと同じようなカンジなんですね〜。
施工前の準備。まずは車内フロアの鉄板をムキ出しにする
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ここではハイエースを例に作業手順を見ていきます。
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まず前席シート後ろ側のフロアカーペットを外しました。
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フロアカーペットは無数のピンで固定されているので、それらのピンを全部外せばめくれます。
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シートを外すために、シートレールを固定しているボルトも外します。
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それからセンターコンソールも外さないといけませんね。これはボルトで固定されています。
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ドリンクホルダー部分の底にある、ネジなども外していきます。
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センターコンソールを取り外すとこんな感じ。
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助手席シートとセンターコンソールを取り外せば、その下のカーペットがこのようにめくれます。
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続いて運転席シートを取り外しているところ。
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そして運転席シート下のフロアカーペットをめくれば……
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じゃーん! 鉄板ムキ出しの状態となりました。
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ハイエースはこの下にエンジンがあるんですよ。
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なるほど。それでこの鉄板に遮熱・断熱材を貼っていこう、っていうわけか。
DIY Laboアドバイザー:野本貴之
光ドレスアップの専門店・イルミスタ店長。LED加工や打ち替え、アンダーLEDを得意とする特殊なプロショップ。仕事ぶりは極めて職人気質で丁寧。部品のみの販売も行っている。●イルミスタ 住所:埼玉県三郷市上彦名540-3 営業時間12:00〜21:00 月曜定休(祝日の場合翌日)
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