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DIYでもできる、車のフロア（床下）への断熱材施工方法④

車のフロアへの断熱材の貼り方。ここではハイエースの前席シート下＆センターコンソール下と、足元のフロア鉄板に断熱材を貼っていく作業工程を紹介。

車のフロア（床下）への断熱材の施工方法

「DIYでもできる、車のフロア（床下）への断熱材施工方法③」の続き。

●レポーター：イルミちゃん
前回はハイエースのエンジンルームカバー裏面に断熱材を貼りました。

●アドバイザー：イルミスタ・野本研究員

今回は表面のフロア鉄板への施工です。
床も大きめに切り出した断熱材をバーンっと貼っていくほうが効率的ですね。

お、けっこういっぺんにガバーっといくわけですね。
このとき、センターコンソールを固定するボルト穴のところはカッターなどでくりぬいておきます。
でないとコンソールが付けられなくなるもんね。
それもあるし、断熱材を貼っていく作業中に動かないように、先にボルトで仮固定するのにも使えます。

なるほどね！これならアルミテープを貼りやすい。
そうなんですよ。アルミテープでの外周固定が終わるまでは、仮固定しておくとやりやすいですよ。

ちなみに中央付近の下あたりに、両面テープなどを貼ったりする必要まではない？
ハイエースで試してみた限りでは、センターコンソールやシートレールを取り付けることで抑えられます。真ん中が浮いてきたりは、まずないかなと。
ナルホド。
ただし断熱材を貼ることで厚みが出るので、それによって内張りが付かなくなるような場所は避けましょう。
ふむ。
そのような場所を除けば、基本的にはなるべく隙間が出ないように全面貼りしたほうがいいでしょうね。断熱目的なんで。
ということで、前席フロア後端の壁にも貼っています。

それから運転席シート下にはエンジンコンピューターなどもあるので、いったん浮かせて下の鉄板部分に断熱材を貼って、付け直しました。
フロア全面に施行しようとしたら、いろいろ避けないといけない。

とは言うものの、そこまで神経質になって貼らなくても、全体的にある程度貼れれば効果は出ると思います。
ザックリでいいってことですね。
いいと思います。
けっきょく固定に使ったのはグラスウールのアルミテープのみ？
そうですね。だから施工方法として特に難しいことはないですね。
フロアデッドニングと同じと思っておけばいいのかな。
比較すると、制振材を貼るデッドニングのほうが作業としては大変でしょうね。
そうなの？
実際やってみると制振材を貼るほうが時間がかかります。切って、貼って、圧着しないといけないので。
あー、そういうことか。
断熱材はざっくり切って貼っていくだけなんで、鉄板をムキ出しにする準備さえできたら、そこからの施工は早いと思います。
なるほどね。
ただ、基本的に全面に貼るので、断熱材の量としては思ったより必要になりがち。
今回のハイエースの施工例でいうと……
まず前席シート下に施工してから……

続いて足元フロアのカーペット下にも、制振材と断熱材を貼りました。

ここまでやると、断熱材の量は4～5メーターから、あるいはそれ以上必要になると思います。
なお、今回使っている遮熱・断熱材「メタルシート MS-2」は1メーター幅です。

GS（ジーエス）製のメタルシート（MS-2）本来は住宅用なので30メートル巻きだが、イルミスタでなら1メーター単位での購入が可能。

今回はエンジンからの熱を遮断するのが主な目的での施工でしたが、車中泊で使う人だと、荷室のほうまで施工したいと思うので、もっと必要ですね。

DIY Laboアドバイザー：野本貴之
光ドレスアップの専門店・イルミスタ店長。LED加工や打ち替え、アンダーLEDを得意とする特殊なプロショップ。仕事ぶりは極めて職人気質で丁寧。部品のみの販売も行っている。●イルミスタ住所：埼玉県三郷市上彦名540-3 営業時間12:00〜21:00　月曜定休（祝日の場合翌日）

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