カーナビ＋バックカメラのDIY取り付け方法③

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バックカメラ取り付け方法（純正カバー加工パターン）

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カーナビとバックカメラの取り付け方法をセットでプロに教わる連載。今回のポイントは、バックカメラの取り付け位置。バックドアのどこに付けるか？ だけでなく「バックカメラが丸見えにならない」付け方にするための、プロの加工技は参考になる。

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  「バックカメラ取り付けの下準備」の続き。

  ●レポーター：イルミちゃん

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  前回までに、バックドアの内張りとガーニッシュを外してあります。

  ●アドバイザー：カーデン 佐伯研究員

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  カーナビはストラーダを選んだので、バックカメラもお揃いのパナソニック製です。



Amazonでも販売されているパナソニック バックカメラ CY-RC100KDを用意した。

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  バックカメラってバックドアのどこに取り付けるのでしょうか？

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  グレードやオプションによって純正カメラが付く車種だと、台座のようなカバーがあると思います。

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  カバー？

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  取り付けモデル車のスペーシアは純正バックカメラが付いていないので、黒い樹脂製カバー（パネル）でフタされている状態です。目隠しカバーですね。


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  この黒いカバーにバックカメラを固定すればいいのか。

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  そうなんですけど……う～ん。

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  どうかしました？

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  今回のスペーシアに付いているカバーは、フラットなタイプではなくて、三角形に飛び出すような形状になっていますね。

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  外してみると、こんなカタチです。



フラットなカバーではなく、三角形に出っ張っている。

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  この三角の屋根の部分が、ガーニッシュを付けた状態で、ガーニッシュ側の開口部とツラになります。


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  バックカメラレスの車両の場合は、ガーニッシュの切り欠きが塞がるように、こういう形状になっているんだ。

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  しかしそれだけに、この三角形状のパネルにそのままバックカメラを固定すると、ガーニッシュの下にカメラがどーんって丸見えなってしまいますねぇ。

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  それはダメなの？

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  ダメではないですけど、見た目的にいかにも「カメラ付けました！」って感じになるのは、僕的にはイマイチです。

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  それもそうか…。

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  本来であれば、フラットな面（※バックドア鉄板に対してツラ）のカバーにバックカメラを付けたいところ。

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  しかし、今回のスペーシアは、この純正カバーを取ってしまうと、鉄板に穴が開いているから固定できません。



カバーを外した状態だと鉄板に四角い穴が開いている。

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  この鉄板の状況に対してバックカメラは取り付けできないので、なんらかのカバーは必要ですね。

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  仕方がないので、今回は純正のカバーを加工することにしました。

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  ほう…加工？

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  ここからは一般的な取り付け方というより、佐伯研究員流の展開になりそうです。

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  まず取り外したガーニッシュをもういちどかぶせて、ガーニッシュ側の切れ込み（トンネル状の穴）の幅をマーキングしておきます。



マスキングテープを貼った上で、テープにマーキングする。

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  ガーニッシュのかぶり方も考えながら、今回のバックカメラだとこんな感じに付けたいなという位置を決めます。


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  しかし、その位置に付けようとすると、例の目隠しカバーの三角出っ張りに干渉しますが？

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  なのでカバーを切ります。

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  ホホウ。

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  カメラ取り付け位置の目隠しカバーは樹脂製なので、超音波カッターで切れます。

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  どう切るおつもりで？

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  三角に出っ張っている部分を切り落とせば、フラットな面だけ残せそうです。


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  ぐるっと一周、刃を入れて……


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  パカーン。


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  これならちょうどいい角度でバックカメラを取り付けできそうです。


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  おお、いい感じの土台になりそう。

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  ただし超音波カッターで切り落としただけだと汚いので、ペーパーで磨きます。

切断直後



ペーパーで磨く


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  フラットになった。

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  それから磨くことで白っぽくなってしまうので、黒に塗装します。


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  なるほど、そこまでするわけね。今回はちょっとイレギュラーケースになりましたが。

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  パネルが乾いたら、配線通し用の穴を開けましょう。