車を快適にするDIY

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DIYでもできる、車のフロア（床下）への断熱材施工方法③

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車のフロアへの断熱材の貼り方。今回はハイエースをモデルに、前席シート下のエンジンルームカバー（フード）に断熱材を貼っていく。場所が変わっても貼り方はほぼ同じだ。

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  「DIYでもできる、車のフロア（床下）への断熱材施工方法②」の続き。

  ●レポーター：イルミちゃん

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  断熱材を施工するときは、まずは貼りたい場所に合わせて断熱材をカットします。

  ●アドバイザー：イルミスタ・野本研究員

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  ここでは、ハイエースのエンジンルームカバーの形状に合わせて貼ろうとしています。


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  なお裏面には純正のカバーが付いているんですが、それはいったん外してから断熱材を施工します。

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  ふむ。それからモールも外しておきます。

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  断熱材をあてて、グラスウール入りのアルミテープで仮固定しつつ、鉄板の形状に合わせてカットしていきます。


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  1枚モノで貼ろうとしているんだ？

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  そのあたりは人それぞれでいいと思います。今回は30メーターのロールから切り出しているので、ここは1枚モノで貼れそうです。

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  なるほど。

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  切り出すラインに沿って内張りはがし等で跡をつけておき、ハサミでカットしていきます。


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  このとき、純正のカバーの固定に使われていたピンを流用して、断熱材の固定にも使っています。この段階は仮固定ですけどね。

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  あ、なるほどね！

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  こうすれば真ん中あたりが浮いてくることもありません。

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  では、アルミテープ固定は外側だけでいいんだ。

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  そうですね。外周部をアルミテープで固定していきます。


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  ヘラとか内張りはがしのような工具で、しっかり圧着させましょう。


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  断熱材が貼れたらモールを戻して……


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  できた～！


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  それから純正カバーも付け直したんですが……

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  あ、そういえば、それを忘れていた！


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  この場面ではちょっとした問題が発生しました。

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  というと…？

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  断熱材を貼ったことで厚みが出るので、純正カバーを戻すときに純正クリップを噛まそうとしても、ネジ山が足りなくてうまく噛まないんですよ。

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  この純正クリップはネジが切ってあるんだ。

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  そうです。鉄板側にボルトがあって、それに対してこのクリップを締め込んであるんです。

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  それが締め込めなくなってしまう。

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  使っている断熱材は5ミリ厚なので薄いほうですが、純正のもともとのカバーはもっとずっと薄いものなので、ネジ山が足りなくなるわけです。

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  どうしましょうか？

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  鉄板側のボルトは6ミリのボルトだったんで、それに合わせてワッシャーとナットを用意して、純正カバーを固定し直しました。


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  あ、そういうことか。ボルトが出っ張らないほど断熱材に厚みがあるわけではないから……

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  そうですね。ワッシャーとナットを用意すればいいだけのことです。それで対処できました。

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  なるほど、なるほど。

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  この方法で、断熱材を貼った上から純正カバーも元通りに付けられました。