電装DIYのきほん

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配線の接続＆分岐コネクター最新事情。2本線を1個で分岐できるコネクターも登場！

配線の接続と分岐に使うコネクターの進化が目覚ましい。例えば2本線を1個で分岐できるなど、気が利いている上に、取り付け性もラクなのだ。長らく定番アイテムを使っていた人は、「こんな便利なコネクターがあったのか！」と驚くはず。

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  今日の話題は、配線の分岐や接続に使うコネクターの最新事情です。

  ●レポーター：イルミちゃん

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  最近は、配線作業に使うコネクターも、新しいタイプがどんどん登場しています。

  ●アドバイザー：エルパラ 平川研究員

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  そういえば、先日紹介したハンダスリーブもそのひとつですね。

  ※「ハンダ付けの代用になるハンダスリーブで配線をつなぐ方法」参照。

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  そうですね。他にも新製品がいろいろあるので、紹介していきましょう。

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  今日はどのようなコネクターでしょうか？

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  まず、配線を差し込んで、プライヤーやペンチで圧着するだけで配線の接続ができる圧着型コネクター。


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  被覆も剥かずに、切りっぱなしの配線の状態で、穴に差し込みまして……


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  そのままプライヤーかペンチで挟み込みます。


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  反対側にも配線を差し込んで、同じように処理すれば配線接続がおわり。


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  ……と、ここまでなら、既存のコネクター類でもできたことなんですが……

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  今回のコネクターには、シングルとダブルがあって、それぞれにI型とT型があるんですよ。

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  では、それら4タイプの違いを見てみましょう。

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  さきほど紹介したのは、1本ずつ配線を差し込む「シングルのI型」です。

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  フムフム。

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  「ダブルのI型」もあって、これは2本の配線をいっぺんに差し込めます。


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  ……ホホウ。

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  やり方は同じです。2本の配線を差し込んで……


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  プライヤーまたはペンチで閉じるだけ。


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  プラス線とマイナス線を、いっぺんにひとつのコネクターで接続できるわけですね。


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  まだ、他にもタイプがあります。

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  次は配線の分岐に使う、「T型のシングル」のコネクターです。


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  いわゆる、エレクトロタップ的なコネクターですね。

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  そうです。まずは既存線（純正配線など）に対して、コネクターをセットします。



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  そして、分岐線を差し込んで、閉じます。



分岐完了！


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  いま使ったのは、シングルのT型コネクターですが、「ダブルのT型コネクター」もあります。

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  むむ。
  ダブルのT型ってことは……

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  2本の配線をまとめて分岐できるってことです。


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  どえぇッ!?
  そんなのアリ？

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  やり方は同じで、2本の既存線に対して、いっぺんにコネクターをかませます。


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  そして分岐線も2本とも差し込んだ状態で、圧着します。


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  1個の分岐コネクターで、プラス線とマイナス線がセットで分岐できてしまいました。


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  まあ、車の場合は、マイナス線は近くでボディアースすることが多いので、T型シングルのほうが使用頻度は高いかも知れませんけどね。

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  テープLEDの分岐などには、使えそう。

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  現在エルパラで販売しているラインナップを整理すると、こういうことです（↓）



圧線型中継コネクタ SC-01 0.3～0.5スケアに対応。色は赤とクリアがある（以下同）。



圧線型中継コネクタ DC-02 0.3～0.5スケアに対応。



圧線型分岐コネクタ ST-01 0.3～0.5スケアに対応。



圧線型分岐コネクタ DT-02 0.3～0.5スケアに対応。

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  世の中、どんどん便利になっていくな～。

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  まあ、LED屋のエルパラとしては、こういうコネクターを使うよりもハンダで結線するのが一番確実ですよ、と案内するスタンスは変わらないんですが……

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  ふむ。

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  しかし、今の世の中は、ハンダゴテが扱えない人のほうが多い。そういう時代の流れもあって、コネクター類も拡充していくことに決めました。

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  新型のコネクター類は、このほかにもまだまだドンドン登場しています。