車を快適にするDIY

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DIYでもできる、車のフロア（床下）への断熱材施工方法②

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車のフロアへの断熱材の貼り方。作業内容はフロアデッドニングに近いが、実際のところ、どうせ「断熱」するなら「制振」もいっしょにやっておくと合理的。今回も先に制振材を貼ってから、断熱材を施工していく。

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  「DIYでもできる、車のフロア（床下）への断熱材施工方法」の続き。

  ●レポーター：イルミちゃん

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  前回はハイエースの前席シートとセンターコンソールを取り外し、フロアカーペットをめくりました。

  ●アドバイザー：イルミスタ・野本研究員


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  この鉄板に対して、例の遮熱・断熱材を貼っていくんですね～。

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  そうなんですが、せっかくここまでやるなら、断熱材だけでなく制振材も貼っておくという手があります。

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  ……制振材？

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  デッドニングで使うのと同じ、防音目的の制振材のことですよ。


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  フロアデッドニングもするってこと？

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  ハイ。エンジンの音や振動、それからロードノイズを低減するという意味では、せっかくだからいっしょに施工しておいてもいいのではないかと。

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  せっかくフロア鉄板をムキ出しにしたんだから、同時に施工すれば一石二鳥ってことですね。

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  そういうことです。特にハイエースの場合は前席シート下にエンジンがあるので、音や振動を低減するという意味でも効果的です。

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  なるほど、なるほど。



フロアデッドニング（制振材の貼り方）については「フロアデッドニングのやり方・制振材の貼り方（運転席編）」で詳しく紹介しているので、ここでは省略する。

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  制振材を貼ってからが、今回のメインである断熱材の施工です。

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  断熱材はどうやって貼るのでしょうか？

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  今回貼るのは、以前に紹介した「メタルシート MS-2」です。



GS（ジーエス）製のメタルシート（MS-2） 本来は住宅用なので30メートル巻きだが、イルミスタでなら1メーター単位での購入が可能。

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  ここではロール状の状態からの切り出しですね。

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  メタルシートはごく普通のハサミで切れるので、扱いやすいです。

チョキチョキ


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  ただシート自体にノリは付いていないので、どう固定するか、という問題はありますね。

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  野本研究員はどう固定したのでしょうか？

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  僕はグラスウールのアルミテープをいろいろな場面でよく使うので、今回もそれを使いました。

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  普通のアルミテープとは違うんですね？

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  違いますね。普通のアルミテープだと、引っ張るとカンタンに破けてしまいます。

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  ふむ。

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  断熱材の施工に普通のアルミテープを使うと、すぐ破けたり剥がれたりすると思います。長さんがソレやってたな。

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  普通のアルミテープと、グラスウールのアルミテープはぜんぜん違うのね。

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  グラスウールのアルミテープは、ガラス繊維がクロスに入っているので丈夫なんですよ。それがポイント。

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  なるほど。

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  グラスウールのアルミテープは強度もあって、かつそんなに厚みもないので、使いやすくていいですよ。

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  では、どこから施工していきましょうか？

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  ハイエースの場合は、助手席シート下からコンソール下にかけての場所に、エンジンルームのカバー（フード）がついていて開くようになっています。

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  あ、ホントだ。ココが普通の車でいうボンネットにあたる部分なんだ。


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  そうですね。なので、エンジンカバーの裏側（エンジン側）から断熱材を貼っていくことにしました。

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  表側の鉄板だけでなく、裏側にも貼るのね。

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  昔からエンジンルームのデッドニングで、ボンネット裏側に制振材を貼ったりしますが、それと同じ発想ですね。

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  なるほど、なるほど。